日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

社会の下層で生きて来て68歳になりました。底辺の視点からいろんなことを考えます。……思ったこと、読んだ本の感想、検索してわかったこと、自分なりの仏教のことなどを書きます。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝します。

『「やまとごころ」とは何か』その1 / 「朝焼け」

 おはようございます。

 まだ寒波は続いているようです。今朝も寒いですね。こんなので「寒い」っていっていたら、東北や北海道の人に笑われるけれど。大阪人は軟弱です。早く暖かくなってほしい。 

 

 

  

 

          *               * 

 

 

    たまたま図書館の棚にあったので借りてきました。日本とは何か、ということに興味があるのです。日本がどういう歴史を作って来たのか知りたい。それは、この国に住んでいるので普通の感覚だと思います。中国や韓国が、日本を責めたり獲ろうとしたり、支配しようとしている時期なのでよけいにそう考えてしまいます。

 

 

 著者のことは気にしなかったのですが、いざ読もうとしたときに「著者はどういう人なのかな」とネットで検索してみたら……右翼だと批判されているので驚きました。以前に「新しい歴史教科書をつくる会」の会長であったり、「チャンネル桜」に出演していたそうです。ぼくが「チャンネル桜」を見始めたのは3年ぐらい前からですから知らなかった。有名な人なのか。

 

田中英道ホームページ | 「美の探究者、歴史と思想を語る」

 

www.youtube.com

 この動画を見たのですが、やはり保守の立場から発言されているようです。

 土偶の話になる前に言われていることは、現状分析として納得できるのですが……ぼくは、政治的な主張に同意することとは別だと思っています。ぼくは〈思想〉というものが嫌いなのです。 とくに政治の思想というか考え方は。

 

  若い頃、27歳から33歳まで中核派のシンパでしたが、政治運動というのは幹部が決定していて、兵隊はその思い通りに動かされ利用されるものだ、とわかったのです。「共産主義の組織でも、民主的じゃない」と絶望したので脱退しました。政治組織って上意下達です。一つの目標に向かって活動するのですから、そういうことになって当然みたいです。

 

 土偶の話はすごく興味深いです。奇妙な形をしていることを素直に認めよう、と……そこから考える、発想が斬新というか……

 異形であることの役割がお守りで、畏敬の対象であったということ。異形が〈神〉となる。不具者が神とみられていたということ。

 

 

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目次です

序章 日本人の「やまとごころ」

Ⅰ部 原初神道の形成

1章 原初神道としての縄文文化――三内丸山遺跡は語る

2章 日本の神話をどう理解するか――天照大神須佐之男

3章 巨大な天皇陵の時代――神武天皇は実在した

4章 「神道」としての古墳文化

5章 聖徳太子の思想――神道と仏教の融合

6章 聖徳太子と霊魂の発生――法隆寺は語る

 

Ⅱ部 古き時代の日本像

7章 天武天皇と現人神神話の誕生――天皇=「現人神」ではない

8章 古き時代日本の文化力・通商力――遣日使の方が多かった

9章 唐文化は「中国」文化ではない――正倉院御物は語る

10章 「海行かば」の思想――大伴家持に見る個人主義の容認

終章 日本人の「宗教」とは何か――「靖国問題」は「文明の衝突」である

 

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簡単で恣意的な、まとめ

序章

  • やまと(大和)とは何か。
  • 「やま」は、山。山の処。日本書紀で描かれているように、山彦が海彦に勝った。
  • 「と」は人を意味する。7世紀以前に大和政権に反抗していた隼人を「はやひこ」というのでなく「はやと」と呼ぶのと同じ。

 

1章

  • 西欧の宗教観は進歩主義。アミニズムやシャーマニズムを低級なものと見る。
  • 三内丸山の六柱建造物は神社でないか。
  • しめ縄と縄文土器の渦模様が似かよっている。霊力を表す。
  • かって「縄文土偶は異形人像である」という論文を書いた。

 

 2章

  • 戦後のマルクス主義は神話を権力史の反映と捉えてきたが……「記・紀」を精神的な記憶と捉え、真実を探りたい。
  • 日本神話と世界の神話を比べると……日本神話の多義性がわかる。
  • ゲルマン神話と似ている部分がある。自然的なゲルマン神話ユダヤ教に駆逐されたが……
  • 最初に天之御中主之神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすびのかみ)の「造化の三神」がいた。姿を見せない「神世七代」が続いた。
  • そして伊邪那岐伊邪那美の神が天浮橋の上に立って玉飾りの矛で潮流をかき回すと、おのごろ島ができ、その島に降りて二神は結ばれる。最初は伊邪那美が声をかけたのでうまくいかなかったが伊邪那岐から始めるとうまく行った。(これは母系社会から男系社会へ変わったことを表すだろう)……淡路島から始まって大八島が作られた。その後、〈自然の要素〉を産んでゆくことになる。海、河、風、野、山、そして火を産んだ時、伊邪那美命が「みほと」を焼いてしまい、黄泉の国に行ってしまう……

     (その後は……。古事記に書かれた物語――すごくおもしろいです)

matome.naver.jp

 

  • 日本の神々は人間と同じように労働をする。それが他の民族の神話と違うところ。
  • 天照大神が女性であるというところに日本神話の独自性がある。
  • 須佐之男命の冒険の物語は日本神話の要。須佐之男命は海に関係の深い出雲族の祖神と考えられる。その乱暴狼藉によって天照大神は天の岩戸にこもってしまう。
  • それを解決するのが天宇受命(あめのうずめ)の踊り。芸術が神の心を動かした。能楽の起源といわれている。
  • レヴィ=ストロースの二項対立の神話観は日本神話に当てはまらない。日本神話は調和で終わる。
  • 日本神話も世界各地の神話と同じ構造を持っている。須佐之男命の話は、ユーラシア大陸の放牧民族的性格を持っているのである。
  • 海彦・山彦の話は海と山の争い。山の人の勝利を意味する。

 

 

 3章

  • 神武天皇は実在した、というのが本章の意図。
  • 前漢(前202~8)の『漢書』地理志に〈倭人〉のことが書かれている。「記・紀」は九州が舞台。近畿の部族を制圧したというのはほんとうだろう。
  • 神武天皇橿原宮で即位する。その付近にはたくさんの古墳がある。
  • 現在、神武天皇陵とされているところは間違い。畝傍山中腹の丸山という江戸時代の本居宣長や他の学者も支持した場所がある。それなら前方後円墳のさきがけとなったということにも頷ける。
  • 神武天皇が天下を〈しらしめた〉のに対し、崇神天皇は国を知らしめた、といえる。

 

 

 

……     ……    ……   ……    ……    ……    ……

 

 長くなりましたので、この続きは水曜日に。

 

 この国に住んでいるので、「日本はどのように生まれたのか」を知ることは大切なことのように思います。

 若い時はそんなこと考えなかったんですが……ただただ、自分の周囲にあるものに反発を感じていました。未熟でした。若い時は、思想とかいうほど考えも固まっていなくて……知っていることも少ないのに、すべてわかったような気になっているものです。

 

 いま自分が、日本という国を知ろうとしているのは、いいことのように思います。

 

 

  

………………     ………………     ………………     …………

 

 

   「朝焼け」

 

朝焼けの

空に

樹氷

赤い

透きとおった

宝石になって

凍った

手を

伸ばしている

山の

彼方から

射してくる

光は

時間を

ゆっくり

溶かして

まだ

闇のなかの

稜線を

浮かび上がらせ

世界を

赤一色に

染める

 

 

  

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(__)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。