日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

底辺で生きてきて68歳になってしまいました。後悔することが多かった人生ですが、しかたがないです。自分なりの仏教を信じているのでなんとかやっています。訪問していただいて感謝しています。m(__)m

法華経の世界

 おはようございます。

 台風が関東地方に来ているようですが、大阪は蒸し暑い朝です。

 それでも立秋が過ぎたので、徐々に暑さも収まってくるのでしょう。今年の夏は異常に暑かった……2年後のオリンピックをこの時期にするのは過酷です。これからも毎年、暑くなるでしょう。テレビ中継などの都合を優先したスケジュールらしいですが、けっきょくお金の話です。オリンピックは大きな組織の利権になってしまっています。

 

 

 

 

            *            *

 

 

  年を取れば――誰でも、少し宗教的になったりします。法事で形式的に手を合わしていたことを反省し、真剣に祈ったりするようになる。自分のことになって初めて気づいて、お経の意味を知ろうとしたりする。人生を振り返ることも多くなり、自分の死を考えたりすることもあるから……年を取る意味はあるのです。

  死んでいるセミを見ることが多くなりました。

 



            *            *

 

 

 

 

妙法蓮華経の現代語訳です。リンクさせていただき感謝しています。
syoubou.wordpress.com(妙法蓮華経 現代語訳)

 

 

 

1300夜『法華経』梵漢和対照・現代語訳|松岡正剛の千夜千冊

 法華経について書かれた書評です。すごい。詳細な分析には頭が下がります。いろんなことを教えていただけました。

  • 「地湧の菩薩」の意味。
  • 「常不軽菩薩品」の意味。
  • 「地湧の菩薩」の登場から展開が変わり、そこからが大乗の教えになっているという構成のこと。
  • 「久遠の仏」という概念。

 時空を易々と越えてゆく法華経の世界――

 それも「久遠の仏」という概念が出てきたからだということです。大乗仏教が成立していくなかで法華経は作られたからです。 

 


            *            *

 

  ひろさちやさんの法華経訳を読んでいたのです。 

『法華経』日本語訳

『法華経』日本語訳

 

 

  また、 この本も読みました。

<法華経>の世界

<法華経>の世界

 

 目次

Ⅰ 〈法華経〉とは何か?

Ⅱ 「釈迦」とは何か?

 

 法華経サンスクリット語の『サッダルマ・プンダリーカ・スートラ』が原典で、

1 竺法護訳『正法華経

2 鳩摩羅什訳『妙法蓮華経

3 闍那掘多・達摩笈多訳『添品妙法蓮華経

 がある。

 私たちが読んでいるのは鳩摩羅什訳の『妙法蓮華経』です。それがいちばん普及している。

 P17に、「正」と「妙法」はどう違うか、書かれてあります。

 P43にはまとめが書かれています。

  • 法華経』は大宇宙の真理で……釈迦仏が「これから大宇宙の真理をお説きになる」ということを宣言した経典だということ。
  • 釈迦が肉体を捨て、久遠実成の仏になる。「釈迦は最初から久遠実成の仏としてあった」ということが明らかにされます。

 

 法華経大乗仏教を代表する経典としてあり、ぼくの読んでいるスッタニパータは小乗のお経だということです。それでも、スッタニパータが好きですけれど……

 


            *            *

 

 

ひろさちやさんの『法華経』日本語訳の目次を書いておきます。月曜日の『法華経の事典』の目次と比べていただければ、微妙に違っておもしろい。

 

 1 幕開けの章 序品(じょほん)第一

 2 仏に向かっての歩み 方便品(ほうべんぼん)第二

 3 三界は火宅なり 譬喩品(ひゆほん)第三

 4 大乗に心を向ける 信解品(しんげほん)第四

 5 草いろいろ 薬草喩品(やくそうゆほん)第五

 6 未来に対する保証 授記品(じゅきほん)第六

 7 過去世の因縁 化城喩品(けじょうゆほん)第七

 8 五百人への授記 五百弟子受記品(ごひゃくでしじゅきほん)第八

 9 まだ未熟でも 授学無学人記品(じゅがくむがくにんきほん)第九

 10 〈法華経〉を説く心構え 法師品(ほっしほん)第十

 11 多宝塔の出現 見宝塔品(けんほうとうほん)第十一

 12 あらゆる人の成仏 提婆達多品(だいばだったほん)第十二

 13 〈法華経〉を説き弘める 勧持品(かんじほん)第十三

 14 安楽な生き方 安楽行品(あんらくぎょうほん)第十四

 15 大地から出現した菩薩たち 従地湧出品(じゅうじゆじゅつほん)第十五

 16 仏の寿命 如来寿量品(にょらいじゅうりょうほん)第十六

 17 功徳の大きさ 分別功徳品(ふんべつくどくほん)第十七

 18 信仰の喜び 随喜功徳品(ずいきくどくほん)第十八

 19 〈法華経〉を学ぶ功徳 法師功徳品(ほっしくどくほん)第十九

 20 すべての人を拝む 常不軽菩薩品(じょうふきょうぼさつほん)第二十

 21 如来の超能力 如来神力品(にょらいじんりきほん)第二十一

 22 菩薩たちへの委嘱 嘱累品(ぞくるいほん)第二十二

 23 薬王菩薩の事例 薬王菩薩本事品(やくおうぼさつほんじほん)第二十三

 24 妙音菩薩の章 妙音菩薩品(みょうおんぼさつほん)第二十四

 25 観世音菩薩の章 観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんほん)第二十五(観音経)

