日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

底辺で生きてきて67歳になりました。そこから見える風景や、読んだ本のまとめや、検索してわかったことなどを書きます。生きることは辛いですが、何をしても生きていけると思うのです。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝しています。

『スモールハウス』 を読む 2 /

 

 おはようございます。

 

 

          *                 * 

 

 

  著者は1章に一人づつ、スモールハウス生活の実践者を紹介していきます。目次を書いて、紹介された人の名前を書いておきます。

 

 1章 小さくても家らしい家……Jay Shsfer

 彼の言葉です。

僕は、自分の平穏な暮らしを支えてくれる家が欲しかったのであって、それを支えるために暮らしを捧げなければならないような家を欲しくはなかった。(P32)

  本に引用されている部分の孫引きになってしまいましたが、ほんとうにそう思います。家は自分のためにあるのであって、その維持のために自分があるのではない。それが正しいと思います。それまでの発想の転換です。

 ところが『ナチュラル・ホーム』という雑誌の賞を取ってしまう。

 

 シェーファーは設計の手法を「引き算方式」と呼んでいるそうです。(P34)

 不要な設備やスペースをできる限り削っていく。それでコンパクトな一部屋の家になったようです。

 一部屋のほうが暖房も効率がいい。

 彼は最初、ソーラーパネルを設置していたそうなんだけれど、いまは電線を引いて冷蔵庫もあるらしいので、文明を否定してるわけではないようです。単純にシンプルライフを目指したら、水を使わないコンポストトイレ、シャワーは天井にタンクがある自然落下方式になったようです。

 

 シェーファーはスモールハウスを専門に扱う会社を立ち上げて、370万円でキットを販売している。これは完成品の値段で、ガスヒーターや冷蔵庫、コンロや流し、給水設備、電気すべて込みの価格ということです。トレーラーハウスなので移動も自由。

 

 自分らしい生き方を貫いて、質を落とさない、そういう姿勢がいいです。

 

 

2章 物を持たない暮らし……Gregory Jonson

 スモールハウスに住むことになったきっかけは、みんな違うようです。

 ジョンソンは父の家の庭にスモールハウスを作り、隠れ家とした。これまでの人生を振り返り、ダイエットすることにした。実際、太っていたのです。スモールハウスではオフグリッド(外部から電気や水の供給を受けない)にした。なるべく物を所有しない生活に変えて、移動手段は車でなく自転車にした。

 

  • スモールハウスは、建築物じゃないから固定資産税がかからない。
  • 小さい分、質にこだわることが出来る。物も必要が無いものは買わない。
  • 窓の開け閉めで風を入れるので、扇風機ぐらいしか電気は使わない。
  • スモールハウスでできないことは、外のサービスを利用すればいい。(これを彼は〈外注〉と呼んでいる)
  • 個人が何もかも所有する意味は薄れているのでないか。

 これって批判があると思う。

 自分ができないことは外の世界を利用すればいいということ……これは先進国の環境だから出来ることで……という批判だ。

「でも、昔は近所で、洗濯や風呂の設備なんか共有していたよね」というのが著者の言い分。もっと昔は調理場やトイレも共有が当たり前だった。

 なにもかも抱え込むことはない、という考え方が許されるのではないか。とくに先進国のような商業サービスが充実した社会なら。

 

  • シェファーは生活に必要な設備を共有して、コミュニティを作ろうという計画を勧めている。そこでは、キッチンや洗濯機、トイレやシャワーなどを一箇所に集めて共有し、住民は極めてシンプルな自分のスモールハウスを建てる。こういうことができるのがアメリカらしい。

 

3章 簡単で大胆なエコロジー……Dee Williams

 

 ディー・ウィリアムズという女性は、ワシントン州の環境保護課で19年間、調査員をしていたそうです。2004年に家を売り、所有していた殆どの物を手放した。理由は、グアテマラに学校を建てる手伝いに行って、現地の人達がいかに少ない物で生活しているか、知ったことらしい。ウガンダの子どもたちの飢餓や病気のことも知った。それでスモールハウスの生活をすることを決心したということです。

 

 現代生活が環境に負荷をかけ続けていることは誰もが知っている。このP107の文章を引用します。

環境問題に関しては、その答えを生きることが、抗議したり叫んだりデモをしたりするよりずっと多くのことを達成できる。

 

 もちろん、イデオロギーに関わらず、人が文明的な生産活動を続ける限り、少なからず環境に負荷はかかる。でも、環境問題がこれほどまでに深刻化した理由を、大量生産と大量消費を良しとする先進国の経済至上主義にみる人は、少なくないはずだ。(P112)

 

  •  彼女は、自分のスモールハウスを建ててすぐに、スモールハウスを建てる手伝いをする会社を立ち上げた。
  • 2008年にワシントン州知事賞を受賞した。スモールハウスムーブメントの象徴として活躍している。 

 

padtinyhouses.com

 

 

 4章 自由を得るのにお金は要らない……lamar Akexander 

 この人の家系は、代々、自分で家を建て、畑を耕し、家畜を飼って暮らしてきたそうです。

 アレクサンダーはスモールハウスよりもちょっと大きい18平方メートルの家を手作りした人です。

 暮らしの内容は、冷蔵庫と暖房、温水器はプロパンガス式。あとはソーラー。水は井戸を掘った。また雨水を利用している。

 子どもの頃からソーラー発電に惹かれていたので……太陽光を利用した温水器、ソーラークッカー、ソーラーコンポストトイレを作っています。

 

 この本では、アレクサンダーの手作りの建築材料が16万円だったということから、現代の建築費用や大きな家を建てることへの疑問を語っています。P138~

 マイホームというのは、メディアに踊らされ、思い込まされているだけではないのか。

 豊かになることはいいことなのですが……必要以上に需要と供給を作り出す経済社会でもあります。そういうものから離れたシンプルライフの伝統がアメリカにはあるようです。

 

 

 

 

  明日は残りの章を読みます。

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで平和でありますように。