日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

底辺で生きてきて68歳になってしまいました。後悔することの多かった人生ですが、しかたがない。自分なりの仏教を信じているのでなんとかやっています。訪問していただいたことに感謝しています。ありがとうございます。

『銃・病原菌・鉄』上巻

 

 おはようございます。 

 

 

 

           *               *  

 

 上巻だけでも317頁ある分厚い本なので読むだけで時間がかかってしまいました。(まあ、焼酎を飲んだりしていたこともあって ^^; ……ダメなんです)

 うまくまとめられるかなあ。

 メモと、思ったことを書きます。

 

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
 
目次

プロローグ ニューギニア人ヤリの問いかけるもの
第1部 勝者と敗者をめぐる謎
  1章 一万三〇〇〇年前のスタートライン
  2章 平和の民と戦う民の分かれ道
  3章 スペイン人とインカ帝国の激突
第2部 食糧生産にまつわる謎

  4章 食糧生産と征服戦争
  5章 持てるものと持たざるものの歴史
  6章 農耕を始めた人と始めなかった人
  7章 毒のないアーモンドのつくり方
  8章 リンゴのせいか、インディアンのせいか
  9章 なぜシマウマは家畜にならなかったのか
  10章 大地の広がる方向と住民の運命
第3部 銃・病原菌・鉄の謎
  11章 家畜がくれた死の贈り物

 

              *               * 

 

ヤリの質問 書かれるべきこと

 サブタイトルに「1万3000年にわたる人類史の謎」と書かれているように〈世界はなぜこうなのか〉を進化生物学の立場から明らかにした本です。

 それはニューギニア人ヤリの問いかけから始まりました。

「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」

 世界は不均衡です。それはなぜか、という質問。

 1972年のことでニューギニアはまだ独立を果たしていませんでした。

パプアニューギニア - Wikipedia

 

 

 簡単なまとめ

 プロローグのP19の「現代世界の不均衡を生みだしたもの」の節では、1500年時点での技術や政治構造の〈各大陸間での格差 〉が不均衡を生んだと指摘しています。

1部

 進化の歴史(1万3000年前~ 各大陸の環境)が描かれます

 環境の差がどんな影響を及ぼしたか……主にポリネシアの島々の考察

 スペイン人がインカ帝国を征服できたわけ

2部

 農耕が始まった事情と、家畜の飼育の考察

3部

 病原菌の影響について

 

下巻(3部の続き)

 食料生産と文字の発明、技術の伝播について

 生産物の余剰、蓄積による集中化

4部

 2部、3部の分析が各大陸にどう当てはまったか

 新世界への植民と民族の衝突が起こった

 

 

             *               * 

 

 

メモしたこと 思ったこと
  • いままでの西欧中心の世界観に対して逆転の見方をしている。それは著者が太平洋地域、東アジアの民族についてフィールドワークを行ってきたから。石器の研磨は日本が一番早かった(ヨーロッパより1万5千年前)し、土器の使用はヨーロッパでは5千年前からだがアジアでは9千年前から行われていた。農耕も9千5百年前に中国で始まっていた。
  • P51には人類が生まれて拡散した時間的経路の地図が掲げられています。 
  • アメリカ大陸の最初の遺跡(12.000年前)。初めて知りました。クローヴィス文化 - Wikipedia
  • 現代の不均衡は1500年時点の、西欧とアジアの技術や政治体制の違いから起こった。
  • 技術が伝播して行ったのが……ユーラシア大陸の急速な発展の理由である。それが他の大陸との差になった。

 

 1部ではポリネシアの島々の自然環境と農耕、狩猟採集生活との関係が分析されています。集約型農耕制は余剰生産物を生みだし、社会制度を発展させます。狩猟採集生活では自然中心の部族的生活になります。軍事的もものや工業的なものが発展しない。

 自然環境が暮らし方に影響を与える。

 格差の原因は自然の〈環境〉にあるのです。

 

              *               * 

 

 

 

  長くなりますので、明日に続きます。 

 

 

 

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    読んでいただいて、ありがとうございました。

    誰もが穏やかで、幸せでありますように。