日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

社会の底辺で生きてきて68歳になりました。後悔ばかりの人生でしたが、それもしかたがないことです。〈初期仏教〉を信じているので、なんとか暮らしています。訪問していただいて感謝しています。ありがとう。<m(__)m>

『悟りなき「悟り」への道』 米朝会談

 おはようございます。心地よい肌寒さの朝です。 

 

 昨日の米朝会談の感想を書きます。

 アメリカのトランプ大統領北朝鮮の金が合意文書に署名したのですが……非核化できるのでしょうか。

  • 北朝鮮の本音は核保有国になりたいし、そうでないと存在する意味がないでしょう。核を手放すことは絶対にない。
  • アメリカは戦争したくない。経済が順調にいっているいま、それを無にすることはしたくない。 
  • アメリカは非核化を約束させたと言うでしょうが、合意した非核化は言葉だけに終わるでしょう。
  • 北朝鮮大陸間弾道ミサイルは完成していないので、アメリカには脅威ではない。中国のミサイルも実際は脅威ではないのです、核は使えない兵器です。使えばお互いに滅んでしまう。ただ北朝鮮が核をイランやテロリストに売る可能性がある、そうすると世界中が核だらけになってしまう。

www.sankei.com

 

 北朝鮮は抑え込めるとしても、世界の真の敵は中国です。

 中国の覇権主義(植民帝国主義)が問題を引き起こしています。中共は2050年に世界一の軍事大国になることを目指しています。17億人の人口の独裁国が最大の軍事を持つようになる。

 

 中国が南シナ海を自分のものとして太平洋に乗り出すには、沖縄、台湾を支配する必要がある。できれば日本も支配したいので、その計画が進められているはずです。もうすでに、北海道や沖縄、新潟の土地は買われ、中国支配が進んでいます。

 朝日新聞NHKのマスコミの中国上げ、日本下げが日常的に宣伝されています。

 野党も中国や韓国の仲間です。日本を中国に支配してもらいたい人たちです。

 

 政治の世界は利権の調整なので、庶民の生活実感を離れています。

 中国共産党が好きな人たちは、チベットウイグルの人民が弾圧され殺されている現状を見ようとしません。

 

 日本の拉致被害者を救えるのでしょうか。

 軍隊を持たない日本が北朝鮮と交渉して拉致被害者を返してもらうのは困難です。拉致被害者北朝鮮にとって交渉カードだからです。拉致されたのは自分や、あなただったかも知れないので他人事ではないのです。

 

 今回の米朝会談は、予想したとおりの結果で落胆しました。実際的な解決にはほど遠い。政治的にはこれでしかたないのでしょう。

 日本人としてやらなければならないのは拉致された人を取り返すことです。交渉のきっかけは開かれたので、日本政府にはがんばってほしいです。マスコミは、北朝鮮に対して融和ムードを演出して、日本に援助させようとするでしょうが……かっての轍を踏むのを繰り返すことは避けるべきでしょう。

 

 

 

            *            *

 

 仏教の〈悟り〉に関係する本を借りてきました。悟りとは何なんだろう、と考えてしまいます。観念的にわかっても意味はないのでしょうが……

 

悟りなき「悟り」への道

悟りなき「悟り」への道

 

目次 

はしがき

1章 禅の本質は大悟の体験にある

     歴代祖師方の体験     山田耕雲老師の体験

     悟りは須く真悟なるべし  ワキオン・ボーイ医師の体験

2章 真の悟りとは何か

     真の悟りの構造      真の悟りは悟りを忘れること

     真の悟りと因果律     真の悟りと日常生活

3章 禅の種類と実践方法

     禅の種類と人生の目的   座禅の実践方法

     座禅に関する二つの譬喩(ヒユ)

付論 マイスター・エックハルトと禅

     エックハルトの生涯と教えの根底  エックハルト自身の体験

     エックハルトと禅の相違点

付録 岩崎八重子大姉大悟の体験

 

 

 著者は窪田慈雲という人です。

  検索するとこういう動画が出て来ました。

www.youtube.com

 

著作一覧:窪田慈雲 | 春秋社

(三宝教団略史)

 ここでは「当時の曹洞宗門の僧侶たちが表面的な仏事法事の遂行に忙殺され、真の自己を徹証するという大切な修行に専心するのを怠っている様を嘆き……」とありますから、本来の禅に戻そうとされているのでしょう。

 組織って嫌ですね。組織は堕落します。どんな組織も団体も利権に飲み込まれていきます。

 宗教は個人でするものだと考えます。

 自分が信じる道に従って歩めばいいのではないでしょうか。人生、わかってくれる人がいれば安心ですが……宗教的なものは、ひとりで行くほうがいい。

 

            *            *

 

 

「はしがき」にはこうあります。

20世紀に著しく発達した科学とその基本となっている論理的思考に基づく実証主義と、これら伝統的宗教のドグマとは全く相いれないものであるかどうかの検証も必要となってきた。……略……

事実、科学の論理的思考だけを信ずる者は、伝統的宗教あ信じない……略…… (P3)

1章 禅の本質は大悟の体験にある

 釈尊の大悟――「我れ大地有情と同時に成道す」 

  一見明星の時、釈尊は完全にいなかった。すなわち完全に自己を忘じて人空=人無我=主観なしの事実に目覚めた。と同時に星もない。法空=諸法無我=客観無しが事実だと悟った。ただキラキラキラと空間的には宇宙いっぱいに輝いている。そして時間的には無限の過去から無限の未来にわたって、このキラキラ三昧であって微動だもしない。これが一切の存在(大地有情)の真の事実であるということである。「天上天下唯我独尊」(我れ宇宙に一人きり)というのは、この大悟の事実をいうのである。(P18)

