日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

底辺で生きてきて67歳になりました。そこから見える風景や、読んだ本のまとめや、検索してわかったことなどを書きます。生きることは辛いですが、何をしても生きていけると思うのです。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝しています。

『第4次産業革命』 を読む 2 /

 

 おはようございます。

 寒い日が続きます。大雪に見舞われている日本海側の方々はたいへんです。事故も起こっています。平安でありますように。

 

 

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 2章 第4次産業革命は経済と社会をどう変えるか

 前回からの続きです。

 

フリードマンベーシックインカムとは?

 もっとも、「供給能力が毀損することが問題」とは、生産活動に人間が必須であることを前提にしている。今後、野村総研が予想したとおり、人間の仕事がしだいにAI やロボットに置き換えられていくならば、そもそも「人材」を供給能力に含む必要がなくなっていく、という話なのかもしれない。

 生産活動に人間が不要になると、問題は「技術的失業者の雇用を、いかにして確保するか」ではなく「技術的失業者の所得を、いかにして確保するか」に変わってくる。経済学的には、ベーシックインカムの導入という解決策になるのだろう。ベーシックインカムとは、国民1人ひとりに一定額の所得を補償し、提供するという考え方だ。

 誤解している人が多いが、ベーシックインカムとは、現代の日本で導入されている年金、生活保護といった社会保障の延長線上にある話ではない。なにしろ、ベーシックインカムを提唱したのは、社会福祉国家を嫌悪した新自由主義の「祖」たるミルトン・フリードマンなのだ。(P53)

   

ミルトン・フリードマン - Wikipedia

 

 新自由主義とは……

規制緩和や民営化を推奨し、競争を通じた生産性の向上をめざすサプライサイド(供給能力)重視の経済政策で、財政規律を重んじ、小さな政府をめざし、自由貿易を重視する(P53)

  フリードマン的な新自由主義を目指すと、競争によって、勝者と敗者に分かれる。小さな政府を目指す以上、国は敗者に対し過度な保護をしてはいけない。

 ただ、完全に放置すると、社会は荒廃せざるを得ない。それでは勝ち組の生活基盤も揺らぎかねないため、「最低限、飢え死にしない程度の所得は保証しよう」とした。

 非効率な政府に生活保護のサービスを委ねると、予算がどこまでも膨らみ、インフレ率が上がり、国民経済全体がダメージを受けることになる。

 というわけで、フリードマンは、「高所得者層から所得税を徴収し、低所得者層に機械的に配る」ことで、負け組の所得(あるいは「生存」)を保証することを提言したのだ。これが、ベーシックインカム、別名「負の所得税」である。低所得者層は所得税を支払うのではなく、受け取ることになる。

 もっとも、フリードマンが提唱したベーシックインカムは、人びとを「労働」に誘導するインセンティブが組み込まれていた。わかりやすく書くと、ベーシックインカムを受け取るだけではなく、少しでも仕事をするほうが得になる仕組みになっていたのだ。(P54)

 

供給力過大のハイパーデフレ社会が世界を覆う

  フリードマンの時代は、インフレギャップだった。供給力を拡大する必要があった。それで、規制緩和や民営化で競争させ民間企業の生産性を向上させようという考えだった。

 

 今後の社会で発生する技術的失業者は、デフレギャップ下での問題である。生産性が高すぎることになる可能性が濃厚である。AI やロボットの工学の発展で人ひとり当たりの生産性が高まる。生産性向上により所得が拡大する「勝ち組」と失業した「負け組」に分断されていく。

「生産性が上がり過ぎ、デフレギャップを解消できない」という問題になる。

 少数の勝ち組から所得税を徴収し、大多数の無所得者層に分配するベーシックインカムが導入されるかどうか……

 

第4次産業革命が日本の発展途上国化を喰いとめる

 建設業はインフレギャップに陥っている産業だ。長年の「土建叩き」や「公共事業削減」で供給能力が大きく毀損されてしまった。

 この業界では人手不足が深刻化している。技能やノウハウが受け継がれないままだと衰退してしまう。

 

土木・建設で期待される生産性の向上

  マスコミ報道などが原因によって、印象が悪い。給与水準も低い。これでは若年層が集まらない。

 AI やロボットの投入で、生産性を上げることが必要とされている。

 

国土保全の中核に外国人を投入する愚策

 政府の方針は外国人の受け入れだが、そもそも日本のような自然災害大国が、防災安全保障の中心となる土木、建設業界に外国人を受け入れる発想がわからない。

 外国人労働者が工事現場で求められているのは、鉄骨を運ぶなど、人力を必要とする単純労働者としてだ。安く使えるからだ。

 こういう付加価値が低い仕事については、可能な限りAI とロボットにまかせていくべきだろう。

 

外国人労働者ではなく技術で人手不足を解消できる日本

 外国人労働者を安く使うのではなく、設備や技術に投資することで付加価値を高め、供給能力を高めよ。

 高齢者や女性でもパワードスーツの装着で戦力になる。

 ドローンは点検作業に活躍できる。

 

シンギュラリティによって労働者の9割は職を失う

 野村総研の予測以外にもレポートがある。2014年のイギリスの会計事務所デロイトによると、労働人口の3人に1人が今後20年間でロボットに置き換えられると予測されている。

 

やがて人間はAI の考えていることがわからなくなる

  レイ・カーツワイル2045年頃に「技術的特異点」が生じて、過去の常識がまったく通用しない世界が訪れるといっている。

 AGI(汎用人工知能)が自分よりも優秀なAGI を作り出す世界になる。

 

現在のAI はまだ特定目的が達成できるレベル

 過去の歴史を振り返ると……産業革命までは、人類は農業主体の経済を数千年も続けて来たが、技術革新(産業革命)と次の技術革新のあいだは短縮されていく。

 

 アメリカのクイズ番組ではコンピュータにかなわない。

 アルファ碁の対戦成績は人に対して4勝1敗である。

 オンラインショップでもAI が利用されている。

 自動車の自動運転も実用化が近い。

 

汎用人工知能が誕生し、みずから進化しはじめるとき

遺伝的プログラミング」によってAI は人間では理解できない領域にまで到達している。これが汎用されるようになるとき、これらの技術は歴史にどのような変化をもたらすか。

 

 

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 以上、2章まで読んできました。

 1章では、第4次産業革命とはなにか、2章ではどのような変化が訪れるのかが語られました。3章では、AI やロボットの世界に踏み込みます。

 

 ところで、ぼくは章の項目を要約する形で読んできたのですが、少し反省しています。項目まで目次にしてしまうと、著者に失礼なのではないかと思いました……そんなに詳しくまとめることはないと思ったのです。

 興味を持って読んでいたので詳しく要約して、自分で納得したかったからですが……明日からは項目を並べるようなやり方ではなく、自分なりにこう読んだという風なまとめ方をしたいと思います。うまくいくか、わかりませんが……よろしくお願いします。

 

 

 

  

 

 

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 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで平和でありますように。