日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

社会の底辺で生きてきて69歳になりました。〈自分なりの仏教〉を心の支えにしてきました。底辺の視点での日記を書きます。訪問していただいて感謝しています。

『シナリオ創作演習十二講』のまとめ2

 おはようございます。

 古い映画が好きです。

 昨夜は映画『瘋癲老人日記』を観ていました。

 ここでも若尾文子がよかった。老人を翻弄する役。山村聰が老境の心理をうまく演じていた。それにしても足フェチシティズムという、女の体の部分に執着する心理もわかりそうな気がする。男はみんな、女の体を魅力的に感じているものなのです。時代が変わってもこれは変わらない。

 いつも思うのですが、こういう根源的なものが人間を支えているのでしょう。それが優しさや愛というものだろう。

 

 

 

 

 ………………     ………………     ………………     ………………

 

  続けてから読んでいきます。

 

シナリオ創作演習十二講 (シナリオ創作研究叢書)

シナリオ創作演習十二講 (シナリオ創作研究叢書)

 

目次

第一部〈書く〉 シナリオ創作演習十二講

 第一講 連想トレーニング――まずは頭脳の柔軟体操

 第二講 十本企画――いったい自分は何が書きたいのか?

 第三講 十枚プロット作成――「行動」を主軸にすえる

 第四講 「発端部」を書く――結論を頭に持って来い

 第五講 展開部(一)を書く――「第一着手の行動」を発展させる

 第六講 展開部(二)を書く――向う岸から船を出す

 第七講 シーンの割り方とト書――シナリオは発注書である

 第八講 展開部(三)(四)を書く――腰ただけになるな、中央突破

 第九講 クライマックス、エピローグを書く――クライマックスこそ「構成」の要

 第十講 台詞を書く――台詞は行動だ

 第十一講 主題(テーマ)とは何か?――誰(何)のためにつくるか?

 第十二講 シナリオ創作のためのチェックリスト

第二部〈学ぶ〉 「名作シナリオ」の実戦的分析――感動の秘密をぬすむ

 一 「愛と青春の旅立ち」

 二 「第三の男」

 三 「用心棒」

 四 「逢びき」

 五 「スティング」

 六 「望郷」

 七 「東京物語

 八 「007は二度死ぬ」……「007」日本ロケーションの思い出

 九 「シェーン」

 十 「天井桟敷の人々」

 十一 「仇討ち」

 十二 「ヘッダ・ガーブレル」

第三部〈考える〉 創作の心理技術――どうしたらシナリオは書けるか?

 一 シナリオを生産するには一定の方法が必要だ

 二 シナリオを書くには、まず二つの準備が必要だ

 三 シナリオを書くとは、創造的環境で行動すること

 四 創造のルツボ――頭脳の中の絶対矛盾

 五 自己と主人公

 六 これがシナリオの「構成」だ

 七 「ダイ・ハード」の構成

 八 悪とは何か?――作家の倫理

 九 企画書

 十 非ドラマ映像について

あとがき

  

           *            *

 

6 展開部②を書く

 ドラマとは5W1Hのなかで、「誰が――何をするか」ということです。

 主人公は目標に向かって貫通行動をする。

 

 展開部①は発端部の原因によって、第一行動を起こす……それは書き易い。でも環境に阻まれる。どうするか。

 やむを得ず第二行動に移るのですが、どう描けばいいか。主人公は途方に暮れていて、落ち込んだままです。

 

秘伝「向こう岸から船を出させる」

 環境の側から突っ込みを入れ、主人公に反応させる。リアクションを起こさせる。

 環境の側から主人公に働きかけさせること。シナリオでは、これを「カセを強くする」といいます。

 主人公の意志(正)と環境の力(反)が激突し、新しい行動(合)が出てくる。

 

 ストーリーを「考えよう、考えよう」としないこと。ストーリーは環境と主人公の激突から生まれて来る主人公の行動の跡です。

 

 この章で著者は、頭脳的、前頭葉的セルフと情念的、夢想行動的なセルフの対立、衝突の説明をしています。それがドラマを作り出す基になっています。

 

7 シーンの割り方とト書

 映画にとって、どんなシーン(場面)を撮るのかというのは重大なことです。そのシーンを撮るのに必要なロケーションやセットを準備する費用や小道具もそろえなければなりません。ヌードシーンがあれば俳優に了解をとらなければなりません。映画は映像でしか表現できません。

 そういう都合を考えてシーン割りが行われる。

 

 ト書きは、そこがどんな場所か、がはっきりとわかるように書かれていなければなりません。カメラをすえる必要があるからです。

 過剰に説明されたト書きはいらない。シーンの前後関係で人物の心理が表現されるものでなければならない。

 

