日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

69歳のいまも……人生、後悔することばかりです。世の中がなぜこうなのかもわかっていない。世間には本音と建前があるのは知っているけれど……ほんとうのことを知りたい。WEBは巨大な辞書です。玉石混交ですが、検索します。訪問していただいて、感謝しています。ありがとう。

『ブッダたちの仏教』を読んで

 おはようございます。

 塩ビの波板に雨のしずくがぽたりぽたりと落ちる音がしています。まだ、雨はやまないのか。ラジオ体操に行ってみます。

 ジョギングをする人と同じで、習慣になっているので、休むと気持ちが悪い。

 朝、いつも旦那さんと連れ立って歩く女の人と遇います。旦那さんは杖をついて、右足が不自由なようです。脳梗塞の後遺症で、リハビリしているのでしょうか。がんばっている。 

  

 

   

…………      …………      …………      …………

 

4日 月曜日

革命を理想としたあの頃

 若い頃、27歳から32歳まで中核派のシンパで兵隊だったのですが……〈革命〉を実現することに少しでも貢献したい……という気持ちでした。自分を捨てる気でした。70年代の後半で、新左翼の運動は閉塞状態でした。革マルとの内ゲバは革命軍がしていたのでシンパの自分たちは関係なかったのですが、先が見えない状況でした。機関誌を読み、集会やデモに参加していただけですが……

 革命という観念の理想を信じ込むことは、いまでは恐ろしいと思いますが、その時は、ほんとうに正しいと考えていた……理想に燃えて、という言い方はよいですが、たぶん視野狭窄の状態でした。国のことを考えていても、けっきょく、自分の人生の不満の代償のためにエゴを満足させたかったのです。 

 

革命的共産主義者同盟全国委員会 - Wikipedia

 ここでは客観的に簡潔にまとめられています。

 

 三里塚闘争での中核派セクト主義が嫌になって、止めました。理論を別にすれば、暴力団の縄張り争いと変わりない……と考えたのです。

 

 いまでも共産党に共感する人とか、テレビの評論家のリベラルな発言を正しいと思って賛同する人もいるようですが……その裏の目的は隠されて見えなくされています。ほんとうのことは自分が体験して初めてわかるものです。

 

「抗議や反抗することは、抑圧された国に住んでいる人にとっては正しい」のです。… 

 先進国で自由が保障されている国で、声高に抗議している人を見るのは……微妙な気持ちになってしまいます。 先進国に住んでいるということは、それなりに自由が保障されているわけで……ある意味、欲張りだなと思ってしまうのです。

 

 正しい、正しくない、ではないのです。

 

5日 火曜日

金正雲は独裁者で犯罪者

www.sankei.com

「成功した」と報道するって……

 北朝鮮の人たちは情報を与えられていないので、嘘で言いくるめることもできるでしょうが……「成功した」はひどすぎます。

 これからもアメリカと交渉することができるし、核開発の時間の猶予を得た、と考えているのかもしれません。

 この金正雲という男は多くの人を粛正して殺しているし、20万の人を強制収容所に入れて、日本人を拉致して人質にしている、殺人者で、犯罪者で、独裁者です。

 日本のマスコミが普通の政治家のように報道しているのはどういうことなのでしょうか。「犯罪者で殺人者」なのです。

 独裁者は他の国にもいますが、北朝鮮の場合は悪質です。

 いずれ罪をつぐなわなければならない日が来るでしょう。

 

6日 水曜日

  午前中の病院に行っていて、帰ってからは、昨日のこの動画を見ていました。

www.youtube.com

  韓国については自分も同じ意見です。人間というのはルールを守らなくてはならない。そうでないと他人といっしょに生きていけない。「ルールを守らなくていい」という人は妄想に犯されているのです。 

 去年から韓国が日本への敵意をむき出しにしているので、そのことが気になってしまいます。自分がそんなことを思ってもしかたないのですが。

 

 そろそろ、政治的なことをブログに書くのは止めにします。自分が政治をしているわけでもないので、気にしても仕方がない。

 

 

        *            *

 

 月曜日と同じ著者のこの本を読みます。 

ブッダたちの仏教 (ちくま新書)

ブッダたちの仏教 (ちくま新書)

 

