日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

社会の底辺で生きて来て67歳になってしまいました。そこから見える風景や、読んだ本の感想や、ネット検索でわかったことなどを書きます。生きることは辛いこともありますが、何をしても生きて行ける。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝します。

『他人を攻撃せずにはいられない人』 / 「湖」

 おはようございます。

 昨夜11時頃の大阪は、突風と強い雨で窓ガラスが揺れました。カミナリが光って、隣のアパートの屋根の倒れたアンテナが落ちるのではないかと不安でした。

 低気圧が日本を覆っていて、大気が不安定だそうです。 

www.tenki.jp

 

  

 

          *               * 

 

 

 月曜日に『自分を責めずにはいられない人』を読みました。その前に書かれた本です。 

他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)

他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)

 

  この本は〈他人を攻撃、支配する〉事例に満ちています。全編、エピソードで書かれたといってもいいくらいです。他人を攻撃する人の姿が描かれています。

 それだけそういう人が多いということでしょう。

 読んでいて、思い当たることもありました。過去にはそういう人がいた会社で働いたこともあり、思い出して暗い気持ちになりました。

 

 心理学の本なので、〈なぜそうなるのか〉という分析もされていて、そういうストレスがかかった状態への対処法も書かれてあります。

 

 攻撃する人に関わってしまうのは辛いことです。

 けっきょく、最後は〈自分が強くなるしか〉ない。

 相手をコントロールしたい支配したいという人は、粘着してくるので、それを拒否する強さを持つしかないでしょう。共依存に陥る関係を拒否したいです。

 

 

 目次です。

1章 「攻撃欲の強い人」とは

2章 どんなふうに壊していくのか

3章 なぜ抵抗できなくなるのか

4章 どうしてこんなことをするのか

5章 どんな人が影響を受けるのか

6章 処方箋――かわし方、逃げ方、自分の守り方

 

 

「他人を攻撃せずにはいられない人」は普通に、当たり前のようにいます。根底を辿っていったら、人間すべてが「他人をコントロールしたいという欲望」に囚われているからかもしれません。

 著者は精神科医なので、ひどい症例に陥ったエピソードを取り上げています。

 会社で……

 家庭で……

 恋愛も……

 世間のつきあいで……

 

 被害に遭い、ひどく傷つけられた……人間関係の罠に落とされた犠牲者たちが、たくさんいます。 

 「他人を攻撃せずにはいられない人」は人間関係を操作するのに巧みです。

 相手を罠にかけ、貶め、孤立させ、苦しめる。そんな策謀を立てるのに長けています。

 この社会では悪人のほうが強いようです。世間でも、悪人のほうが認められ力があるので、従ってしまう人が多いと思います。

「他人を攻撃せずにはいられない人」は人間関係にもめ事や不和を持ち込むのが得意です。それによって他人を操作できるからです。

 

「世間ではこうでしょう」「これが常識なのよ」「あなたは間違っている」……こうした言葉で相手を徐々に弱らせるのです。 

 相手の価値観を否定して、無価値感を与え、自分の思い通りに支配する。自分は間違っているのではないかという不安に陥れ、判断力を奪う。

「他人を攻撃せずにはいられない人」はサディストです。他人が苦しむのが楽しい。そうすれば自分が強いことが証明されるからです。つまり本質は弱い者を〈苛め〉たいのです。

 

 P68には「彼らが使う7つの武器」が書かれてあります。

  1. わからないふり……あなたが攻撃欲に気づいて、とがめても、なぜ自分が責められるのかわからないふりをする。
  2. 他人のせいにする……自分が操作しているのに、そうではないと言い張る。
  3. 非難に動じない……逆に相手を責める。相手があきらめの境地、無力感に陥るのを待つ。
  4. 疲弊させる
  5. 他人の価値を無視する……自分以外の人間には何の価値もないと思っていることが多い。それを相手に思い知らせる。やる気をなくさせたり、へこませたりして、価値があるのは自分のほうだと見せつける。
  6. ズレ……言葉と真意のズレ、口で言うこととやることのズレ。これが大きければ大きいほど標的を混乱させることができる。
  7. 罪悪感をかき立てる……相手に罪悪感を抱かせるように巧妙に仕向ける。

    

 

 

          *               * 

 

 なぜ「他人を攻撃して支配しようとする人」のターゲットにされてしまうのか。

 それは攻撃されると揺らいでしまうような〈価値観〉に囚われているかもしれません。

  • 「人はみんな善人だ」と思っている。 
  • 思い込み(ビリーフ)に囚われている。論理療法では事実に基づかない信念を修正します。
  • また、操作されやすい、騙されやすい、おとなしい性格だからかもしれません。人間は分かり合うべきだという根拠のないことを信じている。優しい人はターゲットにされやすいのです。

 

 人は社会という集団の中でしか生きることができないので、人間関係は常にあります。

 良い人もいるし、悪い人もいます。謀を巡らす人もいると思ったほうがいいでしょう。自己愛が強すぎる人もいます。 

ofee.tank.jp

 

 

 他人は変えられないのです。

 過去も変えられない。変えられるのは自分自身と未来だけです。

 

 けっきょく「人は人、自分は自分」という気持ちを持って生きてゆくしかないだろうと思います。共依存関係に陥らないことです。

 

 これらは本に書いてある「攻撃してくる人格」への対処法ですが……

 社会で問題になっているパワーハラスメントは、社会構造の問題なので、個人では対処が難しいように思います。一人で解決しようというのは無理です。周囲の人たちに相談して、味方を増やすことしかありません。

 集団が黙認して行われるイジメもあります。集団の犠牲者になってしまう。そのグループが問題を持っているのです。

 

 

          *               * 

 

 

 

 仏教的な見方でいえば、攻撃者は恐怖に怯えている「可哀想な人」といえるのかもしれません。他人を巻き込んで、貶めたり、策略に陥れたりしないと、ひとりだと不安でしかたないのです。ひとりで生きていけない。自立していない。

 この社会ではいつも〈優しい者が犠牲者となる〉ので、そういう悪はやめてほしい。でも、悪は必ずあるわけで、苦しいことも、理不尽なことも尽きることがありません。

 

 お釈迦さんは「人生は苦である」といわれています。悪に遭うことは〈縁〉の問題ですから、個人の力では避けることができません。ですから、それらに対処できるようにいつも準備しておく、心構えを持つことが必要でしょう。

 

 善因善果、悪因悪果。

 悪はいつか自滅します。だから放っておけばいいのですが……相手が粘着してくるので、難しい問題になってしまいます。

 

 すべての束縛から自由でありたい、です。ひとりでもいい、という自立の精神、が必要だと思います。

 

 

 

 

  

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……     

 

   「湖」

 

水鳥が並んで

泳いでいる

一匹は

外にいる

波紋は

広がり

雨の粒は

湖面を叩く

遠くに

倒れかけた木が

水面に向かって

お辞儀している

自分は

何をするために

ここにいるのか 

時間は

止まったままで

前にも

こんなことがあった

気がする

 

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。

 よい週末をお過ごしください。

 また、来週の月曜日にお会いします。