日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

社会の底辺で生きて来て67歳になってしまいました。そこから見える風景や、読んだ本の感想や、ネット検索でわかったことなどを書きます。生きることは辛いこともありますが、何をしても生きて行ける。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝します。

『植物はなぜ動かないのか』 / 「木のように」

 おはようございます。

 東京都議会選挙は都民ファースト勢力が圧勝したようです。

     産経ニュース

 マスコミが作り出した〈小池劇場〉には内実が伴っていないと思いますが……流行に乗ってしまうのが人間なのでしかたありません。小池さんがやっていることは、揉め事を作り出し演出しているだけで、現狀の破壊にしか過ぎません。建設的なことではないと思います。政治家なら政策を出して実行するべきです。

 しばしば破壊的なことをすることが〈建設的〉と勘違いされるのです。

 それよりも藤井聡太四段の連勝が止まりました。

 けれども〈強い〉ことはゆるぎない。これからも自然体でやっていかれるでしょう。

  

 

          *               * 

 

 図書館に行った時、目についたので借りてきました。植物の生き方を知ろうと思って。  

  ちょっと目次を拾い読みしてみて、「おもしろそうだ」と興味が湧いたのです。植物学の本など読むのは初めてです。

「おわりに」の後書きで――「中高生の皆さんにとっては、「生物学」は暗記科目という印象が強いかもしれない」と書いてあるので、中高生向けの新書として書かれたことがわかります。

 残念なことに、生物学の中でも、植物学はとくに人気がないようだ。

 昆虫や魚や鳥や動物たちは、ダイナミックな暮らしぶりを見せるから、人気がある。これに対して、植物は動くこともなく、何となく生えているように見えるかも知れない。しかし、動けない植物の暮らしこそ、本当は、ダイナミックでドラマチックなのだ。

 自然界は強い者が生き残り、弱いものは滅びると言われている。それは真実である。しかし、強さには、さまざまな強さがある。だからこそ、さまざまな生物がこの世の中を生きているのだ。

 本当はこの世に生を受け、今を生きる存在に弱いものなどいない。しかし強さとは何かを読み間違えると、自分がいかにも弱い存在のように思えてしまうときもある。

 とくに人間は、生物の中では頭が良すぎるので、余計なことを考えて悩み苦しんだり、散々考えた挙句に判断を間違えたりする。人間は横を見て暮らしているから、余計なことが気になるのだろう。その点、植物の生き方はシンプルだ。植物は上を向いて暮らしているから太陽しか目に入らない。太陽が照っているというだけで、十分に幸せなことだし、太陽の光を受けているというだけで、十分、生きている実感は得られるものなのだ。「この世に生を受けて生きる」ということは、本当は、これだけのことなのではないかと思う。(P193~194)

 この言葉に感動したので、 長い引用をさせていただきました。m(_ _)m

 これで言い尽くされています。

  • 〈強さ〉にはいろいろあること。
  • 普段見過ごしていることを見直してみようじゃないかということ。

 

  アマゾンのレビューです。

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  この本のタイトル通り――動かない植物の〈強さ〉を知ることが出来ます。

目次です。

1章 植物はどうして動かないのか?――弱くて強い植物という生き方

2章 植物という生き物はどのように生まれたのか?――弱くて強い植物の進化

3章 どうして恐竜は滅んだのか?――弱くて強い花の誕生

4章 植物は食べられ放題なのか?――弱くて強い植物の防衛戦略

5章 生物にとって「強さ」とは何か?――弱くて強い植物のニッチ戦略

6章 植物は乾燥にどう打ち克つか1――弱くて強いサボテンの話

7章 雑草は本当にたくましいのか?――弱くて強い雑草の話

 

 

 植物に対する見方が変わること請け合いです。

 進化の過程のなかでどう植物が誕生し、どう進化してきたか……その解説で、〈生きること〉の意味がわかるかもしれません。

 

1章

  • 植物のほうからすれば、動き回っている動物のほうが変に感じる。動物は餌を探し回らねばならない。植物は、光合成で自らエネルギーを作ることができる。
  • ゴクラクミドリガイというウミウシの仲間の奇妙さ。葉緑体を体内に取り入れ、働かせて、栄養を得ている。
  • ユーグレナミドリムシ)は植物と動物の性質を併せ持っている。
  • ハテナという単細胞生物も変。
  • 要するに「分類」は人間が勝手に決めたもの。自然はボーダレスの世界。

 

 この1章だけで、人間が持っている先入観が壊されます。

 こういうことも書かれています。

  • 植物は大きくなるのも、小さくなるのも自由。環境によって変わる。
  • それは、細胞に役割分担がないから。「茎」「枝」「葉」のパーツで出来ているから。つまりモジュールの寄せ集めだから大きくなるのも、小さくなるのも自由にできる。挿し木のように部分から全体を再生できる。動物はそうはいかない。

 

 2章は植物の進化について書かれてあります。

 裸子植物から被子植物へ。

 昆虫や動物との共生関係を発達させる巧妙な戦略がある。

 共生関係といっても〈お互いが得〉になるからやっているだけで、それを人間が共生している、と見るのです。自然というのは上手く出来ている。そういう複雑な共生の関係もシンプルに〈生き延びる〉ためなのです。

 

 5章が考えさせられました。「生物にとって「強さ」とは何か?」

  • 生物というのはナンバーワンしか生き残れないようになっている。
  • であれば、〈生息する範囲の環境〉をずらす。棲み分けるのです。それがニッチ戦略です。
  • 例として、日本タンポポと西洋タンポポの戦略について書かれています。
  • 弱者が強者に勝つ条件は……悪条件を味方につけること。弱者は変化に適応する。ニッチを確保することなのです。

 

 

           *               * 

 

 植物の進化とかについて考えたことがなかったので、新しい視点を得ることが出来ました。知らないことを知るということは、新鮮でした。すごく触発されたのです。

 

 

 

 

 

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……     

 

   「木のように」

 

木のように

ひとり

立っている

この言葉が

胸にあって

離れない日

歩きたいのは

光が差す

林や

草の匂いの

森のなか

ぼくが

ほしいのは

優しい

しぐさ

慰め

でも

苦いものが

こみ上げて 

立ち止まる

後悔は

押し花の

花びらのよう

心にぴったり

張りついて

匂いを放つ

だから 

自分ためでなく

祈る

 

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。