日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

社会の底辺で生きて来て67歳になってしまいました。そこから見える風景や、読んだ本の感想や、ネット検索でわかったことなどを書きます。生きることは辛いこともありますが、何をしても生きて行ける。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝します。

『第4次産業革命』 を読む 3 / 「つらら」

 

 おはようございます。

 今朝は寒いです。大阪も氷点下まで下がっています。昨日は鳥取県が大雪で車が立ち往生して大変でした。不通になっている村もあるようです。事故がなくてよかった。週末までこんな冷え込みが続きそうです。元気で頑張りましょう。

 

 

          *                 * 

 

 3章を読みます。

 

 3章 技術革新の最先端を走る日本の現状

 ここではGPT(汎用目的技術)が紹介されます。

 著者が、つくば市に本社があるサイバーダイン社の「生体電位信号活用技術」を見学した感想を記述しています。装着ロボットであるパワードスーツHALを実際に装着してみて、その繊細な動きに驚きます。このロボットは、2016年4月に公的医療保険の対象になったそうです。これによって、介護の現場でヘルパーや介護士の負担が小さくなる。また、難病によって身体が動かなくなった人にも支援できる。

「自分がこう動きたい」と考えることを読み取る生体電位信号活用技術……これは広がっていくだろうと、三橋貴明さんは書いています。

 

 すでにドローンは宅配実験が行われている。楽天は千葉県のゴルフ場内でドローンを使ったサービスを開始している。

 棚卸し作業や警備にもドローンが利用されている。マンションの外壁塗装工事などにも利用されるだろう。コンクリート建造物の「打音点検」作業にも使われつつある。

 

 こういうAI やロボット技術があるのに、土木、建設産業において外国人労働者を移民させて使おうというのは愚の骨頂だと著者はいいます。安い労働力を利用すると、一人あたりの生産性は高まらない。日本の労働者は外国人労働者との競争に巻き込まれ実質賃金はますます下がっていく。これは国民の貧困化です。「いまの人手不足をチャンスと捉え、技術に投資することで企業は成長できるはずだ」と三橋さんはいいます。

 

 自動車の自動運転システムは将来、実現するだろう。それまではセーフティシステムなどの、運転者のサポート・システムが広まる。

 

「技術発展によるサービス産業の生産性の向上は重要だ」

 

4章 技術をもつ国の未来ともたざる国の末路

 「貧困」とは何か。

 日常生活に必要な最低限の物やサービスすら手に入れられない状態のことである。

 じつは、深く考察すると、貧困には2種類あることがわかる。

 

 1つ目は、国民経済において物やサービスの「生産」が不足しているケース。

 スーパーマーケットで「牛肉」を買う場合を例に取る。

  • 畜産農家が肉牛を生産できなかったら?
  • 肉牛を加工工場に輸送する道路や運搬車両が存在しなかったら?
  • 肉牛を牛肉にする加工技術がなかったら?
  • 加工された牛肉を、スーパーまで運送する道路や運搬車両がなかったら?
  • 運ばれる牛肉の品質や安全を維持管理する冷凍、冷蔵技術がなかったら?

 これらのひとつでもないと、スーパーで新鮮で食用可能な牛肉を手に入れることが出来ない。畜産業者から消費者の手に渡るまで、さまざまな生産者が働き、技術が使用され、資本が活用されているのが現実である。それが「経済」なのだ。

 牛肉を運ぶ車両は、誰かが過去に自動車製造技術を使い、生産したものだ。

 道路というインフラも、道路舗装技術や建設の技術が使われている。誰かが働いた結果としてある。

 またアスファルトの原料である原油は、誰かがタンカーで働き、日本に輸入したものだ。タンカーも誰かが働いて造ったものだ。

 

 これらの生産の連鎖、付加価値の連鎖において、「誰か」が働き、さまざまな技術が投入されたものである。この連鎖のひとつでも途切れると、国民は貧困に陥る。

 

 発展途上国にありがちなのは、農村で膨大な農産物が生産されたとしても、それを消費地に運ぶ交通インフラがない。車がない。または道路や車があっても、治安が悪化しているため運ぶことができない。

 農業技術が未熟で、充分な農産物が生産できないケースもある。

 国民の需要を国の供給能力では満たせず、物価は高騰してゆく。インフレ率が上昇する。

 発展途上国などで発生している「生産が不足する」タイプの貧困を、インフレ型貧困と名付ける。

 

 地震などの被災地で品不足になり物を買うことができなくなるケースもある。

 熊本地震では、

 各避難所では食料や水の配給が行われたが、それでも避難住民の「需要」を満たすことができなかった。非難している人たちは、この先進国「日本国」において、飢えや渇きに苦しめられるはめになってしまったのだ。(P134)

 金が経済なのではない。

 国の経済力とはカネの量ではない。

 国の経済力とは、物やサービスを生産する力、と供給能力(潜在GDP)なのだ。

 要するに、経済力とは国家全体の供給能力が、国民のモノやサービスに対する需要を満たせるか否かで決まってくるのである。わかりやすい例を出しておくと、「水と食料を供給できるのか、否か」である。水や食料を国民に供給できない経済は、間違いなく「失敗」だ。(P136)

 

  日常的に「経済力」が国民の需要を満たしていたとしても、大規模自然災害や戦争、内乱などの非常事態が発生すると、「経済の失敗」に追い込まれてしまう。

 自然災害が起きたとしても、可能な限り各経済力を維持しなければならない。交通インフラやライフラインを維持し、被災者に物資を届けることを可能にしたい。日本は自然災害大国である。災害が起きた時に「インフレ型貧困」に陥らないようにしたい。

 

          *                 * 

 

 もうひとつの貧困はデフレ型貧困である……

 

 長くなりそうなので、この続きはまた明日書きます。明日でこの本を読み終わります。

 

 

 

 

 

  ……             ……              ……

 

 

   「つらら」

 

つららの中に

ルビーの

宝石が生まれ

きらきら

輝いている

夕焼け

赤く染まった空の

カーテンを

閉めるように

夜を

迎える

……お帰りなさい

そうして

時間のバトンは

渡されて

やがて

空に

星がまたたく

闇が

静かにやって来る

 

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで平和でありますように。