日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

底辺で生きてきて67歳になりますが、そこから見える風景や、読んだ本のまとめや、検索してわかったことなどを書きます。生きることは辛いですが、何をしても生きていけると思うのです。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝しています。

『自分を責めずにはいられない人』 / 「魚」

 おはようございます。

 暖かいです。いまは5時ですが、空は晴れて明るいです。

 こんなとき、世界は美しいな、と思います。いい世界であってほしい。 

 

 

 

          *               * 

 

 

 「最低やな、俺は……」というのが口癖になっています。昔の記憶が蘇ってきた時に、つい口をついて出てしまう。過去にした判断を思い出すと、後悔することが多いのです。「失敗したなあ……」と思う。「しかたなかった」とはいえるんですが……

 

 考えれば、多くの人の期待に答えられず、裏切ってきました。

 過去のことを考えても何にもならないのですが。

 

 人の苦しみの原因って……人間関係が上手くいかないことと、後悔するようなことをしてしまったからだと思います。 

 

自分を責めずにはいられない人 (PHP新書)

自分を責めずにはいられない人 (PHP新書)

 

  著者は精神科医です。2013年に『他人を攻撃せずにはいられない人』という本を書いてベストセラーになりました。

 他人を攻撃する人は、相手に罪悪感を抱かせる達人であることが多いので、そのせいで罪悪感をかき立てられ、「自分はダメだ」と自分を責める人もたくさんいるはずです。(P204)

 それで被害者側の心理メカニズムを解明しよう、ということが執筆の動機になったようです。 

 

1章 「自分を責めてしまう人」とは

2章 「自分はダメだ」と思う三つの要因

3章 罪悪感の由来

4章 「自分はダメだ」と思ったときの対処法

5章 罪悪感との向き合い方

6章 自分自身と向き合って、楽になる

 

 1章では「自分を責めてしまう」いろんな事例が取り上げられています。共依存とか、他人を喜ばせたい気持ちが強い人とか……承認欲求が強い人とか、完璧主義です。

 

 2章には、そうなった要因が書かれています。

  • 比較――ついも、誰かと比べられて育ったから
  • 理想化――「もっとうまくやれるはずだ」という強迫観念
  • 期待の重圧――「条件付きの愛」しか得られなかった

 

 3章では〈罪悪感〉が、どのように作られるのか、書かれてあります。

 このように、家庭、学校、社会には罪悪感をかき立てる構造的要因が潜んでいる。そのため、罪悪感から逃れるのも、「自分はダメだ」という思いから解放されるのもなかなか難しい。(P109)

 

 4章は〈対処法〉です。

 問題が起こった時に、〈何でも自分一人で抱え込んで、自分で何とかしようとするのは……〉間違いだと書かれています。

 周囲の人とできるだけ話し合うこと。理解し合うことが必要だと書かれています。

「被害者面」することもやめよう、と提案されています。

 他人から責められたら、そのことに正当な理由があるのか考えることも必要で、納得した上で批判を受け入れるようにする。

 

 5章は〈罪悪感を受け入れること〉です。そうすることで対処できるようになる。罪悪感の原因もわかるし、その程度も知ることができます。自分が完璧主義になっていないか、分析できます。また罪悪感を持たせようとしている他人の存在に気づくこともできます。

 

 6章は、責任を引き受ける態度を持つことです。

 そうすることで建設的な解決策が見いだせます。具体的に解決できる方法を考えること。

 自分のなかのネガティブな感情を受け入れることも必要です。そして自分を許してやる。

 

 

 

          *               * 

 

 アマゾンのレビューでは「常識的にわかっている解決策しか出ていない」という批判もあります。

 ですが、心理学というのは心を扱うものですから、そんなものだろうと思います。「こういうふうに考えたほうが、楽になるよ、前向きだよ」というような抽象的なものだと思うのです。

 むしろ、「相手がこうしたら、こう出ろ」とか「こうしたら、こうなる」というような解決策のほうが怖い気がします。人間を手段にしか見ていないようで……

 

 自分の心は自分にしかわかりません。

 けっきょく、罪悪感に押しつぶされるか、それにうまく対処できるかも、自分の問題なのです。どんなことにでも、いい面と、悪い面がある。罪悪感だって、いい。そう思います。

 人間って、どこまでいっても、〈他人との関係〉なのですね。

 

 

 

 

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……     

 

   「魚」

 

魚がはねて

水面に

ゆっくりと

波紋が広がる

浮き草も

ちいさく

揺れる

それを見ている

ふいに 

すべてが

許されていると気づく

それは

誰かからの

メッセージなのだ

湖畔の

葦の

群生の前で

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。