日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

底辺で生きてきて67歳になりました。そこから見える風景や、読んだ本の感想や、検索したことなどを書きます。生きることは辛いこともありますが、何をしても生きていけるんだと思っています。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝しています。

お彼岸に思うこと 村上春樹さんの小説に思うこと /

 

 おはようございます。

 大阪は昨日の夕方から雨が降り続いています。

 すこし寒い。

 天気予報を見ると、一日、雨のようです。

 雨でもいいことがありますように。

 

 

          *                 * 

 

 

  昨日はお彼岸の中日でした。

 

www.bukkyo-u.ac.jp

  いい言葉だな、と思って、ブログに載せることにしました。

  この言葉の後は、

「愚かな者よ、惰眠をむさぼるときではない。

 この舟は再び獲がたい。」

            と続きます。

 

 ぼくのようにふらふらしていると、気持ちがピシッとします。

 何千年も昔の人の言葉ですが、解説にあるように、その背景には深い仏教の思想があります。言葉のひとつひとつに「なぜ、そういう言葉なのか」意味があるようです。

 

 詩のようでもあります。

 もともと、宗教の言葉は吟詠されていたのです。

 根本にあるのは……〈物語を求める気持ち〉と同じだと思います。(いい加減なことをいうと、ダメですが……^^;)

 人がこの世のものでないものを求める心は、強いです。

 どんな民族にも「世界誕生」にまつわる伝承があるように、どこから来て、どこへ行くか、知りたいのです。

 人は〈ここ〉ではない〈かなた〉を求める。

 此岸ではなく、彼岸を。

 

 お彼岸なので、そんなことを思います。

〈彼岸ではみんな救われる〉

 

 

          *                 * 

 

www.tour.ne.jp

 

 ぼくは昔、ネパールに行ったのですが、去年の地震でこうなっていることは想像しませんでした。再建をお祈りします。

 まったく自分のことしかわかってないので……だめですね、小さな自分の世界にいると。

 

          *                 * 

 

 

 

  じつはパソコンで村上春樹さんのことを検索していました。新作の「騎士団長殺し」に「南京大虐殺で40万人殺したとも言われています」という会話の部分があるというので、ネットで炎上しているのです。

 中国共産党におもねって本を売るためではないか、という推測もあります。

 それで、どうなのかを調べたかったのです。

 

 結果は……よくわかりませんでした。

 なぜ、そんな会話を挿入したのかを知りたかったのですが……

 

 村上春樹さんは戦後の多くの知識人と同じ、ぼくから見れば左翼的リベラルな考えの持ち主です。インタビューで、中国や韓国に「相手が『もういい』というまで謝罪し続けなければならない」と発言しているそうです。

 

 ネットでの炎上のことですが……そういう政治的な部分を批判してもしかたないような気がします。

 小説家は歴史家でないですもの。 

 小説家は、想像で書くので、ありもしない真実だって描きます。小説はそういうものだと思います。

 小説の中には、反戦小説も、左翼的な視点の小説も、犯罪者の視点に立った小説もあります。だから愛国的な小説も書かれたらいいと思います。反戦小説だって、読めば、特攻隊の悲劇が描かれていたり、戦友との交流が描かれていたりすることもある。一つの視点から描いても、それに縛られない、はみ出して行くのが小説だと思います。

 どういう立場で描くかは作者に任されているともいえます。作者の思想に納得出来ないなら読まなければいいのですから。

 

 所詮〈娯楽〉じゃないでしょうか。目くじら立ててもしようがないのでは……

  こういう評価を読みました。

www.sankei.com 

 

 ぼくは初期の頃は共感して読んでいたけれど、「海辺のカフカ」「アフターダーク」以降、もう村上春樹は読んでいません。

 恣意的なファンタジー小説に過ぎないと思うし、意匠の表面だけをなぞっているスタイルだなという気がするからです。ぼくにはリアルであると思えないのです。絵空事のように思えて、読んでいておもしろくないのです。もちろん、リアルだと感じる人がいるのを否定しているわけではありません。読者は、それぞれが楽しめばいいのです。

 

 純文学を読む人も、大衆小説を読む人もいるでしょう。人生の真実みたいなものを求めて小説を読む人も……娯楽として小説を読む人もいるでしょう。

 

 真剣と不真面目のあいだに人間は生きている、と思っています。

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。