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 日の記し   ★ヽ(´・ω・`)ノ 。・☆彡 ・☆

底辺で生きてきた67才で、もう老人なんですが、そこから見える風景を書きます。読んだ本のまとめや検索してわかったことなどをメモします。生きることは辛いですが、何をやっても生きていけると思うのです。仏教を生きる支えにしているので、そのことも。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝しています。

独語のこと 他人との関係 / 「祈り」

 おはようございます。

 暖かい朝ですが、ストーブをつけてしまいました。もう冬も終わりです。天気予報では、「連休から暖かくなる」といっていました。ラジオ体操もしやすくなりました。体を動かすのが楽しい季節です。

 

 

          *                 * 

 

  アパートの一つ隣の部屋のTさんが、昨日の夕方から一晩中、独語していていまも喋り続けているのですが……心配です。以前から独語はしていたけれど、月に2日か3日続くだけで一晩中話しているようなことはなかった。たいがい寝る頃には収まっていた。

 単純に独り言なのか……幻聴とかが聞こえるのか? わざわざ、ドアを叩いて尋ねてみることもできないし、正直に言うとすこし、関わりたくない気持ちもある。専門家でないのでわからないことだし、「しんどいようだったら、お医者さんに行ってみたら……」ぐらいしかいえない。

  

kotobank.jp

 

  ぼくも道など歩いていると、頭に浮かぶかっての恥ずかしい記憶に「ごめんなあ」とか「最低だな、俺は」とか独り言が出てしまうことがあるので、そんな気持ちはわかる。

 人生、取り返しがつかない、と思っている記憶はある。

 恥ずかしいことばかりだ。

 でも、しかたないことなのだ。歳をとり、老人になって……忘れるようになる……こだわらなくなるだろう、すこしボケて。

 

 母もそうだった。

 若い頃から他人の悪口ばかり言っていたけれど、逝く3、4年ぐらい前から言わなくなった。まるくなったというか。他人のことを考えるよりも、自分の心を見るようになったのだろう。

「ありがとう」としか言わなくなった。

 叱ったり、怒ったりしない母を見ているのは、なんだか寂しかった。

 

 怒りも憎しみも、生きるエネルギーのような気がする。人は怒っている時、緊張し、生きる興奮に巻き込まれる。生きていると実感するようだ。

 それで人は、他人を憎んだり、他人と争ったり、喧嘩したり、暴力を振ったりする。生きている気分になるからだ。

 

 人はややこしいことが好きだ。

 闘争とか喧嘩とか恫喝とか、相手を貶めることとか。

 自分が生きて、地位が上がったり、他人に賛同されることと、他人を蹴落とすことは、同じものだという気がする。

 誰かが得をすると、誰かが損をする。

 誰かがすばらしいと、惨めな人がいる。

 誰かが楽をすると、誰かが苦しむ。

 誰かが権力を持つと、服従しなければならない人ができる。

 

 いつも他人との関係なのだと思う。

 愛も憎しみも、そのなかにある。

 

 ややこしい……し、……ぼくは、疲れてしまう。

 ひとりのほうがいい。

 負け組なのです。社会の底辺でしか生きられなかったし、それだけの実力しかない。(ひねくれて言っているわけじゃなく、正直そうだと思っているのです)

 独りだったし、逃げることを覚えたし、逃げて来たと思うのです。それが生き方だった。

 そういう者たちが社会の中に、少しの部分、いてもいいと思う。それで、社会はなんの困ることもないと思うんです。 

 ひとりでいることが好きな人だっている。それが社会の迷惑でない限り、認めてあげたらいい。

 

 ニートだって、ワーキングプアだって……

 社会が作ったというか、必然だから出てきた。好きでそうなったわけじゃないと思うのです……

 

 世間に違和感を覚えたら、自分なりに生き方を自由にしていいと思う。

 いつかは自分の場所から出ていけるのです。

 そう思う。

 

 

 これを書いていても、独り言は小さく聞こえてきます。

 Tさんは、妹さんの家に行かないのだろうか。いつも、昼間は、妹さんの家に預けている犬の世話をしに行くのだけれど……

 世話するものがあるのは、幸せです。

 

 

 

 

 

 

  ……             ……              ……

 

 

   「祈り」

 

ぼくを連れていく者がいる

ぼくを選ぶもの……

ひとりの夜

祈りを

聞いている誰かに

声を届ける

雪が積もった

褐色の

枯れ葉のなかに

手を差し入れると

暖かかった

それを

思い出す

 

  

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。

 よい週末をお過ごしください。

 また来週お会いします。