 26 霊力のある言葉 陀羅尼品(だらにほん)第二十六

 27 妙荘厳王の事例 妙荘厳王本事品(みょうしょうごんのうほんじほん)第二十七

 28 普賢菩薩の章 賢菩薩勧発品(ふげんぼさつかんぼつほん)第二十八

 

 
            *            *

 

 15の「大地から出現した菩薩たち」が小乗から大乗へと、法華経世界の時空が展開するきっかけとなっているようなのです。その訳を引用します。

 仏がそう言い終わるや否や、娑婆世界の三千大千の国土の大地が震動し、無数の割れ目が生じ、そこから無量千万憶の菩薩が涌くがごとくに出現した。その多数の菩薩たちは、身体がみな金色であり、三十二の瑞相を持ち、無量の光明に輝いていた。彼らはそれまで、娑婆世界の下にひろがる大きな虚空の中にいたのである。彼らは、釈迦牟尼仏の声を聞いて、大地の下から出現したのであった。これらの菩薩は大衆の指導者であり、それぞれがガンジス河の砂を六万倍、五万倍、四万倍、三万倍、二万倍、一万倍した数の従者を引き連れていた。さらに、ガンジス河の砂に等しい従者を引き連れる者もおり、その半分、四分の一、さらにその千万憶の千万憶分の一の従者を引き連れた者もいた。いや、億万の従者、千万、百万、そして一万の従者、さらに一千、一百、十人の従者、また五人、四人、三人、二人、一人の弟子を引き連れて来た菩薩もいた。あるいは、世俗を離れて修行する菩薩は単独でやって来た。その菩薩の数は無量・無数であって、計算できないし、譬喩でもって語ることもできない。

 これらの菩薩は大地より出現すると、それぞれが、空中に浮かぶ七宝の塔にまします多宝如来釈迦牟尼仏の前に進み、二世尊の足に頭をつけて礼拝し、さらに宝樹の下の獅子座に座っておられる諸仏を拝礼し、右廻りに三度回り、合掌し恭敬し、いちいちの諸仏をそれぞれにふさわしい言葉でもって称賛・讃歎し、ふして一面に退いて着座し、喜んで二世尊を仰ぎ見た。……略……(P163)

  細密に描写された場面は続きます。すごくドラマチックです。それが法華経の魅力になっています。

 

 

 11の「多宝塔の出現」も場面が変わります。劇的です。

 そのとき、仏の前に、高さ五百ヨージャナ、縦横がともに二百五十ヨージャナの七宝の塔が大地より出現し、空中に浮かんだ。塔はさまざまな宝物でもって飾られ、五千の欄干があり、部屋の数は千万。無数の旗・幟でもって装飾され、宝石でつくられた飾りの板が垂れ下がり、万億という宝の鈴が懸けられていた。その四面には芳香を発するタマーラ樹と栴檀樹が植えられ、芳香が世界に充満している。その天蓋が金・銀・瑠璃・砷磲(しゃこ)・瑪瑙・真珠・玫瑰(まいえ)といった七宝で造られ、高く四天王の宮殿に届くほどである。三十三天の神々は天の華を雨と降らせて宝塔う供養し、その他の天竜八部衆は、華・香・装身具・天蓋・音楽でもって宝塔を供養し、恭敬し、尊敬し、称讃した。

 すると、宝塔の中から大音声が出てきて、

「善きかな、善きかな、釈迦牟尼世尊は、あらゆる人を差別せずに仏とする平等の大慧・菩薩のための教え・仏が大事にしておられる〈法華経〉を、人々のために説かれました。そうです、そうです。釈迦牟尼世尊がお説きになったのは、すべて真実です」

 そう、釈迦世尊を称讃された。

 その時、人々は、大宝塔が出現して空中に浮かんでいるのを見て、また塔の中から発せられた音声を聞いて、喜ぶと同時に、これまで見たこともない出来事を不思議に思い、全員が座より起ちて恭敬し、合掌し、そして退いて片側に控えた。

……略……(P122)

 

 ドラマチックなものは、理屈ではなくて人を引っ張っていく魅力にあふれているんですよね。ここでの描写はメッセージです。伝えたいことの表現なのです。

 

 

            *            *

 

 法華経の世界は深い。ますます魅力的に思えます。

 他にも本を借りてきたので、続けて読んでいくことにします。

 

 

 

 

  …………      …………      …………      …………

 

     読んでいただいてありがとうございました。 

     誰もが穏やかで、幸せでありますように。