日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

社会の底辺で生きてきて68歳になりました。後悔ばかりの人生でしたが、それもしかたがないことです。〈初期仏教〉を信じているので、なんとか暮らしています。訪問していただいて感謝しています。ありがとう。<m(__)m>

『ベストセラー小説の書き方』2章、4章まとめ

 おはようございます。

 寒くなりました。Tシャツ一枚でラジオ体操に行くのですが、出かけるときは少し寒い。歩き出すとちょうどいい。

 朝、みんなで体操をするのはいいですね。

 四天王寺の境内には猫もいて、さい銭箱の横で主みたいに座っています。

 ハトは飛び回って、屋根にとまって、ぼくたちを見ています。

 

 

 

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 自分は挫折したけれど、「〈小説の書き方〉をまとめよう〉」と思ったのは……これからも自分の物語を書きたいという気持ちを持つ人がいるだろうと考えたからです。誰でも自分の人生の物語を持っています。人にそれを伝えたい思いがあるんじゃないかと。そんなときに、構成の筋道をつけるようなものがあったらいいだろうと考えたのです。

 

ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)

ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)

 

目次 

第一章 本書はなぜ書かれたか

なぜ再び『ベストセラー小説の書き方』を書くのか 小説の心までは教えられない 本書を書いたさらに三つの理由 読者に損はさせない

 第二章 偉大な名作を書く

 多数の人に読まれなければ意味がない 悪人は書きやすく、ヒーローは書きにくい 作品に不滅の命を与えるのは読者だ わたしのなめた苦い経験をお話ししよう 自分に特定のレッテルをはるのを避けよ 職人気質こそ作家の命だ

 第三章 移りかわる出版市場

 書いたものが売れなければ無意味だ 本は本当に売れなくなったのか 本はかってなくよく売れている 市場は確かに変化した 大型チェーン書店と巨大企業の進出 わたしも最近の変化で恩恵を受けたひとりだ 野心的な一般大衆小説うめざせ 最近の変化に対する否定的意見には根拠がない

 第四章 ストーリー・ラインを組み立てる 

プロットは小説の最大必要条件だ ストーリー・アイデアをみつけるには 読んで、読んで、読みまくれ 書いて、書いて、書きまくれ タイトル探しのゲーム タイプで物語の糸口をいくつも叩いてみよう 三作の古典の冒頭シーンが教えるもの 登場人物をふたり設定して対話させてみよう 古典的プロップのパターン 最初の三ページが勝負だ ファースト・シーンの具体例その一 六つのねらい ファースト・シーンの具体例その二 ファースト・シーンの具体例その三 「予告」のテクニック 相つぐ困難によって主人公を追いつめよ 偶然の一致を避けよ 状況を追いつめる最期の大型爆弾 結末がおもしろくなければ失敗作とみなされる 一般小説とジャンル小説のプロットのちがい SFにおける人物描写 テーマは小説を豊かにする 経験こそ最良の教師だ

第五章 アクション、アクション、アクション

アクション・シーンは多すぎてもまずい アクション・シーンを最大限に利用せよ 緊迫感を出すためのふたつのテクニック

第六章 ヒーローとヒロイン

主人公に要求される五つの資質 平然と殺人を犯すような主人公はまずい 主人公は有能でなければならない 完全無欠な主人公も好まれない

第七章 信憑性のある登場人物をつくりだす

アクションを通して性格描写を 登場人物のすべてを知りつくせ 登場人物の「身上調査書」づくり ステレオタイプを避けよ

第八章 登場人物にいかにもありえそうな動機を与える 

動機づけの弱い作品はボツになる ハーレクイン・ロマンスだけが愛の物語ではない 動機の「重層化」をはかれ

第九章 背景描写(バックグラウンド)

背景の細部をごまかすべからず 地理的、文化的背景はエキゾチックなほうが効果的 地理的背景が使い古されるということはない アーサー・ヘイリーの背景描写 背景の材料を詰めこみすぎないよう注意すべし サスペンス・シーンにも場所を選べ

第十章 文体について 

 ストレートでリズミカルな会話をめざせ 会話を自立させよ きまり文句を退治せよ 『老人と海』に簡潔さを学べ 場面転換をうまくこなすコツ 複数の視点から書くと厚みと幅が生まれる ひとりの視点から書く方法はジャンル小説むきだ

第十一章 SFとミステリー

SFにも可能性あり 現実味のある異星人をつくれ SFの背景描写 近未来は想像だけでは書けない 遠い未来を描くには子供向けの本が参考になる ミステリーにおける十五の注意事項 ジャンル作家という烙印を避けよ

第十二章 避けるべき落とし穴

作家の仕事ほどきつい仕事はない スランプ克服法

第十三章 書いたものをどう売るか 

読者の素朴な疑問に答えよう 利益のむさぼりパターン 真の弊害 安直なイミテーションを書いてはならない よい編集者をさがせ

第十四章 読んで読んで読みまくれ 

 

 

………………     ………………     ………………     ………………

 

 

 

 目次を見れば、4~10章に小説作法が書かれています。そこを中心にまとめます。

 

 2章にも役に立つことが書かれているので取り上げます。

第二章 偉大な名作を書く

 一般に、平均的な読者というものは、小説に次の八つの要素を求めていると言っていいでしょう。

  1. しっかりとしたプロット
  2. 見せ場が多いこと
  3. ヒーローかヒロイン、あるいはその両方が登場すること
  4. 変化と想像力に富み、しかも説得力のある性格描写
  5. 明確で自然な登場人物の動き
  6. 綿密な背景描写
  7. わかりやすい文章
  8. 多少のリリシズムと強烈な印象的イメージを豊富に盛りこんだ文体(P27)

 

