日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

底辺で生きてきて67歳になりました。そこから見える風景や、読んだ本の感想や、検索したことなどを書きます。生きることは辛いこともありますが、何をしても生きていけるんだと思っています。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝しています。

『日本人だけが知らない「終戦」の真実』 / 「眠る」

 おはようございます。

 お盆も終わりました。今日から世間も普段に戻ります。駐車場の車も少なくなりました。気持ちを入れ替えてがんばりましょう。

 

  

 

          *               * 

 

 昨日は「終戦記念日」でした。

 

 歴史を勉強したい、と思います。

 あまりに知らなかったので、もう一度、昭和史を学び直したい。

 若い頃、中核派のシンパだったので、おおまかな流れなら知っている。でも、具体的な、戦前の庶民の暮らしの〈思い〉や、窮屈だっただろう気持ちを想像できない。

 時代のなかで生きている実感みたいなもの、を体験し直したいのです。庶民が〈その時に思っていること〉――それが〈歴史〉だと思います。

 

 そんなことを考えていて、目についた本です。 

日本人だけが知らない「終戦」の真実 (SB新書)

日本人だけが知らない「終戦」の真実 (SB新書)

 

 

 「はじめに」を読むと、太平洋戦争敗戦の当時の状況は混乱していたのがわかります。

  • 日本と同盟を結び、アメリカやイギリスに宣戦布告したタイは敗戦国として扱われていない。
  • イタリアは戦争が終わった時には連合国側だった。
  • ドイツは解体され、国家でなくなった。いまのドイツは新国家。だから国としての謝罪は出来ないし、していない。ナチスが行った犯罪としてユダヤ人には謝罪、賠償した。
  • 国として降伏した日本と、ドイツの敗戦は違う。しかし、「ドイツは謝罪したが、日本は謝罪していない」と言い募る勢力が存在している。

サンフランシスコ講和会議では各国とも賠償金請求をしなかったが、戦後の日本政府はさまざまな形で謝罪をし、経済援助やODA(政府開発援助)という形で賠償を行っている。それは世界第二位の経済大国になった中国に対して、いまだにODAが続けられるという極めて異常な状況となっている。(P6)

 終戦時の対処が、現在の問題の原因になっているのがわかります。 

 

目次です。

はじめに――世界は必ずしも8月15日を「終戦」としていない!

序章 戦後の諸問題の根元は「終戦」にあった

  中学校で英語が義務教育にされた本当の理由

  第二次世界大戦勝利者アメリカの「いい戦争体験」だった

  日本が国連安保理常任理事国になれない本当の理由

第一章 第二次世界大戦の敗者と勝者それぞれの思惑

  ポツダム宣言受諾とソ連対日参戦の舞台裏

  敗戦を認めたくない軍部が終戦詔勅放送を妨害

  米英に宣戦布告したタイ国が敗戦国にならなかった外交戦略

  イタリアは敗戦国の汚名から逃れ日本に賠償を求めてきた

第二章 残留日本兵たちの波乱に満ちた終戦

  サイパンでの民間人自決とゲリラ戦を戦う大場大尉の終戦

  大観光地と化したグアム島に潜伏していた日本兵

  上官の命令でルバング島に残った小野田少尉の頑なな終戦

第三章 戦後日本のカタチを決めた米ソの冷戦構造

  世界で「8月15日=終戦」になっていない理由

  アメリカの日本占領政策が生んだ光と影

  朝鮮戦争自衛隊を発足させ日本経済を復興させた

  米兵の犯罪から日米安保条約は改訂された

  1984年8月15日に傍受したソ連の戦闘開始伝聞

第四章 現在の日中関係の原点は終戦のカタチにあった

  太平洋では敗色濃厚だが攻勢を続けた中国大陸の8月15日

  二つの中国が行った二つの戦争犯罪裁判

  中華人民共和国建設に協力させられた「留用日本人」二万人

  金門島の戦いで台湾を死守した旧日本軍人

  世界第二位の経済大国を援助する矛盾を生んだ中国との「終戦

第五章 アジアの解放、独立、建国にいたる日本の影響

  現在まで引きずる「8月15日」に朝鮮半島で起こったこと

  「反日」が建国の原点となった南北朝鮮の建国事情

  欧米からの独立の旗がアジアに掲げられた日

終章 今も残る第二次世界大戦の長い影

  アメリカの占領政策が生んだ新憲法と「正しい歴史認識

  謝らないドイツと謝り続ける日本

  北方領土問題の原点はソ連北方四島侵攻への無抵抗にある

  安倍首相が目標とする「戦後レジーム」からの脱却とは

 

 

 まとめようと思ったのですが、難しい……この本はひとつのテーマを巡って書かれているのではなく、各国の「終戦」の時の状況を描くことで、そこから戦後の〈形〉 が、浮かび上がるような、解説がされているからです。

 

 目次を読めば、だいたいどういうことが書かれているか、わかると思います。

 第二次世界大戦終結の時の国際情勢、太平洋戦争終戦の各国の事情が書かれている。

 終戦秘話――というべきもの。

「そうだったのか」というのもあるし、「そうだろうな」と頷けるものもあります。客観的に、教科書のように当時の情勢や出来事が語られています。

 当事者だった国が抱えていた思惑や、取引……当時の国際情勢は複雑だったようです。

 

 

          *               * 

 

 日本の戦後……アメリカに占領され、GHQの指導を受け、WGIPにより洗脳されて、戦前の行いをすべて否定することで、国を作ってきました。

  

 ソ連終戦直前に参戦し、8月15日以降に北方四島に侵攻、占領しました。それはいまも続いていますし、シベリア抑留によって34万人以上の日本人を殺しました。

 北海道をソ連が統治するという計画があったのですが、そうなっていたら、日本という国は南北に分断されていたかもしれません。そう思うと、自由主義国のアメリカの統治下に置かれたことは幸いだったようです。それでいまもアメリカに従属しているわけです……

 いろんな問題はあるでしょうが、自由主義の側にいたのは、日本にも日本人にもよかったと思います。

 

 

終戦記念日」に、当時の「終戦」を巡るあれこれの事情を知る事が出来ました。

 知識を得ただけでなく、「戦後とはなにか」と見直すきっかけになるでしょう。そういう意味で、「おもしろかった」という感想を持ちました。もっと歴史を知りたい、という気持ちにさせる本でした。

 

 この本は教科書的に書かれています。

 違う立場から書かれた本もあるでしょう、たとえばリベラルな立場から戦後を批判している本とか……

 保守的な立場から、同じように、戦後に批判的な本とか……

 そういう本を読んでいきたいと思っています。

 

 

 

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……     

 

 

 

   「眠る」

 

岩の陰で

眠る

波の音が

くり返し

ぼくを

眠りのほうへ

さらってゆく

潮の匂いは

懐かしい

生まれる前の

記憶だ

魚といっしょだった

魂が

揺れて

くり返し

眠りに誘われる

いつか

水と

溶け合う

光を

見たことがある

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。