日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

社会の底辺で生きて来て67歳になってしまいました。そこから見える風景や、読んだ本の感想や、ネット検索でわかったことなどを書きます。生きることは辛いこともありますが、何をしても生きて行ける。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝します。

『ネイティブ・アメリカン詩集』 / 「アナベルの海」

 おはようございます。

 昨日雨が降っていたので、今朝は蒸し暑い。天気予報をみると、一日、傘マークがついています。ラジオでは奄美地方の梅雨は明けたとかいっていたけれど……

 洗濯が……下着しかできないのが面倒です。部屋の窓のところに干さなきゃならない。

 でも、自然がやっていることなので、それでいい。

 

  

 

          *               * 

 

  詩を読むのはいいです。言葉の裏にあるものや、隠れている真実がわかる気持ちになる。世界も広がります。

 自分の普段の生活はなにもなく空虚ですが、誰かが誰かに向けて書いた詩の言葉はメッセージを含んでいる。それを受け取ることができる喜びがあります。

 

 図書館からこの詩集を借りてきました。

ネイティヴ・アメリカン詩集 (新・世界現代詩文庫)

ネイティヴ・アメリカン詩集 (新・世界現代詩文庫)

 

 

  解説によると、この本には1960年代以降のアメリカ先住民たちの詩を集めてある

そうです。

 大地に根ざしたインディアンの生き方は、白人の侵略と略奪によって絶滅させられたけれど、子孫の多くは部族名を持ち、アイデンティティは部族や大地や自然にある。

 居留地に押し込められても彼ら本来の自由は奪えない。自由とはそういうものです。インディアンが口承で引き継いできた歌や物語は、それを聴く人がいればけっして消えない。

 

 インディアンの言葉は素敵です。 

matome.naver.jp

 

 

アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)の言葉

 

tabi-labo.com

 

 

 

 この本では12人の詩人が取り上げられています。

 解説では4人の略歴と位置、詩が引用され、解説されています。P134~142は掲載された詩人の詳しい来歴と説明です。多くの人が詩以外に小説も書かれているようです。

 ぼくは誰ひとり知りませんでした。

 でも詩はすんなり入ってきます。感覚的な言葉は世界を感じさせてくれる。知らない世界を知ることができる。

 

 

          *               *

 

 

 目についた詩の断片を拾ってみます。

 

N・スコット・ママデー

僕は輝かしい空を飛ぶ鳥だ

僕は平原を疾走する青い馬だ

僕は水の中でくるりと身体を回転させ きらきら光る魚だ

僕は子どものあとを追う影だ

僕は夕方の光り 平原の輝きだ

僕は風とたわむれる鷲だ

   ――略

         (「ツオタイ・タリーの喜びの歌」部分)

 

 レスリー・マーモン・シルコー

あなたはいま空を見ている

凍った川より冷たくて

とっても厚くて白い

ちいさな鳥たちが

そこを歩いてよこぎってゆく

        (「どうしたら空の詩が書けるのか」一連)

 

 ジェームズ・ウェルチ

太陽はあいかわらずくすんだ黄金色に輝いているのだろうか

タカのやつ――あいつは今でも野原の上空を高く舞い上がり 円を描き

舞い降りてくるのだろうか そして転がりつづける一日

      ――略

              (「つじつまを合わせる」冒頭部分)

 

 

 ポーラ・ガン・アレン

からだの中から

ばあちゃんは銀いろの糸 光 大気を押しだした

それを暗くて宙にうかんだすべてが静止したところへ

注意深くはこんだ

       (「ばあちゃん」一連)

 

 サイモン・J・オーティーズ

きのうの午後

公園の

ハコヤナギの根っこのそばで

死んだカラスを見つけた

         (「カリフォルニアから戻って」一連) 

 

 

          *               * 

 

 掲載された順番で5人の詩人の詩の断片を引用してみました。 

 詩は新しい世界を見せてくれます。

 それに短いから負担にならないのがいい。おもしろくなかったら、飛ばし読みすればいいのです。誰も怒っては来ないだろうと思います。(^_^;)

 

 日本でいわれているような現代詩とは別の形で、言葉が生活のなかにあって、勇気を与えたり慰めたりしている。

 自分が狭いところに閉じ込められているな、と感じたら、そこから出ていける言葉に寄り添ってみたい。

 

 詩は楽しめたらいいし、受け取れることができたらもっといいと思います。自分のための言葉でもあるし、他人のための言葉でもあるんです。

 

 

 

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……     

 

 

 

   アナベルの海」

 

白いアナベル

丸い玉が

波の

ように

そよぐ

そのなかに

ひとりで

静かに

立つ

木は

なにを

求めているだろう

青い空に

向かって

枝を

伸ばした

姿は

白い泡の

海に浮かぶ

孤島に

似ている

 

 

 

  

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。

 よい週末をお送りください。

 また来週、お会いします。