 悪人は書きやすく、ヒーローは書きにくい

  •  悪人の行動は無限で、どんなこともできる。ヒーローは読者の尊敬と共感を得ることが必要だから難しい。
  • 悪の要素はどんな人もある。悪人は読者の欲求不満を解消してくれる。
  • この世は善より悪が支配している。ニュースをみればわかる。殺人、強姦、虚言、詐欺、窃盗、背信、偏見、無知、狂信……など。

 だが、ヒーローは必要だ。小説の目的は思想、感情、希望、夢……を伝えることだが、人間の善や正義を描くこともそうだ。

 

 一般大衆が読むのは、ストーリーテラーの作品であって、純文学指向の作家の作品ではない。(P32)

 

わたしのなめた苦い経験をお話ししよう

 著者はSF作家としてデビューしたのですが、当時の収入は満足できるものではなかった。……そして、生きるために、金を稼ぐために、ポルノから興味のない分野のものから何でも書いた過去を語っています。それは野心的な作品を書く時間を得るためだったのです……

 それによって、締め切りに間に合わすために何時間でも、何日でも、タイプに向かって座り続けられるように鍛えられた。

 

             *            *

 

 4章から10章の項目は、そのまま小説作法のまとめになっています。 

第四章 ストーリー・ラインを組み立てる  

 ストーリーのアイデアは、新聞記事、ノンフィクション、他の小説、ふとした言葉から得られる。

  • 関心があるもの。思い入れがあるものから、登場人物やストーリーを作り出す。
  • 最初の一行を書きだし、物語の糸口にする。
  • 登場人物を対話させる。

 

 P106には基本的なプロットのパターンが書かれています。

  1.  作家は今まさに恐ろしい困難に遭遇しようとしている主人公を紹介する。
  2. 主人公はその困難を乗り越えようと努力するが、さらに深みにはまる一方である。
  3. 主人公が穴からはいあがろうとすると、いろいろとやっかいなことが持ちあがる。事態はどんどん悪化していき、ついに考えつかないほどの困難に巻き込まれ、最悪の事態になる。多くの場合このトラブルは、主人公が問題を解決しようとあがくうちに犯した失敗や判断のあやまりがもたらしたものだ。失敗やあやまった判断は、主人公の個性を形成している欠点や美点の相互作用から生じる。
  4. 恐ろしい体験と耐えがたい状況によって、深く傷つき、変貌うとげた主人公は、自分自身について、あるいは人間がつねに置かれている状況について、なにかを学びとる。彼は取り囲まれている危険な状況から脱け出すためには、自分がなにをすべきかをさとる。彼はなすべき行動を実行に移す。それは成功することもあれば、失敗に終わることもある。しかし成功するほうが多い。というのも読者は、ハッピー・エンドを好む傾向があるからだ。(P105)

 

  この後で著者は「これは公式ではない」と言っています。「小説を整理し、内容を充実させるうえで、最も満足すべき融通のきく構造であると幾世代にもわたる作家たちによって立証された、ひとつのバターンを提供しているのだ」

  どう書けばいいかという、小説の構造、バターンが明らかにされています。

 

 P110から書かれているファースト・シーンの具体例その一(コミカルな戦争冒険小説)では、自分の作品を例にあげている。その六つのねらいは、こうです。

  1. できるだけ早く読者の心をつかみたかった。突然起こる過激なアクション。それが起こるまでの〈じらせ〉のテクニック。
  2. 主人公を早く紹介する。(一行目から主人公を描いています)
  3. 主人公を恐ろしい困難につき落とす。
  4. こっけいさ。ユーモア。
  5. たんなるコミック小説でなく、サスペンスあふれる小説にする。
  6. 強烈なリアリティを生み出したかった。

 

ファースト・シーンの具体例その二(恐怖小説)

  1. 普通ではない、注意をひく、不気味ともいえるイメージ。
  2. そのイメージが暗にほのめかす暴力。

 リアリティを持たせることに留意した、と書いてあります。――P140

 

ファースト・シーンの具体例その三(冒険小説)

  1. 事件が起こる前に、登場人物を紹介しておく。
  2. 困難な状況に陥る予感。ムード。(予告のテクニック)

 

相つぐ困難によって主人公を追いつめよ

  • 困難は主人公の状況をさらに悪化させるものでなくてはならない。問題解決を遅らせるためのものだったり、主人公の課題解決を過酷にするのでなく、たんに困らせるだけのものであってはならない。
  • どんな困難も、前の事件から必然的に生じるものでなくてはならない。
  • 困難は、主人公の行動の結果生じたものでなくてはならない。
  • 主人公が愚かで、困った事態に陥るというのはいただけない。

 次の項目にあるように偶然の一致ではいけない、ということなんです。

 

結末がおもしろくなければ失敗作とみなされる

  • それが必然的なプロットの結末でない限り、主人公を戦いに敗れさせてはいけない。
  • 困難のすべてを正当化するだけの解決であること。「もっと早く、その手を使えばよかったのに……」と思われるようではまずい。
  • 問題の解決が見えてないのに小説を書きだしてはいけない。
  • 終わりに近づいたら、小説のスピードを上げる。
  • 終わったらだらだらと引き延ばさない。

 

テーマは小説を豊かにする

 本のテーマはプロットによって暗示されるべきであり、他の方法でしめされるべきではない。ストーリーがまず第一なのだ。――P175

 

 このページには著者が考える小説の要素が挙げられています。

   プロット  人物描写  テーマ  アクション  ムード

   人目を引くイメージ  気のきいた文章  背景

 

            *            *

 

 

 4章をまとめるだけで長くなってしまいました。

 次回は5章から読みます。

 

 

 

 

  …………      …………      …………      …………

 

     読んでいただいてありがとうございました。 

     誰もが穏やかで、幸せでありますように。