日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

社会の底辺で生きて来て67歳になってしまいました。そこから見える風景や、読んだ本の感想や、ネット検索でわかったことなどを書きます。生きることは辛いこともありますが、何をしても生きて行ける。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝します。

『あなたの常識を論破する経済学』 / 「水」

 おはようございます。

 大坂の今朝は、激しい雨が降っています。昨夜から降り始めました。お昼までは降るそうです。やっと梅雨らしくなりました。これで暑さがすこしでも和らげばいいのですが……

 

  

 

          *               * 

 

  

  この本を読みましたので、まとめを書きたいと思います。

あなたの常識を論破する経済学 (経済界新書)

あなたの常識を論破する経済学 (経済界新書)

 

 目次です。

第1章 デフレ脱却に「法人税減税」は不要である
第2章 財務省のレトリックにはもう騙されない
第3章 アベノミクスは巻き返せる!?
第4章 公共事業は本当に「悪」なのか?
第5章 「エネルギー安全保障」は強化する段階に来ている
第6章 不平等な結果を招いた統一通貨ユーロの誤算
第7章 TPPは海外企業・投資家に特権を与える不平等条約

 

 

  アマゾンのレビューにも書かかれているように、これまでの三橋貴明さんの主張を要領よくまとめた本です。

 

1章

 三橋さんはよく「インフレギャップとデフレギャップ」というのですが、デフレの時はインフレ促進策をとらなければなりません。

 デフレというのは〈供給能力が需要を上回っている〉ことです。だから需要を作り出す政策を取らねばなりません。

 ところが、政府が実施してきた緊縮財政や構造改革規制緩和、民営化、外資導入……)は、インフレ対策なのです。そのことがP18までに書かれてあります。

  • 少子化も財政悪化もデフレが原因ではない。
  • 日銀の量的緩和とマイナス金利だけでは不十分――そのことがP24~44まで、経済学の用語を駆使して書かれてあります。
  • 要するに個人所得が増える形で、企業や国が投資や消費をすることが必要です。

 

 薬のインターネット販売を例にとっての解説です。だいぶ前の動画ですが、その当時からデフレ対策を取るように主張されていました。

www.youtube.com

 

2章

 財務省増税しても税収は増えません。国民の所得が増えなければ消費は冷え込み、デフレから脱却できません。増税しても国民を苦しめるだけで、税収増につながらないのです。

 この章は財務省の政策を批判しています。「国の借金」というプロパガンダ。それは嘘なのです。

 緊縮財政を続けるとどうなるか。

 こういう意見へのリンクも貼っておきます。

www.mag2.com

 

3章

 アベノミクスは巻き返せるのか?

 デフレは貨幣現象ではない。総需要(モノやサービスの購入)の不足なのだ。(P74)

ということを認識して財政出動政策をすれば経済を活性化できる。

 規制緩和策やTPPの自由貿易推進は逆効果――P77~

 経済成長するには、〈完全雇用における生産性向上 ―→ 賃金を上げて個人所得を増大させる〉政策しかない。

 P100~「土建国家を復活せよ!」

 

 財務省やマスコミは、

「消費税を増税し、社会保障を安定化させれば、消費が殖える」

 などと妄想を広めているが、日本国民が消費を増やさないのは、単に実質賃金が伸びていないためだ。貧乏になった国民は、消費を減らす。当たり前の話だ。

「消費税を上げることで、消費を増やす」

 などというロジックが、いかに荒唐無稽か。(P107)

  その通りだと思います。

 

 

4章

 いままでの「公共投資否定論」を批判しています。国土強靭化を否定して、「コンクリートから人へ」政策のお陰で、インフラも整備できない貧しい国になったのです。

 

5章

 エネルギー政策も考えないといけない。

 

6章

 はヨーロッパの経済分析です。

 ユーロバブルの崩壊。P168~

 移民の問題。

 格差の問題。各国の生産性の低さを利用したドイツの一人勝ち。

 

7章

「TPPは海外企業・投資家に特権を与える不平等条約」のタイトル通りです。

 

 グローバリズムとは――

  1. モノ・サービスの移動の自由化
  2. 資本の移動(直接投資、証券取引)の自由化
  3. 労働者の移動の自由化

です。

 この7章で書かれているように、国を超える〈資本の活動の自由〉を認めれば、当然、〈強いものが勝つ世界〉になるでしょう。強い者だけが得をする、弱肉強食の世界になります。

 

          *               * 

 

 財務省が主張する緊縮財政や、プライマリーバランスの健全化批判をデータをもとに解説してあるので、問題点がよく整理されてわかりやすい。庶民の立場に立つ経済学、と思います。 

 

 

 

 

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……     

 

   「水」

 

雨の粒が

谷の斜面に群生する

シダを叩き

海の

波のように

揺らす

水は跳ね

雫は

したたり

幾筋もの

ちいさな

流れになって

黒い土に

滲み

苔の付いた岩の

あいだで

ひとつになって

枯れた

木の枝や

小石を 

流してゆく

水は

森を満たし

木の根から

吸われ

静かな

魂に

なる

 

  

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。