日の記し ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。☆彡 ・☆

底辺で生きてきて68歳になってしまいました。後悔することが多かった人生ですが、しかたがないです。自分なりの仏教を信じているのでなんとかやっています。訪問していただいて感謝しています。m(__)m

『アジア主義』 を読む 3 / 「森の夜」

 おはようございます。

 お彼岸も過ぎ、朝夕は寒くなりました。秋です。大雪山では初雪が降ったようです。紅葉も始まったようです。これから山はきれいです。澄んだ大気と晴れ渡った空。 

  

 

          *               * 

 

 

  水曜日は3章を読むだけで終ってしまいました。具体的に簡潔にまとめるようにしたいです。

 

4章 金玉均という存在

 韓国の官僚、金玉均(キムオッキュン)は明治の日本をモデルに近代化を進めようとした「開化派」のリーダーで、甲申事変というクーデターを起こしたのですが、失敗して日本に亡命しました。

 そして多くの日本人と交流し、支援されました。初期のアジア主義はこの金玉均のことなしには語ることができない、ということです。

 玄洋社頭山満は「アジアで封建勢力と戦う闘士たちと連帯する」という思想を持ち、そこから多くのアジア主義者が生まれてきます。

 樽井藤吉は日韓の対等合併を構想する『大東合邦論』を書き、大井憲太郎は、朝鮮での開化派による再度のクーデターを企画し、大阪事件を起こし逮捕されます。

 

【甲申事変はなぜ起こったか】

  • 大院君閔妃の争い。
  • 江華島事件日朝修好条規=朝鮮にとって不平等な条約。
  • 1882年壬午軍乱が起こり、清が大院君を天津に拉致し、閔妃を王宮へ呼び戻します。清の影響は強くなります。
  • 開化派は日本の福沢諭吉などの支援により甲申事変を起こしますが失敗します。
  • 福沢諭吉は清の支配から離脱せず近代的な改革をしない朝鮮の守旧派を激しく非難し『脱亜論』を書きます。

 

5章 頭山満、動き出す

 アジア主義の年表があります。

アジア主義 - Wikipedia

玄洋社 - Wikipedia

 

 自由民権運動から始まったアジア主義は、アジア諸国との連帯を模索していました。

 また明治維新で近代化した日本には、封建制を打破したいアジア諸国の開化派が支援を求めてきました。

 P102~には興亜会の設立、とその動きが描かれています。

 1884年には上海で樽井藤吉が東洋学館を設立します。

 1885年には大井憲太郎が大阪事件(強盗や爆弾製造)を起こします。

 

 6章 来島恒喜のテロと樽井藤吉の『大東合邦論』

 来島恒喜は南洋を探検し〈利源を開発して〉中国や朝鮮の問題への資金を得ようとしました。彼は血盟団事件でも名前が出たテロリストです。大隈重信を暗殺しようとして右足を失くす重傷を負わせ、その場で自決しました。このテロの背景には日本に押しつけられた治外法権の撤廃と、関税自主権の回復という、不平等条約をめぐる改正問題があったのです。

 

 樽井藤吉の『大東合邦論』はスペンサーの「社会進化論」に大きな影響を受けているということです。樽井は「親和」を東洋社会の構成要素だと捉えていました。(P132)

 アジア主義は国家の枠を超えた「アジアは一つ」を目指したのです。

 

7章 天佑侠と日清戦争

  韓国に渡った革命浪人の武田範之と大崎正吉について書かれた章です。 

武田範之(たけだ はんし)とは - コトバンク

 

 1994年金玉均が、李鴻章の養子李経方の策略により上海で暗殺されます。

 その頃、韓国では甲午農民戦争が起こっていました。中心は東学と呼ばれた宗教です。「斥和斥洋」がスローガンでした。

 農民軍は6月1日全羅道の全州城を占拠しました。政府は清に援軍を要請しましたが、日本も軍を派遣し、にらみ合いが続きました。そして8月1日に日清戦争が勃発することになります。

 

 農民軍を支援するために動いたのが天佑侠です。

 

 

          *               *

 

 アジアは変動の時代でした。欧米の帝国主義の侵略と植民地化により、中国の冊封体制の矛盾が露呈します。封建制の打破と近代化をどう成し遂げるのか、が革命派の問題意識でした。

 いち早く近代化した日本はアジアの開化派支援に動くのですが……それは日本軍の進出と一体になっていくのです。

 

           *               * 

 

 ほんとうは短い感想で終わるつもりで、本を読み始めたのです。

 アジア主義については何も知らなかったので、自分が理解したことを書くと、つい長くなってしまいます。

 来週も、残りの章を読みます。m(_ _)m

 

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……     

 

 

 

   「森の夜」

 

森のなかで

眠る

草の

香りが

漂って

土は

しめっている

虫が

とぎれることなく

それぞれが

仲間を

呼んで

鳴く

静かだ

深い闇の

向こうから

低く

鳥の声が

響く

生き物の

気配がする

夜に

包まれている

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。

 よい週末をお過ごしください。

 また月曜日にお会いします。