おはようございます。
昨日の夕方、お風呂に行ったときから雨が降り始めたのですが、今朝は止んでいるようです。曇り空です。ラジオ体操には行くことにします。途中でパラパラ来るか、わからないですけれど。
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ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - 【無料お試し版】
- 作者: 佐々木典士
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/07/14
- メディア: Kindle版
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という本を読みました。
おもしろかったので、感想を書きます。
- 「商品経済の否定」と思いました。
- もう、物は有り余っています。
- 物には夢が付いて来ます。それが負担になっています。
- 過剰なことはもう必要ない。
- シンプルな生き方がしたい。自分なりの……自分自身でいたい。
ぼくが持った感想は上記のものです。
資本主義が行き着いて豊かになった社会ですが……それが返って窮屈です。縛られています。商品が持っている幻想に。
商品というのは〈夢〉を与えるものです。「これを買えば、幸せになれる……」
モノを持つことで、夢の世界に住めると錯覚するのです。
たとえば、車。
かって、車を持つことは若者の憧れでした。
女の子を誘って、ドライブできるからです。デートの定番でした。女の子を助手席に乗せてさっそうと運転する。それが男の子の理想だったのです。
結婚して家庭を持っても、家族で外出する。それでファミリータイプの車が定番でした。仲のいい家族の夢が、車に表れていたのです。車は、安定した生活の、安らぎの人生の象徴でした。
でも、もうそういう世界ではなくなりました。
車を持っていると、維持費だけがかかり過ぎるのです。もう誰も、車を持ちたがりません。家族がそろって出かけることがなくなったからです。
物には、夢や幻想や、欲望がついて来ます。モノを持つことで、夢が実現した気がするのです。
この本の目次です。
1章 なぜ、ミニマリストが生まれたのか?
2章 なぜ、モノをこんなに増やしてしまったのか?
3章 捨てる方法最終リスト55!!
さらに捨てたい人へ追加リスト15!!
4章 モノを捨て、ぼくが変った12のこと
5章 幸せに「なる」のではなく「感じる」
この構成をみてもわかるように、非常に哲学的です。
もちろん、じっさいの社会で生きていくのに、この本のように「ミニマリスト」にならなくても、いいのです。
ミニマリズムといっても……シンプルな生活ができればいいのです。「モノを捨てる」ことから始まるのですから。
物に縛られるのは嫌だ、モノとの関係が耐えられないところに来ている、そういう感覚を持った人が増えているのでしょう。
それでミニマリストという考えが出て来た。
モノに縛られると自分自身になれない。
それが繰り返し語られています。
商品は与えられた夢で、自分の夢になれない……なれなかった〈モノ〉なのです。 要約するとこういうことだと思います。
この本では、日常生活をするなかで「どう思ったか」具体的に書かれてある。
それで、物を少しずつ捨てていった。
元気を与えてくれる本です。
自分自身に帰ろう、といってくれる本です。
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読んでいただいて、ありがとうございました。
誰もが、穏やかで平和でありますように。