 目次

はじめに

第一章 「ブッダ」とは

1 ブッダ

ブッダ」とは/「仏教」とは/「仏説」とその「仏」の意味の変遷/原始仏教と仏説/部派仏教と仏説/大乗仏教と仏説/過去仏と未来仏/正法・像法・末法/一仏か、多仏か

2 仏身論

原始仏教のゴータマ・ブッダ観/三十二大人相/大乗仏教の仏身論

3 阿弥陀仏の誕生

浄土教の成立と阿弥陀仏の出現/新しい仏教世界

第二章 ゴータマ・ブッダ原始仏教

1 原始仏教ブッダ

唯一のブッダの誕生/ブッダ仏弟子――共通性と相違性/仏弟子たちによる仏教構築――アーナンダの主導性

2 初期経典とは

初期経典の様態/教えの展開と多様性/教えの矛盾/苦についての態度

3 初期経典とゴータマ・ブッダ

初期経典におけるブッダとは/仏教はいつ始まったのか/ゴータマ・ブッダの位置づけ/変容するゴータマ・ブッダ

第三章 展開する仏教

1 仏教はどのように伝播したか

一神教との比較/時代と地域に即する変容

2 仏教は何を信仰するか

「宗」の意義/仏教におけるブッダと人間/仏教と争い/仏教と風土/歴史的展開からみた仏教とは

第四章 悟りと教え

1 二つの要素

普遍性と個別性・特殊性/真理を伝える難しさ

2 悟り

成仏と悟りの境地/ブッダ観の変容と「真理化」

3 教え

教えの変容/修行法/無我思想/女性観/死生観/ゴータマ・ブッダの教えは変わることなく普遍たりえるか

終章 日本仏教の今

日本仏教の置かれた立場/日本仏教の問題点

あとがき

主要な参考文献一覧

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  インドでは仏教はヒンドゥーの宗派のひとつと思われています。それはお釈迦様がヴィシュヌ 神の9番目の化身とされているからなのですが、仏教がその時代や地域のもとに変化してきた証明でもあります。仏教という宗教の許容範囲は広い。日本の大乗仏教はお釈迦様の説かれた教えとはかけ離れたものになっているといえます。

 

 第一章では「ブッダとはなにか」解き明かします。

1  ブッダ観の変遷

 本のタイトルをみてもわかるように、初期仏教の頃には多くのブッダたちがいました。ブッダは普通名詞で、修行して「真理を悟った人」の意味でした。仏教が発展すると、お釈迦様だけをブッダと呼ぶようになったのです。

 

 もともと、仏教は、ブッダになるための教えでした。みんなをブッダにするために、お釈迦様は教えを説いたのです。

 

 お釈迦様が亡くなった後に根本分裂があり、上座部と大衆部に分かれました。

 BC3世紀には「何がほんとうのブッダの教えなのか」を巡って、部派仏教に発展します。教えの解釈研究が盛んになりました。アビダルマの時代です。

 ブッダ観も変化します。上座部ではブッダはお釈迦様ひとりだけですが、説一切有部ではブッダ=阿羅漢と解釈されました。

 

 大乗仏教は紀元前後に興りました。出家主義を批判し、法や仏への信仰によって誰でも救われると説きました。その頃、阿弥陀仏西方極楽浄土に存在するという他方仏の考え方も広まりました。

 

 ブッダ観は「普遍性や救済性」に焦点が当てられ、多くの仏が生まれることになります。

 久遠実成の仏観も生まれました。

 過去仏未来仏という考えも生まれました。

 正法・像法末法という考えも生まれました。日本では1052年から末法に入りました。そのことで浄土教が広まりました。(P26~40)

 

仏身論

 仏身をどう考えるか、ということは重大なことでした。

 

 三十二大人相

 法身・報身・応身の三身論 

 

阿弥陀仏の誕生

  • 壮大で永遠なるブッダとして出現した阿弥陀仏
  • 紀元後100年頃に成立したとされる阿弥陀経の浄土思想は、仏教を大衆化する画期的なものでした。

 

2 原始仏教について

 ブッダの死後、教団のなかでブッダは神格化されていきます。

 弟子のなかでアーナンダは法(教え)について、ウパーリは律について暗誦していました。

 集団があれば不和も生まれます。長老のマハーカッサパとアーナンダのあいだで、女性の出家の件やブッダの死に際して行為に対して、意見の食い違いがありました。

 後に教団の力はアーナンダに移ることになります。

 

