日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

底辺で生きてきて68歳になってしまいました。後悔することの多かった人生ですが、しかたがない。自分なりの仏教を信じているのでなんとかやっています。訪問していただいたことに感謝しています。ありがとうございます。

小説『深淵の覇者』を読みました

 

 おはようございます。

 暖かい朝です。昨日の日曜日は春の陽気でした。このまま春になるのでしょうか。もう冬の衣装はしまわないといけないです。気持の持ち方も変えないと。(^o^)

 

 

  

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  数多久遠さんの小説は、前に「黎明の笛」を読みました。竹島を奪還するシュミレーションで、今回は中国の原潜との戦いです。尖閣の海でこういうことが起こったとしても不思議ではないな、と思えました。

深淵の覇者

深淵の覇者

 

 元自衛官だった作者の描写にはリアリティがあります。 難しい専門用語も詳しく解説されています。「こういうふうに国は防衛されているんだ」と思いました。

 

 ぼくらのような庶民が〈国の防衛〉を考えることは難しいことです。

 日本を〈平和呆け〉のままにしておきたい勢力があるからです。 

 共産党民主党などの野党が言っていることは「防衛するな」「防衛するのは中国への挑発だ」ということにつきます。防衛すると戦争になる。

「中国に逆らうな、従え、支配されろ」というのが彼らの本音なのです。「挑発するから戦争になる、それでいいのか」と日本国民を脅しているわけです。

 リベラルな人たちは「憲法9条で平和が保てる」と言い続けています。北朝鮮や中国が、憲法9条があるので攻撃してこない、でしょうか……。日本は専守防衛と規定されているので〈相手から攻撃されて被害を受けて、はじめて反撃できる〉。日本人が拉致されても救出にも行けません。日本が反撃できないのをいいことに、相手は脅してきます。そのやり方はヤクザの因縁つけと同じです。相手がその気になれば、最初のミサイルの一撃で、日本人が何万人も死ぬ可能性だってあるのではないでしょうか。

 ここで問題なのは〈無力感〉に陥ることです。

 なにもできないという無力感が広がれば「中国に従え」という声が高まるでしょう。それが〈支配される〉という状況なのです。中国の属国化する。

 リベラルの人たちの頭のなかでは、尖閣中国軍艦が来ていることも、日本の経済水域に北朝鮮のミサイルが撃ち込まれていることも、平和の証なのです。

 ぼくには、〈そういう人たちは日本を分断したり破壊することに熱心〉なようにしか見えないのです。

 

 中国共産党は2030年には「世界一の軍事大国になる」という目標を掲げています。

matome.naver.jp

 

 そのまま進めば、アジアは中国に支配されるようになります。中国は共産党の独裁国なので反対意見は存在しません。反対すれば投獄されます。計画通り進めるでしょう。じっさい南シナ海での中国の軍事基地化は進んでいます。

 中共はグアムを含む第二列島線までは、自分の海だと主張しています。そこに含まれる国は自分ものだと言います。そういうことを平気で言う独裁国なのです。台湾、沖縄、フィリピンへの支配の手を伸ばしています。

toyokeizai.net

 

 

 この小説は、現実にあってもおかしくないことが書かれたシュミレーション小説です。1915年に出版されているのですが、現実にこういうことが起こっている、といわれたとしてもおかしくないほどリアルです。

 

 

 

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粗筋

第1章

 木村美奏乃は春木香苗と、岸電気工業の沼津工場〈防衛装備取扱区域〉に来ていた。ナーワルシステム開発は最終段階にある。これはソナーによる潜水艦探索を無効にする技術で、後は実際に使えるか実験するだけになっている。美奏乃は5年前に潜水艦まきしおの事故で婚約者の真樹夫を亡くしている。本当に事故だったのか……何か隠されている気がする。それを知りたい。

 実験は潜水艦「こくりゅう」で行われることになった。美奏乃も参加する。艦長は事故を起こした〈まきしお〉で副官だった荒瀬だった。婚約者の弟、嗣夫もこくりゅうに転勤を願い出ていた。美奏乃は協力を頼む。

 そして嗣夫は荒瀬のロッカーから兄の遺書を発見する。

  

第2章

 5年前。自衛隊佐世保病院で真樹夫の臨終に立ち会った記憶。どうして事故になったのか、ちゃんと説明されない。真樹夫の体にあった内出血の痕。後に荒瀬が家に来て事故の説明をするが納得出来ない。

 艦長の青山にも会いにゆくが、精神科に入院していて面会はできなかった。

 

第3章

 真樹夫の遺書には中国の原潜から攻撃を受けたことが記されてあった。嗣夫は荒瀬に「中国がロシアから原潜を買うことはないか」問う。荒瀬は動揺する。

 

 そんな時、中国の艦船が尖閣諸島に近づきつつあった。自衛隊の司令部、内閣の危機管理センターは〈海警行動〉を発令する。水上艦あきづきが未知の潜水艦に警告のアスロックを射つが、無視され、あきづきは爆発、沈没する。

 美奏乃と荒瀬は未知の潜水艦の分析をする。

 女性首相の御厨は尖閣海上を占拠した中国空母遼寧への攻撃を命令する。

 

 そしてナーワルシステムを持った潜水艦こくりゅうと、中国がロシアから買って改造した〈長征13号〉の戦いが始まる。

 

 

          *               * 

 

 戦いは迫真のリアルなものでした。さすが、軍事に身を置いていた作者だと思いました。

 

 この小説を読まれた方たちの感想です。 

深淵の覇者 感想 数多久遠 - 読書メーター 

 

 

 自分の感想をいえば、戦闘シーンが大部分なので……もっと、中国や日本政府のかけひきや交渉が描かれていたらおもしろかったのではないか、と思いました。

 国防に身を捧げる意識を持っている自衛官の人たちは尊敬に値すると思ったのです。ひとつの組織として動く……命をかけて命令を実行する……それは貴いことです。

 ぼくのような者にはできないことです。誰かが国を守らなくてはならない。

 国でなくてもいい。〈何か〉に誠実であることを思いました。責任を持つことは大事なことだ、と思ったのです。

 

 

 

 

 

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     読んでいただいて、ありがとうございました。

     誰もが穏やかで、幸せでありますように。