日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

底辺で生きてきて68歳になってしまいました。後悔することの多かった人生ですが、しかたがない。自分なりの仏教を信じているのでなんとかやっています。訪問していただいたことに感謝しています。ありがとうございます。

岩井俊二の「リップヴァンウィンクルの花嫁」 / 「鳥」

 おはようございます。

 夜にコーヒーを飲んだら眠くならなくて、寝られなくなってしまいました。うとうとできたのは深夜2時過ぎです。最近、エナジードリンクの悪影響など取り沙汰されていますが、なんかわかる気がします。

 雨が降ったようです。道路が濡れています。 

 

  

 

          *               * 

 

 

  このあいだ図書館で「たまには小説を読んでみよう」と考えて、棚を見て回っていたときに岩井俊二の名前を見つけたのです。なつかしい。かって「ラブレター」という中山美穂主演の映画を観たことがあって、そのドラマの構成に感動したことがあったからです。

「ラブレター」は名作です。検索したらこんなサイトがありました。

matome.naver.jp

 

 岩井俊二の映画では「スワロウテイル」もいい。世界観にシビレました。こういうスラムが出現するだろう、と思わせる。〈時代〉を描いていた。

 主題歌もヒットしました。

 

www.youtube.com

 

 才能のあるなんでもできる幅の広いクリエイターで、人気もあります。ファンが大勢いる。〈岩井俊二的な世界〉を作る技術があるからでしょう。

 

 

          *               * 

 

 

 それで本を読んだのですが、純文学のような描写があまりないので、ストーリーを楽しむ小説かな、と思っていました。

 けれどそうでもないみたい。ありそうでもあり、ないだろうという世界。その狭間のところを描いている、一言でいうと〈ファンタジック〉です。

 宮沢賢治をリスペクトしたカンパネルラという名前も出てくるし、ガンダムの安室という名前の男も謎だし、もうひとりの主人公、真白も意味深な名前です。

 こういう何かを暗示している、ダブルイメージ的なもので描かれた世界でした。たしかに、惹かれますが……展開が早くて登場人物の心理についていけなかった。

 読み終えても、感想のようなものが出てこない。ちょうど不思議な夢の話を聞かされても、どう受け取っていいのかわからない感じです。

 

リップヴァンウィンクルの花嫁

リップヴァンウィンクルの花嫁

 

 

 人間関係が希薄になった〈現代社会〉の状況というものを描いているようです。

 

 

          *               * 

 

  もう時期遅れになりますが……

rvw-bride.com 

 この映画を観ました。やはり映像のほうが共感できます。

 映画は非現実で作り物なんだけれど、現実とは違うもの、という前提で観ているからでしょうか。映像だとストレートにその作り物の世界に入っていけるのです。

  期待に違わず映像が雰囲気をかもし出していました。岩井俊二さんは撮り方の技術がすごい。映像がきれいだと、それだけで納得してしまいます。画面の中でなにかが表現されているだけでいい。心地よい静かな映画なので好きになりました。

 

 やはり、言葉で世界を作るのは難しい、と思います。映画は五感に訴えられるから、ある意味、有利なのか……もちろん、ちゃんとした映画を作ることは素人にはできないので、専門家はそれだけすごいのです。

 

 

 

 

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    「鳥」

 

海に浮かぶ

氷山に

黒い

大きな鳥が

並んでいる

群れは

遠い

見知らぬ

空から

やってきた

白い羽を持った

鳥よ

教えてほしい

旅は過酷だったか

吹雪や

雹の礫に

仲間は

迷わなかったのか

故郷は

踏みしめる

氷の塊よりも

凍てついた

土地なのか

夜が短くなり

朝の光が

青く

海を染めるとき

家に帰るために

再び

飛び立つのか

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(__)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。

 また月曜日にお会いします。