日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

69歳のいまも……人生、後悔することばかりです。世の中がなぜこうなのかもわかっていない。世間には本音と建前があるのは知っているけれど……ほんとうのことを知りたい。WEBは巨大な辞書です。玉石混交ですが、検索します。訪問していただいて、感謝しています。ありがとう。

『はじまりのブッダ』まとめ1

 おはようございます。

「ギターの練習をしなきゃ……」って、いつも思うんです。心だけで実行してない。そんなん、あかんやん。

 焦っても何にもならないけど。

 図書館に本を予約したので、連絡が来るでしょう。取りにいかなくちゃ。 

  

 

           *            *

 

11日 月曜日

 気分が鬱気味なので焼酎を飲み、T.Rexを聴いていました。Kiss も……。グラムロックの時代…… 

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12日 火曜日

 足が痛いのが気になって何もする気にもならない。本も読めない。

 焼酎を飲む。

 体に悪い。

 ほんとうは、一歩でも善い方に進むべきなのだ。

 

13日 水曜日 

 いろんなニュースを見たり聞いたりすると気持ちが動かされるが……自分の足元にあるちいさなことをやり続けるのが大事だと思うのです。

 政治とか……自分ではどうしようもないから。大きな事件もそうです。話題になっていることは考える必要はあるけれど。静かに暮らしたい。

 午後からは本を読んでいました。

 

 

           *            *

 

14日 木曜日 

  初期仏教関係の本6冊を図書館から借りています。 今回はこの本の感想を書きます。

 著者は――

平野純 - Wikipedia

  文藝賞を取っているんですね。小説家です。

 

はじまりのブッダ: 【初期仏教入門】

はじまりのブッダ: 【初期仏教入門】

 

目次

第一章 ブッダは輪廻を信じたか

 最古の経典はブッダが輪廻を信じなかったことをおしえている。輪廻は幻想にすぎない――これこそがブッダの出発点だった。

第二章 ブッダは何者だったか

 ハーレムの歓楽の一夜、王子ブッダは妻子を捨てて宮殿から逃げだす。その後身を投じた苦行にも失敗した乞食修行者のブッダ。大いなる敗者復活への道。

第三章 「異端」ブッダのライバルたち

 ブッダは古代インドの異端の教祖だった。驚きの「暴論」「奇論」で火花を散らし合う知られざる異端思想家たちの実像とは。異端の聖者ブッダ誕生の舞台裏。

第四章 ブッダは霊魂を信じたか

 死後の世界は死んでみなければわからない――ブッダの徹底した現世至上主義は霊魂や神の有無の問題を議論の場から放逐した。懐疑主義ブッダの素顔。

第五章 「諸行無常」とはなにか

 「諸行無常」は古代インドの墓場の屍臭のなかでうまれた思想だった。平家物語ではわからないその誕生の秘密について。

第六章 古代インドの「実証科学」

 異端の王様パーヤーシは霊魂を探して犯罪者の体を切りきざむ。霊魂の問題にとりつかれた王様の「実証精神」がもたらした奇怪な実験の数々。

第七章 異端思想家サンジャヤの悲劇

 異端のせめぎ合う時代を代表するユニークな論法。ブッダに弟子を奪われて「熱い血を吐いた」伝説の思想家サンジャヤの「うなぎ論法」の真実。

第八章 異端ブッダの死

 ブッダの死を聞いて「うるさい男がやっと死んでくれた」といい放った一人の弟子がいた。「諸行無常」を地でゆく異端の師ブッダの末路とは。

  

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  目次に書かれた文章が「答え」を表しています。それが章の内容です。

 著者は初期仏教の様子を〈スッタニパータ〉や〈ダンマパダ〉などの経の言葉から再現していきます。

 

 明治に西欧の宗教学によってに伝えられのは、大乗仏典の前に書かれたお経があったことでした。それまで大乗仏典が真の仏教だと考えていた日本の仏教界は驚愕したのです。「バラモン教」は外道だと思われていたのですが、わかったことは、バラモン教のほうが正統で、仏教のほうが異端だったということでした。

 

「はじめに」のP9にはこう書いてあります。

 本書は、それをふまえて、大乗仏典の時代以前にうまれた初期経典(原始経典ともいう)を材料にブッダの真の姿にできるだけ近づいてみようというささやかな試みである。

 初期仏教に興味がある人にとって、この本はおもしろい。興味がない人にはちょっと……惹かれるものがないかもしれませんが。

 ですから、「へえー、こんなこと書いてあるんだ」とおもっていただければいいのです……大雑把にまとめてみます。 

  