  これは著者がいうお釈迦さまの大悟ですが、後のページには迦葉尊者の悟り、阿難の悟りが描かれています。そして28代目に達磨大師に至ることになる、というのです。

 P25~27には慧可が入門を許されたエピソードが書かれいます。ここでは言葉のやり取りなのですが、検索するとこんなドラマチックな話もあります。 

32.二祖「慧可」が腕を切って仏法を求めた話 | 少林寺の秘話 | 全日本少林寺気功協会

  真実はどうなのか……

慧可 - Wikipedia

 

  • 山田耕雲老師の場合(P29~36) 夜中にフッと目が覚める。「あきらかに知りぬ、心とは山川大地なり、日月星辰なり」の損翁の句が浮かんできて、電撃を受けたように大歓喜が湧き上がってきた。
  • 著者の場合(P37~45) 参禅中に「声前の一句千聖不伝。現前の一糸長時無間……」の意味がわかる。後、生死を悟る。
  • ワキオン・ボーイ医師の場合(P46~59) ひとりで坐禅していて、自己が脱落していることを知る。
2章 真の悟りとは何か
  • われわれはうまれてこのかた、有限・相対・二元対立の現象界しかしらない。必ず他人との比較、妥協、競争闘争が行われる。(P64)
  • 本質は自他の境はない。すべての存在は自分自身である。
  • 人間は強力な自我意識によって、自己の本質を覆い隠してしまっている。(P29~65)
  • たとえわずかでも我が本質に気付いたことを見性(我が本性を見る)というのであるが……(P68)
  • 自己を忘れると「万法に証せられる」ということになる。……「おれが」という意識が無くなると一切の事物がそのまま本来の我そのものであることが実証される……(P68)

 この章では主観と客観の壁がなくなった状態が説明されているようです。

 

 P73~77には五祖の弘忍大師と慧能のエピソードが書かれています。禅宗のエピソードはおもしろいし、意味深長なのです。〈悟り〉にこだわり、それをどう得るかという修行が大事にされている証しでしょう。

 

真の悟りは悟りを忘れること

 この項には興味がつきませんでした。悟ることで陥る禅病の症状が書かれています。

  1. 慢心……悟ったと思いこんで慢心する。
  2. 空見……自分一人、平安な境地に安住して、他人の苦しみには無関心になる。
  3. 法執……体験したことに執着することから生ずる。自分は悟ったがあいつは悟っていないという差別感を持つ。

 趙州禅師の悟りについての問答が書かれています。

 道元禅師の悟りに至る過程も描かれています。これらは禅宗にとっては必須うの知識です。

 

真の悟りと因果律

 悟りの論理を解説されています。難しい仏教用語が出てくるのですが、このはじめに書かれていることがまとめになるようです。

 これまでに禅の本質は、われわれ自身の本質及び宇宙の事実が何であるかを悟り、そしてその悟りを忘れることにより、その悟りを人格化した生活を確立することにあることを述べてきたが、このわれわれの本質が現象界に展開する原理は何かというと、因果律のほかにないというのが、仏教教理の根幹であり、それはわれわれの本質から出てくる当然の帰結である。(P105)

  • われわれの本質(空)と因果は一つの事実。三世因果の道理がある。
  • 三時業――(第一順現報受業、第二順次生受業、第三順後次受業)がある。
  • 因小果大の理がある。
  • 「同時の因果」「異時の因果」がある。
  • 因・縁・果・報の四段階に分けられる。
  • 十界の依正(そこに生きる生物の国土)。
  • この十界の生物が次の世界に転生するに当たって、四有の道理がある。
  • 中有から生有に至るのは、自分の過去の業力によるものであって……(P117)
  • 現象界は因果の法のみ。すべての存在の本質は空。

 

 そして日常生活においては、

   布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧

        を反映させていけば悟りの境地を手に入れることができる……

 

3章 禅の種類と実践方法

禅の種類と人生の目的

 唐の時代に、圭峯宗密禅師が著した『禅源諸詮集都序』を参考に、

  1. 凡夫禅
  2. 外道禅
  3. 小乗禅
  4. 大乗禅
  5. 最上乗禅

を解説されています。

 

座禅に関する2つの譬喩では、

楞厳経』に書かれているという「演若達多の頭探し」のエピソードが紹介されています。おもしろいです。P155~160

 

付論 マイスター・エックハルトと禅 

 エックハルトの解説と彼の教え。

  1. 「我」性からの徹底的脱却による魂の脱却した自由(神との合一)。
  2. しかし神を神として考えている限り真の神ではない(「我」性の引力圏内)。
  3. その真の神を「神性の無」と言う(神から離れること)。

 これは禅で言えば「悟ったらその悟りを忘れる」こと。その神秘主義を禅的に解釈したものである。

 

             *            *

 

 

 禅の〈悟り〉体験のエピソードがたくさん詰まった本でした。理論の部分は仏教用語が使われているのでわかりにくいですが、最終的に、修行なり日常生活なり自分の行動が大切なんだな、とわかりました。

〈悟る〉という体験は、ここで描かれていることでは自分が溶けて外界との境を意識しなくなることのようです。自分的には「ちょっと怖いな」という感想です。そんなのでは仏教を生きることはできないんでしょうけれど。自分にこだわっているわがままな怠け者なのでしかたがありません。

 自分にとって、仏教は魅力的です。

 

 

 

 

 

  …………      …………      …………      …………

 

     読んでいただいて、ありがとうございました。 

     誰もが穏やかで、幸せでありますように。