日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

69歳のいまも……人生、後悔することばかり。世の中がなぜこうなのかもわかっていない。世間には本音と建前があるのは知っているけれど……ほんとうのことを知りたい。WEBは巨大な辞書で、玉石混交ですが、検索してみます。訪問していただいて、感謝しています。ありがとう。

『「ブッダの肉声」に生き方を問う』を読む1

 おはようございます。

 朝5時過ぎ、大阪の雨はすこし小降りになったようです。夜中は激しく降っていて、スレートをたたく雨の音が大きかった。

 天気予報をみると、明日は東北を中心に「春の嵐」になるそうです。日本列島の天気は変わりやすい。どうぞ、ご安全に。  

 

   

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8日 金曜日

www.youtube.com

 この動画はシリーズになっています。インドの「屋台や店の料理」と「インドあるある」を撮っています。とても好きで、毎回見ています。大衆的な料理はどの国でも安くておいしい。――衛生的には問題ありの料理ですが、気にしなければ最高です。インドってすごくおもしろい。

 

9日 土曜日

 道に迷っている夢をよく見る。意味を考える。

cherish-media.jp

 ヒントになるサイトです。(リンクさせていただいて感謝します)

 

 朝方、見た夢は、仕事でトラックを運転していて、仲間とはぐれてしまった夢だった。集合時間に間に合わない。焦る。バイパスを走っているのだが、どこなのかわからない。もう町を離れている。すごく申し訳ない気持ちでいた。言い訳はできないだろう……

 これは自分の後悔のパターンといっしょだ。過去のことを思い出すと後悔しかない。

 

 ひとりでいるから道に迷う夢を見るのだろうか。

 たびたびというわけではないが、月に1回は見ているようだ。自動車はトラックのこともあればワゴンや軽自動車のこともある。だいたいは仕事の関係で運転していて約束の時間に間に合わないと焦っている。

 

10日 日曜日

 天気予報では夕方から雨になっていたのに、10時から降り始めました。お風呂に行こうと外に出たらぽつんと降ってきた。日曜日のお風呂屋さんは混むから止めよう。また明日にする。

 

 いまはFM COCOLO を聴いています。女性のMCがいい。どうせ音楽を楽しむなら優しい声がいいのです。音楽に詳しくないので、心地よい音ならなんでもいいのです。できたらボサノヴァを。 

 

 

 

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  著者はこういう人です。禅僧で、たくさん本を書いておられます。

中野東禅 - Wikipedia

 