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 バラモン教とは――

          

 こんなサイトがありました。

religion-japan.com

 

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 第一章 ブッダは輪廻を信じたか

 釈迦は「輪廻」については語っていないようです。

 P12に引用されているスッタニパータの詩句は…… こう書かれている。

人が来世についていだく希望や目的は、欲望にもとづいて生じる。(865)

聖者は修行につとめはげみ、この世についてもあの世についても望まない。(779)

死も再生ももはやない者――かれはなにを怖れよう?(902)

 これは輪廻の否定です。

 

 当時、バラモン教ヴェーダ(知識を意味する)が支配していた世界では、輪廻が繰り返されるとなっていました。それはこの世の苦しみがまた繰り返されることでもありました。バラモンたちはそこから逃れる道を説くことで、民衆に対する支配層として君臨していたのです。

 

 後に仏教と呼ばれる新しい思想は、それを明確に否定しました。

 詩句865は、輪廻が幻想に過ぎないことを表現しています。

 ブッダが提出したのは「修行によって、これらの幻想から解放される道」でした。

 それは「真理を知る」という新しい生き方を示したものでした。

聖者は修行につとめはげみ、この世についてもあの世についても望まない。(779)

 

死も再生ももはやない者――かれはなにを怖れよう?(902)

 

 仏教は当時行われていたいけにえを捧げる儀式や、占いや、開運のまじないを否定しました。 

 どこまでも合理的で、知性主義であった……のです。

 

第二章 ブッダは何者だったか

 多くの人はお釈迦様について知っておられるでしょう。この章では〈なぜ、出家したのか〉について考察しています。一般にいわれていること以上の事実は出てきませんが、生まれたばかりの我が子と妻を捨てて家出するところに、仏陀が持っていた〈人間嫌い〉を観ています。

 

 修行のために死ぬほどの苦しみを耐え抜いたのちに、悟りを得て、それで満足しようとする。悟った真理が難し過ぎて世の中に「理解されないだろう」と考えたからです。

 

 ブッダ梵天から諭されて布教を始めることは、ひとつの重要な物語といえます。

 

第三章 「異端」ブッダのライバルたち

 ブッダが始めた仏教は当時の異端だったのですが、異端の思想家はたくさんいたのです。ここでは代表的な人物を取り上げています。

 

  なんといろんな説が流布されていたか……

 今では、ぼくらに理解できなくて笑いますが、当時の社会にはこれら原理的なものを探求することが不可欠のことでした。

 

(この紀元前5世紀頃というのは、西洋ではソクラテス、中国では孔子、インドでは釈迦と……偉人が相次いで登場した世紀でした。どこかでつながっているのでしょう。マルクスなら〈生産力が高まったから〉というでしょうね)

 

第四章 ブッダは霊魂を信じたか

 ブッダは抽象的、観念的な質問には無言を通しました。無記といわれています。

 それらは答えが出ない問題です。

 

 ブッダが目指したのは〈苦を超えること〉自己救済の道でした。それを人々に勧めました。それは実践的な哲学としての態度でした。

 

  この章では自殺の問題を仏教はどう描いているか、取り上げています。『マッジマニカーヤ』という経に書かれているそうです。 

経蔵 (パーリ) - Wikipedia 

 サーリプッタとマハーチュンダの物語です。P92~97。

 

 ここではスッタニパータの言葉が引用されています。『学生ウパシーヴァの質問』の項で1075の詩句です。この本ではこう書かれています。

滅びてしまった者については、知るよすががない。……あらゆるものが絶えたとき、そこに論じる手段はない。 (P98)

 このことからブッダは、霊魂はなく、自分たちが認識できるのは現世のことだけだ、と考えていたことが分かります。

 不可知のものに対しては答えはないのが正しい。

 ブッダ無神論者であったし、虚無主義者で、懐疑論者であったのでしょう。

 

リグ・ヴェーダ』では世界の始まりは有か無か、というようなことが説かれていて、そこから現世を解釈する論理が展開します。ブッダはそういうことをしなかった。

 

 

           *            *

 

 5章からは次回にまわします。

 紀元前5世紀頃のインド世界を想像できて、おもしろかったです。

 

 

 

…………      …………      …………      …………

 

     読んでいただいてありがとうございました。 

     穏やかで……誰もが幸せでありますように。