8 展開部③④を書く

 展開部③→④では、環境からの圧力は強大になり、主人公のリアクションも過激になります。葛藤はますます強くなり矛盾は膨らみます。

 ここでも「向こう岸から来る船」(カセ)を描く。巨大な障害、困難を。

 

9 クライマックスとエピローグを書く

 クライマックスは見せ場となります。

 クライマックスは環境と主人公が総力を挙げて激突し、なんらかの決着がつく場面です。

 エピローグは大爆発が収まり、矛盾が解決した後の余韻が残るシーンです。

 

 原因から行動が生まれ、その行動が次の原因となり、何個かのシークエンスによって葛藤と矛盾が深まり、爆発し解決する。そういう原因 → 結果の連なりがドラマとなります。

 

10 セリフ

 セリフは心理描写ではなく、「行動」そのものなのです。感情を言葉にこめる。

 セリフに表れた行動こそ、ドラマです。

 人が人を動かす、それがセリフです。

 正のセリフに対し、反のセリフがある。リアクションを呼び起こす。

 

 主人公は、台詞と行動の上で、相手役(環境)との対立・葛藤・発展を繰返しながら、目標を実現しようと図ります。

   (略)

 台詞は、相互に交渉を繰り返し、お互いに相手を変革しつつ、そのクライマックスに向かって盛り上がって行くのです。(P71)

 

 観客や読者は、一言のセリフに胸がいっぱいになって涙することもある。

 

11 テーマ

 強い主題(テーマ)をもつ作品とは、まず、主人公の貫通行動がしっかりと設定され、それを抑圧する環境との間に、数回の正・反・合のサイクルが繰り返された後、痛烈な爆発力をもったクライマックスで締めくくられているものなのです。(P77)

 

 その貫通行動が、はたして人間にとって価値あるものかどうか? 人間の共感と支持を得るものかどうかが問題です。

 娯楽作品は大衆的な人気を獲得するエンターテインメントで、誰にでも受け入れられる最大公約数的正義の上に立っています。

 

 では、貫通行動の「意味」や「主張」は、何によって決まるのでしょうか?

 それはひとえに、主人公が誰を愛しているか、誰のために生き、誰のために闘うか――誰のために行動するか、によるのではないでしょうか?(P77)

 

 人間の感動を呼ぶのは、実は情念(愛)の強さなのです。(P78)

 

12 チエックリスト

 この章は、P85~97のチェックリストの表についての解説です。

P85 主人公のチェックリスト。履歴書です。

  • そのドラマで彼を抑圧し、締め付けているのは?
  • 何を貫通しようとしているか? 超目標は?
  • 味方は誰?

P87 環境〈社会枠〉チェックリスト

  • 時代。国。場所。分化。自然。
  • 主人公を抑圧しているのは誰?
  • 敵対者
  • 味方
  • 脇役は?

P89 クライマックス

  • そこでは誰が何をするか?
  • 全体としてどんなイメージですか?
  • ポイント(売り)は何?
  • セリフ
  • 作者は何を言おうとしているか

P91 発端部

  • ファーストシーンのイメージ
  • 主人公の超目標はなんですか?
  • どんな事件がきっかけで超目標は生まれたのか?
  • 第一着手は
  • 邪魔をするのは誰?

P93 展開部② 展開部③

  • なぜ第二行動を起こしたか
  • このシーンでのクライマックスは?
  • 結局どうしたか
  • 第三行動はなぜ?
  • このシーンのクライマックスは?

P95 展開部④ クライマックス エピローグ

  • 主人公の第四行動はどうして? きっかけは?
  • 誰が邪魔をする
  • クライマックスはどのように始りますか?
  • どのように展開しますか? どう決着するのですか?
  • エピローグでは誰が何をやるのですか?
  • ラストのイメージ

 

(表の注意事項を換骨奪胎しました m(__)m)

 チェックリストが表になっているのでわかりやすい。

 何度も、何度も繰り返し、イメージを深めること。

 

            *            *

 

「演習」ページを読み、まとめました。

 この本に書いてあることは詳細です。シナリオを書いてみたい人にとってはすばらしい導き手になるでしょう。何度も繰り返すことですが、習うより慣れです。

 物語は空想、創造する力から生まれます。

 ぼくにも、そういう力がほしかった。ドラマを作るのは楽しいことでもあるし、苦しいことでもあります。

 

 次回もシナリオ作家の本を読みます。 

 

 

 

  …………      …………      …………      …………

 

     読んでいただいてありがとうございました。 

     穏やかで、誰もが幸せでありますように。