日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

69歳のいまも……人生、後悔することばかり。世の中がなぜこうなのかもわかっていない。世間には本音と建前があるのは知っているけれど……ほんとうのことを知りたい。WEBは巨大な辞書で、玉石混交ですが、検索してみます。訪問していただいて、感謝しています。ありがとう。

書物誕生 『スッタニパータ』(仏教最古の世界)を読んで1

 おはようございます。

 雨が降っています。二月の最後の日です。明日から三月。春がやってくる、という気がします。朝晩も暖かくなりました。天気予報では午前中は雨が降り続くようです。

 

 政治の世界ではいろんなことがあります。

 国際的にも、グローパーリズムが行き詰まったので、経済は失速しています。中国のバブルはもうはじけているようです。イギリスのEU離脱の混乱は続くでしょう。移民の安い労働力に頼ってきた体制は崩壊しています。移民が増えれば、社会保障費が増大する。国民の税金で支えなければなりません。それに不満を持ったフランスのような暴動が起こる。誰もが貧困に落とされる。

 それでも先進国の国民はまだ豊かな暮らしができているといえます。戦前は植民地からの収奪によって……大戦後は途上国を利用して潤ってきました。そのツケを払う時期が来たようです。

 日本も、いままでのような豊かな暮らしはできなくなるでしょう。覚悟が必要です。 

 

   

…………      …………      …………      …………

 

25日 月曜日

 

www.dailyshincho.jp

 沖縄の問題は難しい……何も言えない気持ちになります。

 基地被害を訴えるだけでなしに国防のことも考えて欲しいけれど……今の雰囲気では無理でしょう。

 被害者意識では何も生み出せない。

 

26日 火曜日

www.youtube.com

 税金を上げて景気が良くなるわけがない。国民を貧乏にするだけです。物を買えない。購買力も落ちる。給料も上げないと労働力の再生産ができない。

 貧乏になって病気になったりすると、社会保障費が増す。そしたらまた社会保障費を取ればいいってことでしょうか?

 政治って、どんなことをやってもいいけれど、国民を見捨てて殺すことはできないでしょう? 日本は――資本主義国で自由社会なので――中国みたいに共産党の独裁じゃないから。

 国民の生活が豊かでないと、社会も豊かにならない。

 日本は、もしかしたらこれ以上ないほど豊かで……税金をまだまだとっても大丈夫なほど金持ちが多い国ということなのでしょうか? 貧乏で下層で生きているのは、自分のような少数の人間だけなのか……

 国民から税金を取ろう奪おうとする財務省が正しいのか……

 対策としては――消費税を上げても、その分だけ物を買わないようにするだけなので――景気は悪くなり、みんなが不幸になります。

 

27日 水曜日

 以前に動画を観たことがあるが、この記者はしつこく自説を披露し時間を独占していた。

 サヨクはこういう人が多い。「自分のやっていることは正しい」と信じ込んでいるので、他の人に迷惑になっても平気だ。偏っている。そういう生き方しかできないので、むしろ可哀そうな人とおもう。

 

www.sankei.com

 

 

 

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 スッタニパータについての本はたくさんありますが、今回はこれを読みます。目次を見て、学問的だなと感じました。 

『スッタニパータ』―仏教最古の世界 (書物誕生―あたらしい古典入門)

『スッタニパータ』―仏教最古の世界 (書物誕生―あたらしい古典入門)

 

目次

プロローグ

第Ⅰ部 書物の旅路――最古の経典の誕生と足跡

第一章 どのように成立したか

 第一節 他宗教との関係――特にジャイナ教との共通性

 第二節 『スッタニパータ』の成立

第二章 『スッタニパータ』の足跡をたどる――伝承と展開

 第一節 南方地域(スリランカ、タイ、ミャンマー)への伝承

 第二節 北方地域(インド、中央アジア、中国)への伝承

第三章 現代に生きる『スッタニパータ』

 第一節 宗教儀礼とパリッタ(護呪経典)

 第二節 「慈しみ」・「宝」・「こよなき幸せ」

 第三節 現代におけるパリッタの意義

第Ⅱ部 作品世界を読む――仏教思想の源流

第一章 『スッタニパータ』をどう読むか

 第一節 信仰の有無

 第二節 ゴータマ・ブッダと最初期の仏教――状況と立場の違い

第二章 「ブッダたち」とゴータマ・ブッダ

 第一節 ブッダは複数存在した

 第二節 「ブッダ」という語はたった一例――最古層資料

 第三節 「ブッダ」のさまざまな用例――古層資料

 第四節 ブッダとゴータマ・ブッダの宗教的特殊性

       ――自ら輪廻の流れを渡り終え、この人々を渡す

 第五節 固有名詞としてのブッダ

第三章 輪廻に対する態度

 第一節 従来の説とその問題点

 第二節 肯定的に捉えられなかった輪廻思想――最古層資料

 第三節 輪廻思想の導入――古層資料

 第四節 輪廻思想の定着

 第五節 ゴータマ・ブッダの輪廻観

第四章 無我の提唱

 第一節 無我の意味

 第二節 最初期の仏教が説いた無我

 第三節 無我の提唱と輪廻観

第五章 涅槃とは何か

 第一節 涅槃のそもそもの意味

 第二節 涅槃と煩悩

 第三節 生と死の視点

第六章 縁起思想の萌芽

 第一節 最古層資料にみる縁起

 第二節 古層資料にみる縁起

 第三節 ゴータマ・ブッダと縁起観

第七章 差別と平等

 第一節 「沈黙の聖者」――最古層資料にみる差別・平等観

 第二節 「生まれ」と「行為」――古層資料にみる差別・平等観

 第三節 精神性から社会性へ

第八章 ゴータマ・ブッダの生涯

 第一節 最古層資料にみるゴータマ・ブッダの生涯

 第二節 古層資料にみるゴータマ・ブッダの生涯

 第三節 『スッタニパータ』にみるゴータマ・ブッダの生涯

エピローグ――ゴータマ・ブッダは何を語ったのか

 参考文献

 『スッタニパータ』の経典一覧表

 あとがき

  

