日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

社会の底辺で生きて来て67歳になってしまいました。そこから見える風景や、読んだ本の感想や、ネット検索でわかったことなどを書きます。生きることは辛いこともありますが、何をしても生きて行ける。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝します。

人生で思ってきたこと / 「雨」

 おはようございます。

 降り続いた雨も上がり、今日は良い天気になりそうです。図書館に本を返しに行きます。  

  テオ・アンゲロプロス論の本を図書館に予約しているので受け取ってきます。監督について、もっと知りたい。

アンゲロプロスの瞳 (歴史の叫び、映像の囁き)

アンゲロプロスの瞳 (歴史の叫び、映像の囁き)

 

 

          *               * 

 

 

 これまでの人生でいつも考えていたことを書きたいと思います。 

 

【過去にした仕事】

 ぼくは中卒なので社会の底辺を生きて来たのですが……48歳から日雇いの作業員をして……50歳からは派遣会社に雇われ、東北の原発周辺で防災関係の仕事をしていました。道路や戸外で地震計を並べる作業です。

 

 36歳から43歳まで、生野区で韓国人の社長の下で配電盤部品の営業をして、7年間勤めました。辞めることになったいきさつで、言いたいことはありますが、他人を悪く言いたくないので止めます。……当時の給料は名目28万ぐらいだったので、人生でいちばん稼ぐことができた仕事でした。

 

 その前は、27歳で結婚。6年で離婚。その間、4回転職しました。正社員でなかったときはアルバイトをして……結婚していてもアルバイトをしていたのだから、いまの自分の考えからしたら、生活の自覚もない非常識な生き方でした。

 出版社の倉庫作業員、弁当の配達員、冷凍倉庫の作業員……

 いろいろありますが「下層から抜け出せない……」という意識はいつも持っていました。学歴がないのが直接の原因だし、ある程度、諦めの気持ちもありましたから……

 給料がよければ、そういう仕事の肉体労働でもいいのですが、どうしても労働条件が悪いのです。それで転職することになります。

 27歳の時は、郵便局の外務職員(郵便配達)の試験を受けたこともあります。落とされるのはわかっていましたが、採用されたかったのです。

 

 ぼくの時代では40歳を過ぎると(1990年代でした)雇ってくれる会社はほとんどありませんでした。履歴書も正直に書くと雇ってくれません。

「技術とか資格とか持っていないと……」と考え、資格を取りに行ったのもこの頃です。

 フォークリフトの免許やボイラー2級の資格を取りました。資格は取ったのですが、それで雇われるようなことはありませんでした。 

 48歳の時に、どうしようもなくなって西成で日雇いの仕事を探すようになりました。それならなんとかなりました。

 50歳で派遣の常雇いになり、コマツ教習所に大特とか建設機械の免許とか小型クレーンの免許を取りに行きました。これは作業の役に立ちました。

 

 

 

【資本主義はどうなるのでしょう】 

 なぜ、こんなつまらない昔話をしたかというと……底辺で働いていて……「この社会は資本主義社会なんだ」とつくづく感じていたからです。

 いまは働いていないからもう社会との関係もなくなって、自由ともいえる……のですが、この社会では、世間の評価とか、仕事の格差とか、待遇の違いはどうしてもついて回るのです。

 

 意識した時はもう資本主義社会に生まれて来ていた……それが人の現実です。この社会では誰もが賃金労働者になって働かないと生きていけません。

 この法則は変わらないと思います。金持ちの子どもに生まれてくるなら別の人生を生きられますが。

 

 肯定する、否定するは別にして、世界のどこに行ってもお金がないと生き延びるのは難しい……資本主義のシステムで世界が作られています。資本主義は世界を一元的に、画一化して支配、管理しています。それが経済のシステムだからしようがないのです。それは効率や経済的合理性に基づいていて……契約社会になっているから、誰も止められない。このシステムによって既得権を得ている人も、団体も、組織もある。だから続いて行きます。

 共産党は資本家を批判しますが、マルクス資本論では「資本は自己増殖する」と書いてあります。経済の約束がそうなっているので、資本家が社会をそうしているんじゃないと思うのです。

 社会のあらゆるものは、この約束のもとで動いているというか、この法則に依存させられているのです。

 いろいろ矛盾や問題や、欠点があっても、社会は現実に出来上がっているこのやり方で続けていくしかないでしょう。

 

 いまでは資本主義の初期の過酷な労働者搾取の労働環境は徐々に改善されて、先進国ほど福祉国家になっています。

 ですから資本主義が間違っていて共産主義に移行するのが必然だ、という決めつけも現実的ではないような気もするのです。人がやることですから、うまくやろうとすれば、資本家も労働者も協調して社会を改善してゆく方向に行くしかないでしょう。

 

 将来、資本主義を変えていくのはベーシックインカムだと思います。

 AIやロボットが労働者に替わる時代がすぐ来る。そうなると労働者は働くところが無くなって賃金を得ることができなくなる。

matome.naver.jp

 生産を機械が行うようになるって……社会はより効率的に能率的になる。消えてゆく職業が増える。働いて賃金を得る仕事そのものがなくなる。

 だからベーシックインカムを導入しなければ、庶民は貧困に落ち、経済が回らなくなり、社会は崩壊してしまいます。 だから誰にでも生活ができるように保証するベーシックインカムが必要になります。

