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『シナリオ作法四十八章』まとめ2

 おはようございます。

 新しい住居では頻繁に回覧板が回ってきます。町内会の活動が活発なようです。28日

29日に夜警=防犯の夜回りのことが書かれていました。まだ新しい住民なので、参加するかどうか迷っています。ちょっと戸惑います。参加しなくてもいいとは思いますが……

 お隣さんと仲良くできるのはいいことです。生きるってことは、そういうことですよね。

 

  

 

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 人生は映画のようなものた、と思うのです。映画は映像を観て理解する、というか、映像でしか伝えることができないメディアです。この世間の現実も、表面的な出来事からから推測したり、理解するしかないようです。他人の心の中まではわからない。物事の真実のところはわからないものでないか……

 そんなことから〈ドラマの作り方〉に興味を持つようになったのかもしれません。

 

シナリオ作法四十八章 (映人社シナリオ創作研究図書シリーズ)

シナリオ作法四十八章 (映人社シナリオ創作研究図書シリーズ)

 

目次

まえがき

その1 映画とTVドラマとはどう違うか

その2 映像と文学とはどう違うか

その3 映像と演劇とはどう違うか

その4 「絵になる」とはどういうことか

その5 モチーフをとらえよ

その6 素材をよくしらべよ

その7 テーマをはっきりさせよ

その8 ヒット性のある企画とは何か

その9 登場人物をきちんと設定せよ

その10 人物にはっきりした性格を与えよ

その11 ストーリイを面白くつくれ

その12 シナリオの形式いろいろ

その13 大バコで起承転結を構成せよ

その14 何を省略し、何を生かすか

その15 小バコはなるべく詳しくつくれ

その16 シナリオの原稿はどう書くか

その17 ドラマはどう書くか

その18 ト書はどう書くか

その19 セリフはどう書くか

その20 ファースト・シーンいろいろ

その21 導入部で観客をひきつけよ

その22 人物紹介あの手この手

その23 状況説明あの手この手

その24 時間処理あの手この手

その25 シャレードの使い方あの手この手

その26 小道具の使い方あの手この手

その27 ナレーションの使い方あの手この手

その28 ウリ、伏線はどう張るか

その29 狂言回しはどう使うか

その30 アト説という手

その31 回想の使い方について

その32 モンタージュについて

その33 シナリオの話術とは何か

その34 心理描写について

その35 人物を活写せよ

その36 リアリティを尊重せよ!

その37 Struggle こそドラマである

その38 サスペンスをUPせよ!

その39 すべてはクライマックスのために

その40 クライマックスのあとの情緒的感動

その41 文学を脚色するポイント

その42 ホームドラマのツボは何か?

その43 推理劇のツボは何か?

その44 喜劇のツボは何か?

その45 やってはならないシナリオ作法上のミス

その46 説明の多いシナリオは不可

その47 芝居が書けていないシナリオは不可

その48 山場が盛り上がらないシナリオは不可

むすび

 

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17 ドラマはどう書くか

 ドラマとはどういうものか、という答えがこの章にあります。

 例を出して導いています。XがYに出会ったシーン。

  • Xの置かれた状況を観客に分からせるためには、Yから行動を起こす。
  • Try させる――するとXがリアクションを起こす。ドラマとは、YがTry し、XがReaction を起こすこと。
  • 違ったTry では、違うリアクションが起こる。
  • もちろん、XがTry してもいい。

 つまりTry によるリアクションがドラマを作る。

 ドラマというものは、こうして語りたいものについて誰かにTry させ、それにReaction を起こさせ語って行くもので、そのReaction こそがドラマである。(P107)

 

 説明のセリフはなるべくTry にして、相手にReaction を起こさせるように運ぶ。これがうまいドラマづくりのコツである。(P111)

 

18 ト書はどう書くか

  ト書きは映像で視覚化できることだけを書かねばならない。

 その原則は――

  • 視覚化されることが可能なこと
  • 映像となる場合の表現と同質のもの
  • 主観的叙述は客観化された表現に置きかえること(P117)

 シナリオは映画の設計図で、ト書きはそのシーンの映像化のためにある。

 

19 セリフはどう書くか

  第17章で述べたように、ドラマはTry とReaction から起こるのだから、Reaction がまたReaction を生んで、XとYの対話が交互に続くことは構わないのだけれど、肝心なことは、XのセリフがXの性格から発生している事、YのセリフがYの性格から発生していることであって、XのセリフからYのセリフにつながり、YのセリフからXのセリフにつながるだけの、即ちセリフだけの連鎖現象ではないということである。どんなセリフも基底に居る人物から発生した筈であり、宙に浮いているものではない。(P122)

 

 セリフを書くときは、すらすらと筆を運ぶ前に、一旦、目を基底の人物に戻して、そこから発生するセリフを書くようにして欲しい。(P122)

 

 P119から2ページに渡って、他のシナリオ作家の、「セリフについての考察の言葉」が引用されています。

 

20 ファースト・シーンいろいろ

 導入部では――これらを観客に伝える。

  • 時や所
  • 人物の性格、境遇、人間関係
  • テーマの方向性の暗示
  • 雰囲気への導入

ファーストシーンにはどういうものがあるか。どう入っているか。(古い本なので例が昔の映画ですが……)

  • 環境の描写から――『晩春』『泥の河』
  • 状況説明から――『望郷』
  • 事件から――『オペラハット
  • 人物から――『偽れる盛装』
  • ナレーションから――『めし』『煙突の見える場所』
  • 字幕から――『日本の悲劇』『海の牙』
  • 先ず、ショックを与える――『断崖』

 

