日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

社会の底辺で生きてきて68歳になりました。後悔ばかりの人生でしたが、それもしかたがないことです。〈初期仏教〉を信じているので、なんとか暮らしています。訪問していただいて感謝しています。ありがとう。<m(__)m>

時代はどう区分されているか / 「木」


 おはようございます。

 ずいぶんと暖かくなりました。もう寒いという感じじゃないです。桜もいっせいに咲き始めました。木は季節に敏感で素直です。すごい。 

 

 

  

 

          *               * 

 

 

歴史をつかむ技法 (新潮新書)

歴史をつかむ技法 (新潮新書)

 

 の2章「歴史の法則と時代区分」の話がおもしろかったので、まとめておきたいと思いました。

 

 

 

1 歴史に法則はあるのか

「歴史は、原始、古代から現代へと順を追って進歩している」と思っている人が多いのではないでしょうか。進化する法則のようなものがあると……ぼくもそう思っていました。

 でも、24日に、岡田英弘さんの言葉を紹介したように、個々の偶発的な事件の積み重なりとみる見方もあるのです。

 

 法則があるようにみえるのは、人間がストーリーを与えているからです。マルクス主義史観は、各時代の生産様式に注目して時代区分を分けました。古代奴隷制→中世農奴制→資本主義社会→社会主義社会と進化するのだという発展段階説です。

 理論としてはありなので、ぼくも多少はそれを信じるのですが、共産主義は破綻しています。ソ連は崩壊しましたし、中国は共産主義とは似ても似つかない独裁資本主義へと変質しています。

 共産党が〈プロレタリアート独裁〉である限り、少数エリート層の独裁になってしまう。人が関わる限り、理論通りにはいきません。

 

 

2 「時代」とは何か――日本史の場合

 マルクス主義歴史学は歴史には発展段階があるとして、時代区分を理論によって明確化しました。古代は奴隷制、中世は農奴制、近代は賃金奴隷制というわけです。時代区分を作ったのはいいのですが、どうも西欧中心な歴史の見方のようで、アジアやアフリカには当てはまらないようです。

 日本では中世に近世を加えています。ヨーロッ場の歴史学に沿う形で、中世を「前記封建制」、近世を「後期封建制」と呼ぶこともあります。

 なぜそうしたかというと歴史学の〈中世は農奴制〉の定義に当てはまらないからです。

 

 日本史においては、荘園制を〈古代的〉とし、武士団を〈中世的〉ととらえる見方がなされています。

 また、

高校教科書でも『詳説日本史B』では、平安時代後期に摂関政治に代わって上皇が権力を握り政治を行う時代、いわゆる「院政期」からを中世としていますが、鎌倉時代からを中世とする教科書もあります。(P90)

 けっこう曖昧なのですね。

 それは歴史学者が様々な指標を見出して、時代の変化をとらえているからといえます。それぞれの歴史解釈が左右しているのです。

 

 でも、P95には、時代区分の表があります。

 

原始

 約36000年前~ 旧石器時代

 約13000年前~ 縄文時代

 約2500年前~  弥生時代

 

古代

 1世紀頃 「楽浪海中に倭人あり」(『漢書地理志』)

 239年  「親魏倭王卑弥呼に制詔す」(『魏志倭人伝』)

 3世紀中頃~ 古墳時代

(空白でよくわからない四世紀)

 593年~ 飛鳥時代……奈良盆地南部に都

 710年~ 奈良時代……平城京に都

 794年~ 平安時代……初期、摂関期、院政

 

中世

 1192年~ 鎌倉時代……本格的な武家政権の登場

 1336年~ 南北朝時代……朝廷の衰退

 1392年~ 室町時代……政治的な不安定続く

 1477年~ 戦国時代……「世界」と本格的な接触

 

近世

 1573年~ 安土桃山時代……荘園制の完全崩壊

 1603年~ 江戸時代……後期封建制とも呼ばれる

 

近代

 1868年~ 明治時代……資本主義社会の登場

 1912年~ 大正時代……大衆化が本格的になる

 1926年~ 昭和時代……戦前

 

現代

 1945年~ 昭和時代(昭和20年以降) ……占領下高度成長

 1989年~ 平成時代

 

 

          *               * 

 

 時代の特徴が書かれています。 

  • 武士の政権ができることで中世になったとされています。
  • 昭和が、戦前と戦後に明確に別れているのが印象的です。戦前までは近代なんですね。戦後の価値観の転換は凄まじいものだったのだなと想像できます。

 基本的な権力の政権の変化が時代を分けていく……と知りました。

 

 

 P113には文化史の図表があります。

 歴史といえば、その時代の文化が思い浮かびます。

古代

 飛鳥時代は「飛鳥文化」(7世紀前半)と「白鳳文化」(7世紀後半~8世紀初頭)に区別される。

 飛鳥文化は仏教中心の文化。

 白鳳文化律令国家が成立した時代の唐の影響を受けた文化。

 奈良時代天平文化

 平安時代は中国の影響を離れ、日本独自のかな女流文学や、大和絵が描かれ、国風文化と呼ばれます。

中世

 鎌倉時代鎌倉文化。新しい仏教が興って庶民が登場します。

 室町時代は「北山文化」「東山文化

 江戸時代は「寛永文化」「元禄文化」「化政文化」。

近代

 明治の西欧化を押し進めた文明開化

 大正、昭和には大衆文化消費社会が到来した。

 

           *               * 

 

 近世以前は政治と文化は結びついていました。近代になって、文化は政治の影響から自立するようになったと記述されています。

 

 現代では、文化や情報を提供するマスコミの偏向(大衆の愚民化計画)が批判されています。それでも日本はいい国だと思います。中国のような独裁国では、自由に意見をいえることはないのです。

 

 歴史を区分する意味がわかった気がします。

 

 

 

 

 

 

 

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   「木」

 

木に

そっと

手を当てる

滑らかな

木肌には

温かさがあって

懐かしい

森の

奥で

ちいさく

鳥の

鳴き声がして

それは

夢で聞いた

ささやきのようで

幹に

手を回し

抱きしめると

ずっと

別れていた

兄妹と

出会ったような

気持ちになる

 

 

 

  

 

 

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    読んでいただいて、ありがとうございました。

    誰もが穏やかで、幸せでありますように。