        …………      …………      ………… 

 

  解説です。

スッタニパータ - Wikipedia

 

  中村元先生のお話も、時間があれば聞いてください。

www.youtube.com

 

 

スッタニパータ メニュー

 ここには中村元訳(抄)があります。(リンクさせていただいて感謝します)

 

 

            *            *

 

  Amazonのレビューにもあるように文献批評学の視点から『スッタニパータ』を読み解いた本です。一般向けに書いてあるらしいのですが……学問的で文章は堅い。けれど、その分析により『スッタニパータ』の世界が、より深く見えてきます。

 

本文批評 - Wikipedia

 

 分厚い本なので丁寧に最初から読んでいきます。

 

 

プロローグ

 仏教はバラモン教への対立軸として生まれました。ブッダは、ヴェーダの祭儀や輪廻観を批判しました。そこに現世の苦しみを超える道があったからです。

 プロローグには『スッタニパータ』から仏教最古の世界が見えてくることが述べられています。

 ブッダの死後、結集において「律」と「経」にまとめられました。それは五ニカーヤ(部)と四阿含に分けられました。

 前3、2世紀の部派仏教(アビダルマ)の時代には、体系的な「論蔵」が作られます。

 

『スッタニパータ』は時代によって形を変えてきたことが明らかになっています。

 また、災難から身を守り幸福を得るための護呪経典(パリッタ)の役割を果たすようにもなります。

 

 第Ⅰ部 書物の旅路――最古の経典の誕生と足跡

 第一章 どのように成立したか

  バラモン教が支配していた時代、仏教はジャイナ教などと同じ土俵に生まれました。仏教にはジャイナ教の影響を受けたとみられる部分があるのです。経典などの構成が似ている。またバラモン教の文献とも対応関係があるようです。そのことが1節に述べられています。

 

 2節は『スッタニパータ』の成立について。

  • 最古層に成立したのは4、5章。
  • 古層での成立は1~3章。

 この部分はP18~27にかけて他の文献などを引いて詳細に解説されています。……自分はそこまで詳しく理解する必要はないと思えるので……結論だけ受け取っておきます。

 

 第二章 『スッタニパータ』の足跡をたどる――伝承と展開

 その南方地域(スリランカ、タイ、ミャンマー)への伝承と展開は1節(P31~41)で詳細に分析されています。

 

 前1世紀中頃から前半に成立したといわれるギリシャ人の王ミリンダと仏教のナーガセーナ長老との問答が書かれた『ミリンダ王の問い』という本の中に、「スッタニパータ」の1章~3章にある経が出てくるそうです。

 このあたりで『スッタニパータ』が成立したのではと考えられるそうなのです。

 

  北方地域(インド、中央アジア、中国)への伝承――2節

  •  アショーカ王の碑文は仏教教団との密接な関係を示している。
  • 「義足経」「波羅延経」「牟尼経」と「雑経」についての詳しい解説――P45~48

 ……北方伝承では南方伝承のような五章構成の経典ではなく、第四章や第五章がそれぞれ単経として、また第一章や第三章中の諸経も単独で伝承され、それらは多くの部派で「雑経」に収められていたと考えられる。(P49)

  • 『スッタニパータ』が章の形にまとめられたのは、南方伝承の過程においてであろうということ。
  • 北方伝承では単経として伝わった。北方、南方とまったく違った伝承の形をとったことになる。

 

第三章 現代に生きる『スッタニパータ』

……最初期の仏教では呪術や供儀は否定され、仏教修行者に対しそのような行為を禁止していたことが判る。それは、ある面でバラモン教文化の否定でもあった。(P56)

 それが時代を経ることによって、仏教が大衆化してくると儀礼や呪術などが許容されるようになりました。現実的な利益に資するものとして……パリッタは生まれたのです。

 第2節はその代表的な三経(「慈教」「宝経」「大吉祥経」)について解説されています。

  ここにパリッタについてのエッセイがあります。どういうものかよくわかります。(リンクさせていただいて感謝します) 

上座部パーリ語常用経典集(パリッタ)-真言宗泉涌寺派大本山 法楽寺-

 

  

            *            *

 

  Ⅰ部をまとめてみました。

 一つのお経が伝わってくるにも、当然ながら、複雑な歴史的な背景があるのですね。深いです。

『スッタニパータ』の4、5章が最も古くて、1~3章がそれよりも新しいということも初めて知りました。パリッタという言葉も知りました。

 

 初期仏教に興味がない方にもつき合っていただいて……すみません。m(__)m  

 月曜日はⅡ部をまとめます。

 

 

 

…………      …………      …………      …………

 

     読んでいただいてありがとうございました。 

     すべて穏やかで、誰もが幸せでありますように。