目次

序章 ブッダの時代とその足跡/お経の成立

  釈迦族の王子として誕生  ブッダの生きた時代  誕生エピソード

  悩み多き少年時代  出家の決意  六年間におよぶ苦行  

  〈中道〉思想にたどりつき、悟りを開く  仏教のはじまり

  布教の旅、そして入滅  お経とはなにか  お経の成り立ち

第1章 ブッダが〈遺言〉で語った「自分らしく生きる知恵」【遺教経】

  ブッダが得た悟り  ブッダの最後の場面

  愚かさを繰り返さない「慎みの力」

  生活のための欲望が夢を狂わせる

  快楽を望む欲望が生活をかき乱す

  わがままな心を打ち伏せよ  怠惰な〈毒蛇〉に気をつけろ

  怒らないことを楽しむ  「おかげさま」が思い上がりの心を抑える

  「無常」を思えば、人間らしく真っ直ぐに生きられる

  「小欲・知足」の実践で心に余裕が生まれる

  ひとりでいる時間が自主性を育てる

  「継続力」は目的意識育成にあり

  「あこがれ」があれば心は乱れない 「落ち着き」は確かな船である

  ブッダの「知恵」で老・病・死の海を渡る

  つまらぬ話題は心を乱す

  ブッダの最後の教え  ブッダの火葬と舎利八分

第2章 ブッダが青年商人に語った「人間関係術」【シンガーラ教誡経(六方礼経)】

  布教の拠点――ラージャグリハ(王舎城

  青年商人のブッダとの出会い

  人格の清らかさを大切にする【信頼】

  心の汚れは信頼をけがす【四不穢業と四悪業】

  人はどのようにして財産をなくすか【財産を失う六つの蛇口】

  真の友を喜ぼう【八つの友人関係】

  青年商人に語った人間関係の心得

  親子は敬愛し合うもの【東方拝】

  子弟は尊敬・尊重し合うもの【南方拝】

  夫と妻は感謝し合い、助け合うもの【西方拝】

  友人同士は支え合う杖【北方拝】

  雇用関係にある者は信頼し合うもの【下方拝】

  宗教者と私たちは生き方を照らし合うもの【上方拝】

第3章 人生のしがらみと「縁」を生きる教え【ダンマパダ(法句経)】

  「恨み」の連鎖を止める

  花の香りのように――「徳」こそ人間の輝き

  愚かな行為は、あなたを一生悩ませる

  「因果応報」と「たたり」は違う  「縁」を大切に前向きに生きる

  善からぬ友は、あなたを悪に染める

  清らかな自己を確かめよ  悪や汚れから距離を置く

  「愛欲」から「慈愛」へ  「あの世」は心が行くところ

第4章 さわやかな生き方の教え【スッタニパータ(経集)】

  ブッダの説法の魅力  牛飼いダニヤ――「憂い」のない喜び

  こよなき幸せ――「感謝」と「満足」は幸せにつながる

  犀の角のようにただ独り歩め――自立した人間になる

  耕す人――「心の座標軸」たる信仰は種であり、修行は雨である

  賤しい人――生まれではなく行為が人をつくる

  破滅する人――〈人の道〉に外れるのは破滅への門である

  最上の富とは――「誠実さ」と「施与」

  勝利者とは――「自己の命」を如実に見る者である

  恥を知る――人格の清らかさが「信頼」を熟成させる

  徳を行う――人の上に立つ者には責任がある

おわりに

 

        …………      …………      ………… 

 

1章は【遺教経】

2章は【シンガーラ教誠経(六方礼経)】

3章は【ダンマパダ(法句経)】

4章は【スッタニパータ(経集)】

 これらのお経を読むことで、その言葉から「生き方」を学ぼうという本。

 

 序章のブッダの時代とその足跡/お経の成立」は多くの人が知っている話です。

 お釈迦様

 生涯はここに書かれているとおりです。

「お経の成立」は、

 ブッダ入滅後、その教えを残しておくために始まりました。「経」「律」「論」に分けられ三蔵と呼ばれました。

 仏教が興隆していく過程で、新しくお経が作られたり、注釈書が作られたりしました。お釈迦様の言葉に近いのは初期の経典といわれています。

 

第1章 ブッダが〈遺言〉で語った「自分らしく生きる知恵」【遺教経】

遺教経(ゆいきょうぎょう)とは - コトバンク

 

仏遺教経 : 和訳 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 

仏遺教経解説

 

 本を読むまで遺教経を知りませんでした。知ることができて、よかった。

 ここでは現代文で紹介されています。

清らかな慎みの力(戒)を支えに生きる人は、自己の欲望のために、商売をし、土地を所有し、使用人を囲い、家畜を蓄えることから距離を置きたまえ。

欲望のために生産活動をし、薬を調剤して販売し、占いをし、政治にかかわり、争いの調停をし、呪いをし、高貴な人におもねってはいけません。

君たちがこの慎みの力をよりどころにしていたら「善きこと」がつき従い、さまざまな恵みがここから生まれます。それが安穏という第一の功徳です。(P53)

 

 このような言葉が書かれているお経です。

 社会的な欲望にただ生きるのでなく、生きる意味を問いかけています。

 この時代には商工業が栄え、信者も増えたのでしょう。仏教が、社会的にも承認されるようになっていったことが、その内容からうかがえます。

 

わがままな五官(五根)の中心は「心」なのです。

心は毒蛇・悪獣・盗賊よりも恐ろしいのです。大火事も比較になりません。

心というものは、足枷のない狂った象や、樹の上を逃げまわる猿のようにコントロールができません。

この暴れる心を打ち伏せて、わがままにならないようにしたまえ。

人は、わがままになると道徳心を失います。(P59)

  ダンマパダの

「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される」

 という言葉が思い出されました。ブッダの基本の部分が形を変えて伝えられているのですね。

 

 短い詩句――

君たち、苦悩から解放される道を目指す出家者は、驕慢(思い上がりの心)を増長することを避けたまえ。

驕慢離れる方法は、自らが世間の価値から外れたものだという視点を忘れないことです。(P65)

 

【遺教経】の後半には、苦悩から解放されるための心のあり方「八大人覚」が書かれているそうです。(P69~

一 少欲の教え

君たちよ、欲望の多い人は利益にこだわるために苦悩が多いのです。小欲の人にはそうした憂いがないのです。

小欲をわきまえている人はへつらいの心がなく、人に迎合することがありません。さらには、感覚器官のはたらきから起こる欲望に引きずられることもないうえに、心が平らで憂いと恐れがありません。物事に対して余裕があり、充ち足りる心があり、寂静がついてきます。

 

二 知足の教え

君たちよ、苦悩から解放されたいと思ったら知足を考察すべきです。それは豊かで、安穏な世界です。知足をわきまえている人は地面に寝ていても安楽を味わいます。

満足を知らない人は、御殿に住んでいても満足しません。そればかりか、お金があっても心は貧しいのです。そのうえ、欲望に引きずられて、知足の人から哀れみの目で見られることになります。

