日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

69歳のいまも……人生、後悔することばかり。世の中がなぜこうなのかもわかっていない。世間には本音と建前があるのは知っているけれど……ほんとうのことを知りたい。WEBは巨大な辞書で、玉石混交ですが、検索してみます。訪問していただいて、感謝しています。ありがとう。

『新人賞の獲り方おしえます』

 おはようございます。

 大阪は雨が降っています。少し寒いです。台風21号で屋根瓦がめくれていてそこから雨漏りがします。大家さんの話では修理業者が見つからないそうです。多くの被害が出たので。応急処置でもしてくれたらいいのですが。

 入院している人たちはもうアパートに帰っては来ない。人が少なくなって、いまは3人しかいません。いずれこのアパートも取り壊さなくてはならないでしょう。大家さんにとっても頭の痛い問題です。

 雨がやんでくれたらいいのですが。

 

 

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 持っている本を捨てる予定です。その前に目次などを残しておきたい。古い本ばかりですが。

 

 夢みたいなことを考えて過ごした時期……40代になって「このままじゃ、なにもできないな……」と考えて、自分ができそうなことに挑戦しようとして……「小説を書くのはどうだろう」と考えました。 

 

 25年前、この本が「小説を書こうブーム」のきっかけになりました。

 誰もが、小説を書きたがったのです。

「自分でもできるんじゃないか」という幻想を与えるものでした。「挑戦すればできる」と誰もが錯覚したのです。

 ぼくもたくさんの小説作法本を買ったけれど、読むだけに終わってしまいました。

 いまは、やっぱり「才能がないと書けない」と思っています。才能って「続けること」です。好きになって、それをやり続けていても飽きないことが才能です。

 

 小説を書くのには「才能」と「テクニック」がいります。書くのは時間を使うことでもあるし「無駄だったな」と後悔しないことではないでしょうか。

 そんなこと普通の人ならできません。やはり、続けるのは才能でしょう。

 物語を作るのが楽しい、話を作るのが楽しいという感覚を持っていなければ、小説を書くことには向いていないのです。それがわかりました。

 

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久美沙織の新人賞の獲り方おしえます

久美沙織の新人賞の獲り方おしえます

 

目次

はじめに

第一回 小説以前から練習する

 「小説」のまえに「作文」ありき  最初のテーマは「一番はじめに読んだ本」

 優秀作は投げて決める!?  凡庸に埋没するな

 ひとに読む気を起こさせる「かきだし」とは  与えられたテーマのウラを読む

 美は乱調にあり  インパクトのあるタイトルをつける  プロとアマの境目

 四百字作文の最強の基本形  本日の課題……基本形のおさらい

第二回 長編のかきだし

 ケチな感性をはやく身につけよ  国会答弁のような表現は使うな

 新人賞で勝ち残るタイトル  梗概=あらすじと本文の最初の三行で選別される

 原稿用紙で嫌われることもある  長編小説のかきだし

 『丘の家のミッキー』のかきだし  それでも叱られた未来のキスシーン

 『薔薇の冠 銀の庭』のかきだし  『あけめやみ とじめやみ』のかきだし

 シニフィアンシニフィエ  本日の課題……主人公をさりげなく紹介する

第三回 エンターテイメントとは何か

 擬音語、擬態語はなるべく避ける  ファンタシー・センス

 新人賞のCランクとBランクの差はコトバに対する敏感さ

 健全なエンターテイメント  本日の課題……5W1Hと起承転結

第四回 マクガフィンを使いこなせ

 テーマを上手にはずす  エロスとタナトス  マクガフィンを捜せ

 人物の描きわけ  点けた煙草は消す――会話のかきかた

 原始の太鼓  語彙を充実させる  本日の課題……描写力

第五回 登場人物のなかの葛藤

 「徹底的な」描写とは  すべての瞬間が観察のチャンス

 自分で自分を愛する能力  「感情リアル」を表現する  ファンタシーの土台

 「世界」を支える柱がしっかりしているか 

 名前の秘密――登場人物のなかで葛藤が起これば物語は転がる

 事件のパターンにおちいらない  小説自体の快楽

 本日の課題……かっこよくかく

第六回 なぜ一人称小説は難しいのか

 