21 導入部で観客をひきつけよ

『望郷』では、導入部でカスバという場所の説明が行なわれる。ペペの逮捕が容易でないことが観客にわかる。場所がカセになってドラマが始まる。

 

  • 導入部では観客にカセや、サスペンスを感じてもらえるようにする。
  • 魅力的な登場人物がいれば、カセやサスペンスがなくてもいい……例えば、ホームドラマはそうだ。何かしら面白くなりそうな、そういう人物がいればいい。
  • 人物の登場で導入部が面白くなるならば、カセやサスペンスをかける必要は必ずしもない。(P138)

 

22 人物紹介あの手この手

 人物を紹介する方法――

  1. 当人のセリフ
  2. 他人のセリフ
  3. ナレーション
  4. 小道具、またはしぐさ
  5. 情景

 これらの実例をP140~150でシナリオを載せて解説しています。

 

23 状況説明あの手この手

  状況とは――

 ドラマの場所、時間、背景、人物関係、境遇、事件、経済状態など。これらを説明する方法に下記がある。

  • 人物のセリフ
  • 情景
  • ナレーション
  • 字幕
  • 小道具、またはしぐさ
  • 情景の対照法(対照的に撮った同じシーンを並べて)『よいどれ天使』

 これもシナリオで例をあげてあります。

 

〈芝居を通じて説明する〉ことが大事。

 

24 時間処理あの手この手

 時間経過はショットを変えることと、セリフの流れを変えることで、簡単に表現できる。(P163)

 時間経過はシーンや登場人物を変えることでも表現できる。(P164)

 

他のやり方――

  • タイトルによる時間経過
  • ナレーションによる時間経過
  • 小道具と衣裳による時間経過
  • 情景による時間経過
  • セリフからのジャンプで時間経過
  • フィルム処理による時間経過

 

25 シャレードの使い方あの手この手

 シャレードとは――何かを象徴的に示すことによって、いわんとする意味が伝わること。小道具も含む。

 Charade の語意はジェスチャー

 しぐさには人物の心情を表すものと、状況を表すものがある。

 セリフを使わず〈動作〉だけで表現する。芝居。

 

 26 小道具の使い方あの手この手

 小道具を使っているシャレードが多い。

 その小道具の意味が後できいてくるように使う。 

 小説だと伏線ということになる。映画では小道具が実に巧みに使われている。

  

27 ナレーションの使い方あの手この手

  映画の場合は言葉よりも絵にして語ることが原則であるから、ナレーションはなるべく避けるべきだが、TVドラマでは、視聴者に語りかけるという特色を生かして、ナレーションを多用しても差支えない、と、私は前に述べた。また、前々章で後者の場合も徒らに多用するのではなく、映像を補う文学的表現という条件を付けた。

 では、どういう場合にナレーションを使うかというと、ある語りたい事柄があるとして、それを芝居として表現するには煩雑に過ぎ、そのために尺(時間)も長くなり、冗漫な感じになったり、複雑で分かりにくくなったり、そうした障害が考えられた場合に、むしろ声(語り)だけで説明してしまった方が、より端的で、すっきりすると思われたときはナレーションを使う方がよろしい、そう考えてもらいたい。最初から絵にする工夫もせず、唯イージーにナレーションに頼るような手抜きをしてはならない。(P183)

 

 著者は一種のモンタージュのつもりで使うべきもの、という。

 

28 ウリ、伏線はどう張るか

 ウリ――紹介したい対象そのものを予備知識として、印象づける。マエ説ともいう。

 伏線――後に起こるドラマのために、因果関係を持つもの(または事柄)を前もって張ること。

「観客が記憶しておいてくれなければ、折角伏線を張っても、伏線にならないということだ」と著者は言います。さりげなく、しかし記憶に残るようにする。

 

29 狂言回しはどう使うか

 狂言回しは、ストーリーを進行させるための司会的な役割をする人物。

 

 狂言回しの基準――

  • 狂言回しは主人公と重要な絡みを持った人物でなければならない。
  • 全篇に亙って、始終登場しても不自然でない人物を選ぶべきである。
  • ドラマに直接巻き込まれる人物ではなく、どちらかと言えば、傍観者(オブザーバー)の方がよい。(P304)

 

30 アト説という手

 マエ説とは対照的にアト説という手がある。つまりウリは予備知識であるのに対し、アト説は事件や芝居が先にあって、あとから実はこれこれであった、こうなっていたのだ、と説明するやり方である。(P205)

 

アト説にした方が、人物の性格なり状況なりが的確に表現される場合に使う。

 

31 回想の使い方について

  •  映画の場合、回想は必ずしも過去の事実に限らず、夢や空想、偽りの告白なども回想で表現することがある。
  • やたらと回想を使うことは好ましくない。観客は映像の進行を現実の進行と受けとめて映像に見入っている。回想が入ると進行が中断されテンボが落ちる。また観客はは回想シーンであることを確認しながら見続けることになり、それが頻繁だと、観客は現実と過去を混同し、進行についていけなくなってしまう。

 

 回想を使うべきところ――

  • セリフで喋ると分かりにくい場合
  • 絵で補強する必要がある場合
  • 現実シーンに過去の事柄が絡んできて、両者を対比する場合

 

 32 モンタージュについて

 モンタージュは、本来「編集」とか「組立」という意味。

 

 モンタージュによって「絵で語る」……(P255)

 

 

 

           *            *

 

  シナリオ作法なので専門的です。そういう知識は普段では関係ないかもしれません。でも、「ドラマの構成の仕方」を知ることはいいことです。

 次回でシナリオについてのまとめは終わりにします。 

 

  

 

  …………      …………      …………      …………

 

     読んでいただいてありがとうございました。 

     穏やかで、誰もが幸せでありますように。