 ブッダの神格化は、根本分裂 → 部派仏教 → 大乗仏教となるごとに激しくなります。互いに正当性を主張し、教理が整えられていくからです。また在家の存在が大きくなったことも原因です。

 P86~は、ブッダの特性であるに三明に新たに神足通と他心通、天耳通が追加されて六神通になる過程について語っています。

 

  ブッダの死後には仏教の教理化が進みました。

 また、在家信者を獲得したことで修行法も変化しました。出家主義でなくなったのです。

 縁起の考え方も、初期の簡単なものから複雑化しました。

 これらは「ブッダの教え」を追及、研究するなかで起こったことです。

 

  原始仏教やゴータマ・ブッダに関する概説書や入門書の類は、どれもわかりやすく、あたかも仏教が興起してから一定の思想が説かれ、その展開も必然であったかのように、まとめられたものが多い。多様な要素や複雑な展開の過程が削ぎ落され、それらは最大公約数のような内容となっているのである。したがって、それを前提に原始仏教やゴータマ・ブッダを考え論じれば、不十分で不完全な結果を導くことにもなりかねない。(P101)

 

  初期経典でさえも直接の「ブッダの言葉」ではないわけです。このことは前回『スッタニパータ』を読むことで学びました。経典が成立することには多くの人の手や考えが入り込んでいます。

 特に、日本の仏教は時代の変化に応じて、ブッダの教えに新たな価値をつけ加えながら発展したものといえます。

 

3 仏教の展開

 仏教は、南伝、北伝として継承され、伝わった。

 

 日本では仏教は宗派に分かれて信仰されています。

 仏も菩薩も様々です。観音菩薩文殊菩薩地蔵菩薩……ブッダだけが「信」の対象ということもない。

 ゴータマ・ブッダにたいする「信」は強くはなく、阿弥陀仏などのようなブッダの背後にある存在としてしか認識されないであろう。こうしたゴータマ・ブッダへの信の在り方は、宗派の人々にとってみれば、宗祖の背後におられる阿弥陀仏、廬舎那仏などへの信仰も同様のことがいえよう。

……略……

間接的に「信」う起こしていることになる。時代や地域が移ろうとも、変わるとなく常にゴータマ・ブッダへの「信」に収束する南方の上座部仏教の形態とは、著しく異なっている。伝播の違いによって、このような異なった「信」の在り方が存在するところに仏教の多様性という特質が露わになっているともいえよう。(P131)

 

 仏教の特質

  • 神を立てない。
  • 一神教は他宗教に対して排他的。仏教は宥和的です。
  • 誰でもブッダ(目覚めた人)になることを目指す、人間本位の宗教。

 

4 悟りと教え

 梵天勧請の伝説がある。これによっても真理を理解するのは大変なことだと分かる。

 

 やはり日々の行動の「実践」のなかでしか悟りえない。――八正道

 

  この4章ではP148~154で「真理」について、P155~157で「悟り」について、P158~186で「教え」(修行法/無我思想/女性観/死生観……)について語られています。

 

無我については……

『 スッタニパータ』ではアートマンを意味する我(アッタン)を否定する用語として(アナッタン)と表現されている。

「我という存在はない」「我が存在するという誤った見解から出て」などという詩句がある。――P166

 

女性観……

 初期経典にはこの時代に影響された女性蔑視の表現も見受けられるのですが……

 古い経典『サムユッタ・ニカーヤ』では男であれ女であれ高い境地に至った表現が見られるし、『テーリー・ガーター』では、女性出家者が体得した宗教的境地は男性出家者の表現と変わらない記述で書かれているそうです。

 

  日本でも「差別された女性でも成仏できる」方法が模索され、「変成男子」という考えが出てきました。

 

 

 

            *            *

 

 第五章の「日本仏教の今」では仏教界に、現状を打破することを模索せよ、と呼び掛けています。

 個人的には仏教を信仰する、しないに関わらず、仏教の歴史を知ることは興味深いものでした。

「初期仏教はどうだったのか」という興味で、関連する本を読んでいるのですが、教えが複雑化、教理化する過程がおもしろい。どんな教団にでも、そういうことがいえるようです。社会のなかで存在意義を持とうとすると、そうならざるを得ないのでしょう。

 

 

  

…………      …………      …………      …………

 

     読んでいただいてありがとうございました。 

     すべてが穏やかで、誰もが幸せでありますように。