 「人称」の意味は?  一人称はなぜダメか  弁解なんか読みたくない

 小説もバイエルからはじめよう  自尊心をうっちゃる

 舞台となる世界が言葉を決める  本日の課題……ジャンルをかきわける

第七回 ジャンルに合ったことばを選ぶ 

 時代小説に「少女」は使わない  小説の「おもてなしの心」

 自分が使いこなせる材料を探す  「捨てカット」「つなぎ」の大切さ

 本マグロの大トロのセリフ  何をかきたくてかくのか

 本日の課題……どういう感情を読者に持たせたいか

第八回 新人賞応募のための心得

 群衆の無秩序、混沌をかきわける  デビューの企て方――封筒の作法

 どんなやつかなって、実は思う――自己紹介

 絞りこんだ文章のワザを見せるチャンス――あらすじ

 すぐに役立つ新人賞Q&A  本日の課題……エッセイをかく

第九回 プロの下手な作品を基準にするな

 求められている事柄を切りとってみせる  プロの下手な作品よりうまくかけ

 新人賞に求められるのは志の高さ  作家はどんな生活をしているか

 歌手から小説家になる道もある  本日の課題……大長編の最後

第十回 小説のエロス

 物語に完ペキな終わりはない  読者に対するエサの投げかた

 姿を見せずに近づく  何をかいて何を捨てるか

 この世にただひとりしかいない自分のかくものだから価値がある

 

付録 応募原稿のかき方と郵便作法

 

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  盛りだくさんの内容なので要約するのは難しい。

  とにかく、小説を書くことができるように読者の興味を引っ張っていく、離さない、そういう語り口です。そう狙って書かれた本なんですね。新人賞に憧れを持つことが出来るように……。

 帯には、

「なぜ君は第一次選考を通過できないのか!」

 と書かれています。

 新人賞を目指す者にとっては、親切なマニュアル本です。ベストセラーになったのもわかる気がします。

 

  かきだしっていうのはですね、要するに、ひとに読む気を起こさせるかどうかなんです。だから、これから語るべき内容をなんら思いついていなくても、ちょっとカッコいい、ひと目を引くようなかきだしを思いついてしまったら、もうその時点でかきだしてしまってください。(P20)

 というようなテクニック。

 

「長編小説のかきだし」の項には、

……本を読んだら、そのあらすじをかいてごらんなさい、なんてのもあります。どういう筋か、登場人物のうちで、どうでもいいのは誰で、押さえておかなくちゃいけないのは誰か。どの事件は大事で、どの事件がどの事件のひきがねになっているか。伏線は。ドンデン返しは。作者になったつもりで、あらすじってやつをかいてみると、長編を考えたり、分析したりするための練習になります。(P57)

  こういうこと、アニメや漫画に親しんでいる若い人たちは、自然に思ったり考えているでしょう。時代はアニメが氾濫するようになりました。過剰な物語……の世界、で若い人たちは生きています。ボーカロイドAKB48や坂道グループたちが物語を紡ぎだす時代です。

 無理に小説にしなくても物語がある。

 

www.machikado-creative.jp

 でもやはり、小説はいい。

 最近、読んでいないけれど。

 

 

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 P100にはこう書かれています。

小説の魅力というのは、あらすじじゃないんです。

 

  問題は、その、もう手あかベトベトの「またその手かぁ?」とウンザリしちゃうような話をどう肉付けするか、料理するかなんです。それで、プロはみんな商売しているわけです。それが小説の、エンターテインメントの、正しく健全なありかたというやつです。 

 

  作家の個性というのは、だから、基本的には、あらすじにじゃなく、かきかたそのもののほうにあります。

 

 

 

  これって、なんか人生に通じるものがある気がします。

 

「新人賞を狙えるぞ!」という希望を持たせてくれるテクニックの伝授……。なにかに挑戦すること。そういうことの大切さを教えてくれます。

 

 

 

 

 

 

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     読んでいただいてありがとうございました。 

     誰もが穏やかで、幸せでありますように。