日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

底辺で生きてきて67歳になりました。そこから見える風景や、読んだ本のまとめや、検索してわかったことなどを書きます。生きることは辛いですが、何をしても生きていけると思うのです。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝しています。

どう生きようかと考えていた昔のこと…… / 「雨」

 おはようございます。

 最近は暑かったり、すこし寒かったり寒暖の差が激しいです。体調を崩さないように気をつけてください。

 昨日は裁縫をしていたので肩が凝ってしまいました。(^_^;)

 

  

 

          *               * 

 

「こういう生き方をしたい」というスタイルを決める時期があると思います。いま67歳になると「こうなってしまったなあ」と思うだけですが……(^_^;) でも、人生、「こうありたいな」という願いはずっと持ち続けるようです。

 

 子どもの時は、作家とか詩人に憧れていました。16歳から社会で働くようになると、すぐ、「これは、実現しないな」とわかりました。工場で夜勤したり、少ない給料に悲観したりして、現実に直面すると、自分が願うことは夢のようなものだと思い知りました。絶望的な気持ちに襲われたのです。

 気持ちが弱かった、といまは思います。

 工場で一日働いて疲れて寝る。ただ働くばかりの将来は嫌でした。

 1960年代の後半で、まだ世相も暗い感じでした。貧乏人と呼ばれる人たちもたくさんいて……高度成長の果実はまだ底辺には届いていない時代です。

 

  この頃、体験した〈貧乏〉で〈ひとり〉が自分の原点なのだと思っています。何も希望せず、与えられた人生にを耐えるしかない……なんと暗い考えだったのでしょう、でも、しかたないかもしれません。

 

 ぼくは、つげ義春が好きなんですが、当時は漫画の『大場電気鍍金工業所』のような会社が多かった…… 

つげ義春コレクション 大場電気鍍金工業所/やもり (ちくま文庫) | つげ 義春 |本 | 通販 | Amazon

 

 「働いていればなんとかなる」とは考えられませんでした。

 なんか生きるのが嫌になっていて、30までに死ぬつもりだったのです。フーテンに憧れて転職を繰り返しました。

 

 22歳で返還された沖縄に渡って、嘉手納第3ゲートの前の道路工事をしていた頃がいちばん楽しかった……これだけはいい思い出です。〈旅人〉だと思っていたから開放的な気分でいられた……フーテンの生き方をしているつもりでした。

 よく考えてみれば……憧れと現実を混同しています。でも、外で道路工事の手伝いをして働くのは気持ちがいいものでした。沖縄が暑かったからか……そのルーズさが、自分に合っていたのかもしれません。

 

ヒッピー - Wikipedia 

 ぼくは66~70年のヒッピームーブメントに惹かれた世代なんです。これはいまでも変わりません。

 いまでもフーテンとかヒッピーにうなづきます。理論とかではなく感覚的に、そんな生き方をする人が好きです。 

 夫馬基彦の、 

風の塔

風の塔

 

 や、『菊とヒッピーと孤独』などが本棚にあります。多くの本は捨てたのですが、捨てられずに残っています。ヒッピーの自由感がいいのです。

 

 社会のブームはすぐに過ぎ去ります。いまから考えれば、フーテンやヒッピーも流行に過ぎませんでした。マスコミにもてはやされた後は顧みられなくなりました。 

 それでも世界のどこかに〈個人として生きてゆく〉ヒッピーたちがいるようです。

 

yuuma7.com

 このサイトは先入観に満ちていると思うのですが……すごく惹かれてしまいました。こう解釈するとわくわくします。

 

 ヒッピーについて考えることは、〈思考を自由にさせる〉〈遊び〉みたいな感覚があっていい気持ちがします。

ヒッピー - Google 検索

heapsmag.com

 

  自分はフーテンだと思っています。それで、フーテンという名のついたものはなんでも好きになりました。

 映画の「フーテンの寅さん」は名前はフーテンなんですが、実態は香具師です。だからフーテンじゃないのです。旅が生活になっているからそれで「フーテン」とタイトルがつけられた? 「フーテンの寅さん」も癒やされます。人間って、どこか、常識を超えたものが突拍子もなくて好きなんだと思います。

 

 

 

         *               * 

 

「フーテンの寅」さんは反転した庶民の憧れですが……

 一月前ぐらいに『この世界の片隅に』を観ました。主人公は〈寅さん〉に通じるものがあると思います。

konosekai.jp

 

 主人公のすずさんは、世間が戦争をしていても、社会が変っていっても、〈庶民〉であり続けるのです。どんなことがあっても〈庶民の目線〉でささやかに生きてゆく。 

 その〈庶民感覚〉は、すごい、と思います。

 そして同じような庶民の、他者といっしょに生きていく。

 どんなときにでも、小さい幸せを探すことができる。それが庶民です。

 

 たぶんこのアニメ制作に関わった人たちはリベラルな思想の持ち主だと思いますが、そんなことは関係なく、描かれた〈庶民の目線〉に圧倒されました。

 市井の人々には〈共に生きてゆく〉感覚があるんです。癒やされたし、よいアニメだと思いました。寂しくなったら、また観たいと思います。なにか懐かしい。

 

 

 

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……     

 

   「雨」

 

ガジュマルの木の

後ろに

雲に包まれた山が

そびえている

しとしと

雨が降り

草も

木の蔓もすべて

濡れて

鮮やかで

静かだ

ここには

誰もいないが

神さまは

いて

雨を降らしている

水が

地の底にたまる

向うの

森で

動物たちの

啼き声が響く

 

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。

 よい週末をお過ごしください。

 また月曜日にお会いします。