 

三 遠離の教え

君たちよ、損得を離れた安楽を求めるなら、うるさい所を離れて静かな所を選びたまえ。寂静を楽しむ人は神々から敬意をもって見守られます。

だから仲間や仕事関係のつきあいを必要最小限にして、静かな所でひとり苦悩を解消する基本を忘れないようにしたまえ。

騒々しい群れにいたい人は、大勢ゆえの患いを受けます。たとえば、大きな樹木にたくさんの鳥が集まると、その糞などで枯れる心配があるようなものです。

世間の束縛とこだわりは、大勢ゆえの患いに埋没して生じるのです。たとえば、老いた象が深い泥沼に入ると自分の体重でおぼえるようなものです。

この騒がしさから距離を置く知恵を「遠離」というのです。

 

 あと、

四 精進の教え

五 不妄念の教え

六 禅定の教え

七 知恵の教え

八 不戯論の教え

       と続きます。これは本を読んでください。

 

 

君たちよ、怠ることなく精進したまえ。この世のすべては無常なのだから。

もう話さないでください。わたしは逝こうと思います。

これがわたしの最後の教えです。

  これがブッダの最後の言葉と書いてあります。ブッダが遺言に残したのが【遺教経】ということです。

 

 

 

第2章 ブッダが青年商人に語った「人間関係術」【シンガーラ教誡経(六方礼経)】 

シンガーラ経 - Wikipedia

 

「シンガーラ教誡経」は伝わった中国の人々に受け入れやすいように、儒教文化による女性蔑視的表現に訳されている部分があるそうです。この本では現代的に訳されています。

 

ブッダは次のように言われた。

清らかな弟子は四つの汚れた心と行いから離れている。

四つの理由による悪の心と行いをなさず、財産をなくす六つの蛇口に従わず。

どのようにして、四つの汚れた行いのもととなる悪の心【四悪業】を離れるか。

一、欲望による行動をすべきではない。

二、怒りによる行動をすべきではない。

三、愚かさによる行動をすべきではない。

四、恐怖心による行動をすべきではない。

 

 P101には煩悩の種類についてまとめられています。

1貪……欲望。むさぼり。好ましい対象に対するこだわり。

2瞋……怒り。目をつり上げて怒る。顔に表れた怒り。不快な対象ふのとらわれ。

3癡(痴)……愚かさ。道理(物事の正しい道筋)がわからないこと。

4慢……思い上がり。油断。健康・地位・財産などを他者と比較することで生じる。

5疑……真実なるものが信じられないこと。

6有身見……自分の感覚や経験を正しいと思いこむこと。

7辺執見……死後の世界や、霊魂の有無など、証明できないものにこだわること。

8邪見……縁起の理(存在は多くの条件に支えられているという道理)を否定すること。

9見取見……自分の記憶や認識を絶対だと思いこむこと。

10戒禁取見……決まりや観念にこだわること。

 

 読み方は、6うしんけん。7へんしゅうけん。9けんしゅけん。10かいごんしゅけん。

 これら10のものが煩悩の種類です。

 1、2、3は特に三毒といいます。そこから10項目の煩悩が生じるといわれています。煩悩は煩悩を生む。

 

 このお経は六方向を礼拝することに合わせて、財産を失ってしまう六蛇口の行動を戒めています。

1 酒におぼれる者は財産を失う。

2 時刻はずれに街を徘徊する者は財産を失う。

3 祭礼・歌舞に浮かれ歩く者は財産を失う。

4 賭博に耽る者は財産を失う。

5 悪友と交わる者は財産を失う。

6 怠惰な者は財産を失う。

 

 常識的に思えますが、この戒め通りにはできないものです。

 

 六礼拝とは、東、南、西、北、下、上の六つの方向に礼拝することです。

東……父母に。

南……師に。

西……夫や、妻に。

北……友人に。

下……従業員や部下に。

上……宗教者に。

 

 

 仏教が新興の商人たちの導きの手引きになっていく過程で成立したお経なのでしょう。宗教は世俗を無視しては成り立ちません。世俗的なものを取り入れ融合していく。宗教は大衆のものです。ここではブッダが持っていた出家主義は影を潜めているようです。

 

 

            *            *

  

 

 

【遺教経】や【シンガーラ教誡経(六方礼経)】を知ることができてよかった。

 次回は『ダンマパダ』と『スッタニパータ』を読みます。

 

 

 

 

 

…………      …………      …………      …………

 

     読んでいただいてありがとうございました。 

     すべてが穏やかで、誰もが幸せでありますように。