 

 人間の社会は、最終的には映画の「ターミネーター」で描かれたみたいになって、コンピュータに人間が滅ぼされてしまうディストピアが来るかもしれない。

 いずれにしても、資本主義はいつか変わるでしょう。 

  完成されているシステマチックなものは急に変わるのは難しいけれど、いずれは変わらざるを得なくなる。資本主義も19世紀の産業革命で繁栄してきたけれど、始まりがあるものは必ず終わる。あと何十年、何百年先かわかりませんが……

 

 

          *               *

 

 

 

【社会で生き延びるために、自分をどうしたいか、考えておく】 

 自分は世間から外れていて、空想的なことばかり考えている役に立たない老人なのですが……いつも思うことは、「この社会で生き延びる方法を、自分で考えておかなければならない」ということです。

 

 職業とか、働く現場では、たしかに格差もあるし……雇われるために選別されるとか、働きにくいとかあるけれど、なんとか仕事を確保して生きていけたらいいと思うのです。自分が楽にできるような仕事を、なるべく選ぶことです。難しいかもしれませんが……

 現実的には、なるべく適当やろうという、そんな気持ちを持って、社会に適応して生きてゆくしか方法がない。

 

 資本主義の本質は格差と差別のシステムだと思っています。

 そうじゃないですか。人の社会の一部の資本家のために多くの労働者の生産力が搾取される、という構造で成り立っているんです。一部の人が使え切れないお金を稼ぐために、多くの人が奉仕する。服従を強制される、しなければならない社会です。

 

dot.asahi.com

 

 現実にはこれに代わる経済体制がないからとはいえ、これを何百年も続けている……国とか、社会や、経済学者の考え方に恐ろしさを感じます。資本主義は、一方で必ず〈貧困〉を生み出すシステムですから、貧困は解決しようがないのです。

 矛盾とか問題のストレスを感じながらも続けている……続けなければならないとしていることが当たり前になっている……そのことが怖い。

 個人的に思うことは…… 

 現実はなかなか変えられない。少なくとも個人がどう思おうと変えられるものではない…… 

 だから現実の環境に負けないこと、精神力が大事だと思えるんです。「こう考えるから、生きられるんだ」という思想のようなものが必要だ、と思ったのです。

 

 貧乏とか社会的な格差は「そんなものだ」と覚悟したらいい。

 仕事のことなどでくよくよするのは間違いだと思う。そんなことはすぐに過ぎ去る人生にとっては、小さなことなのです。 過労死するまで働くのは人生にとって無意味です。仕事を大げさに考え、因われるのは止めたほうがいい。

 現実にはそう考えるのは難しいのですが……個人にとって自分の周りの環境は絶対的に〈ある〉ものだから。でも、変えられるものなら徐々に変えていくし、変えられないものなら、自分が変わらなくてはならない。環境というのは、そういうものではないでしょうか。

 

 問題は――人間関係です。人は社会とか他人との関係を持たないでは生きていけない。人間関係が重大な問題です。それをどうするかです。

 仏教でいうように、「人間関係がいちばんの苦悩の原因」なのです。

 回りがいい人ばかりだといいけれど……(それがいちばん幸せなのですが……いい人ばかりに囲まれるというのは無理です)

人生のあらゆる問題は人間関係の悩みである【アドラーのメッセージ】 - kazuosite☆心理学から学ぶ人生のいろはにほへと

 

 

 自分でそれを改善していくという前向きな心を持てばいいのですが、人は弱いのでそんなに前向きで張り切ってばかりいられないでしょう。

 

 東名高速道路の追い抜き車線で車を強引に止めさせられて、引きずり出されて……トラックに轢かれて死んでしまうような考えられないような事件に、いつ巻き込まれるかわかりません。

www.sankei.com

 人にとっていちばん怖い存在は〈他人〉です。そう考えるのは間違いかもしれませんが……でも他人の心なんてわからない。その人がどんな人で、どんな性格かわからない。暴力的な人もいるのです。それでトラブルに巻き込まれたりする。

 

 そんなときのために心の準備をしておくことが必要です。

 いつもトラブルを念頭に置いて、どのように対処するかシュミレーションしておくことが必要です。 

 トラブルのない世界はない、と思ったほうがいい。

 そういうことを考えたら、世の中の格差や給料の差はたいしたことではない気がします。

 

「いざ」という時のことを、いつも考えておいたほうかいいのです。

 ネットには心理学的を応用した〈心の持ち方サイト〉もありますし、図書館でも元気が出るような本が棚に並んでいます。それらを利用することもいい。

 精神的に強くありたい、です。 

 こんな記事が書かれたサイトもありました。ぼくは〈自分なりの仏教徒〉だと思っているので頷けるものでした。

next.rikunabi.com

 

  

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……     

 

 

 

   「雨」

 

急に

降り出した雨が

粒になって

湖面を

叩き

小さな渦の

模様を

幾重にも

広げて

日は暮れていく

水面に

映る

枝の葉は

そよがない

山陰は

黒く

迫って

空は

暗くなる

ここは

世界の底になる

雨は

沈黙の

言葉のように

落ちてくる

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。