日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

底辺で生きてきて68歳になってしまいました。後悔することの多かった人生ですが、しかたがない。自分なりの仏教を信じているのでなんとかやっています。訪問していただいたことに感謝しています。ありがとうございます。

『「やまとごころ」とは何か』その2 / 「霧氷」

 おはようございます。

 いま5時前ですが大阪は氷点下1度だそうです。もっと寒いところがいっぱいあるだろうけれど。

 まだまだ寒波は続くようです。

 昨日、ニューヨークとかアメリカの東海岸の寒波に襲われた映像を見て、尋常じゃないなと思いました。アラスカは最低気温3度だけれどフロリダは1度、フロリダのほうが寒い。

 寒波は地球規模なんですね。 

 

 

  

 

          *               * 

 

 月曜日からのまとめの続きです。 

 

目次

序章 日本人の「やまとごころ」

Ⅰ部 原初神道の形成

1章 原初神道としての縄文文化――三内丸山遺跡は語る

2章 日本の神話をどう理解するか――天照大神須佐之男

3章 巨大な天皇陵の時代――神武天皇は実在した

4章 「神道」としての古墳文化

5章 聖徳太子の思想――神道と仏教の融合

6章 聖徳太子と霊魂の発生――法隆寺は語る

 

Ⅱ部 古き時代の日本像

7章 天武天皇と現人神神話の誕生――天皇=「現人神」ではない

8章 古き時代日本の文化力・通商力――遣日使の方が多かった

9章 唐文化は「中国」文化ではない――正倉院御物は語る

10章 「海行かば」の思想――大伴家持に見る個人主義の容認

終章 日本人の「宗教」とは何か――「靖国問題」は「文明の衝突」である

 

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 4章

  • 古墳は全国で25万基とも30万基ともいわれる。仁徳天皇陵が最大。前方後円墳をはじめとして円墳、上円下方墳、方墳、柄鏡式古墳など8種類以上ある。これは中国や朝鮮とも違う、日本固有のもの。
  • 卑弥呼が亡くなったのは三世紀中頃。すでに死者を祀る古墳文化があったことから推理すると『魏志倭人伝』の内容には疑いが残る。卑弥呼が「鬼道につかえ、よく衆を惑わす」とあるが、中国の周辺国を貶める視点で書かれたもの。
  • 前方後円墳を作るという共同体が成立している文化があった。これまでの古墳についての解釈はマルクス主義的な階級史観の思いこみで記述されている。(広瀬和雄『前方後円墳国家』など)
  • 三角縁神獣鏡について。日本独特の文化があったことを表している。

 

 

5章

  • 仏教がなぜ日本に根づいたかというと、神道があったから。 
  • 中国の後漢時代に〈ブッダ〉に(フト)「浮図」や「浮屠」の字を当てた。それが日本に入って来ると、〈ケ〉をつけて「ホトケ」となった。仏像をホトケと呼んだ。
  • 聖徳太子までの他国神(仏像)を巡る争いがあった。
  • 法隆寺法興寺の心柱など、飛鳥文化を表現するものの重要性がある。
  • 日本社会は神仏併存の心を持っていた。仏教は、聖徳太子法隆寺などをみると〈神道化している〉と思われる。

 

6章

  • 法隆寺釈迦三尊像の台座にあった12字の墨書きと鳥と魚の図の意味。「相い見て陵を可とし、面を示して心を織り、陵を可として時を者す。」(みなで御陵を見てよいものと思い、おたがいに面と向かって心を通じあい、御陵をよいとして時を過ごす)
  • 日本の御陵文化が仏像文化へ変遷したことを示している。
  • 聖徳太子の御陵について。
  • 釈迦三尊像の光背に書かれている銘文。聖徳太子と仏像が一体となってあの世に行くことを表現している。
  • 仏像を作ることは、神仏習合といっていい。

 

 

7章

  • 戦後、「天皇=現人神」説で天皇制を糾弾することが行われたが、戦前の初等科の教科書で教えられたのは「現人神(あらひとかみ)」でなく「現御神(あきつみかみ)」だった。人=神でなく、天皇という地位が神自身と考えられていた。
  • GHQ神道指令と同じように、天皇の神格化を「人間宣言」によって否定させた。
  • 「大皇(おほきみ)は神にしませば……」(万葉集)という表現が五例ある。普通の人間とは違う霊力を持っているという意味。「おおきみ」は草壁皇子に対しても使われている。三例が皇子に使われている。
  • 日本書紀』では天武天皇も神と記述していない。この時代の伊勢神宮の祭儀のこと。『記・紀』での表現。
  • 天武天皇はやまとごころの指導者。『古事記』や『日本書紀』で「天皇」という言葉が使われた。

 

 

8章

  • 遣日使が頻繁に来日していたことが忘れ去られている。〈外国に学び模倣することが日本文化である〉という思い込みがある。
  • 日本は中国の冊封体制に入らなかった。
  • 新羅からは80年間で35回。日本は唐に対して対等で、新羅には宗主国としてふるまっている。
  • 鑑真来日の意味。
  • 空海の例。

 

 

9章

  • 唐文化は「中国」文化ではない。大陸では民族の興亡が繰り返された。
  • 正倉院の御物にはペルシャやインドの物が多い。唐の物は少ない。唐の文化はインド仏教起源。長安や奈良の都市構造はインド仏教の影響を受けている。
  • 唐の王は鮮卑族だった。五胡十六国の政権で漢人が作ったものはひとつだけ。

 

 

10章

 

終章

  • 中韓靖国問題外交カードにしている。日本人の宗教とは何か、を自覚しなければならない。日本人は無宗教ではない。
  • 日本人ほど自分たちを〈集団〉として自覚しており団結する民族はいない。
  • 日本人には「御霊」信仰がある。人が神になるという考え。
  • 仏教も根づいている。
  • 神道は共同宗教であり、個人の悟りを追求する仏教は個人宗教といえる。

 

 著者は、終わりの文章でこう書いておられます。 

日本人にとって、山そのものが神の住む世界であり、そして先祖が息づいている世界である。そのことを日本人の「宗教心」、すなわち「やまとごころ」と呼ぶのがふさわしいであろう。いいずれにせよ、「やまとごころ」は、神を規定し経典をつくる「宗教」という概念を超えた、日本人の精神のありかたを示しているのだ。(P209)

 

 

          *               * 

 

『「やまとごころ」とは何か』を読み終えることができました。いろんな文献からの引用もあり、読むのが難しかった。でも、日本的なるもの=「やまとごころ」が垣間見えた気がします。神道と仏教が大きな働きをしていることがわかりました。

 日本という国がどのようにして出来てきたのか知ることは、とても大事なような気がします。それで「自分は日本人」という自覚が生まれるのです。どんな民族も「自分とは何か」という問に対する答えを持っていると思うのです。

 

 難しい真摯な本もいいけれど、次はもっと易しい本を読もうと考えています。(^_^;)

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 

   「霧氷」

 

雪原の

木々は

氷の花で

飾られ

朝の

光のなかに

立っている

枝は

白く

輝いて

海の底で

眠っている

珊瑚のように

静かに

震えて

未来の

夢を見ている

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。m(__)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。