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 日の記し   ★ヽ(´・ω・`)ノ 。・☆彡 ・☆

底辺で生きてきた67才で、もう老人なのですが、そこから見える風景とか、ふと思ったこと、検索してわかったことをメモして残します。仏教を生きる支えにしているので、もっと自由になれるでしょう。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝しています。

『ぼくはお金を使わずに生きることにした』 を読みました / 「氷の枝」

 

 おはようございます。

 日本列島はどこも大雪に見舞われました。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。センター試験の方もたいへんでした。希望が叶いますように。

 

 

          *                 * 

 

  最初、図書館で見た時に、サバイバル関連の本かと思いました。そういう生き方を選んだ人のノンフィクションかと…… 

ぼくはお金を使わずに生きることにした

ぼくはお金を使わずに生きることにした

 

 読んでみたら違いました。

 著者の経歴は裏表紙に書いてあるんですが「アイルランド生まれで、大学で経営学を学んだ後、渡英。オーガニック食品業界を経て、2007年、ブリストルでフリーエコノミー(無銭経済)運動を創始。2008年の『国際無買デー』から1年間お金を一切使わずに暮らす実験を決行……」ということです。

 お金を使わずに暮らせるかという経済的な実験だったんですね。

 

 世間では、 お金を持っていなくて暮らしているホームレスのような人もいるし、昔、話題になった『洞窟おじさん』のような人もいます。 

(上の本はぼくも買いました。「こんな人もいたんだな」と驚きと興味も持って読みました)

 

          *                 * 

 

 

 著者は29歳で実験に取り掛かるのですが……その本の目次を上げます。その下に書いてあるのは、ぼくの要約です。

プロローグ

 2008年11月28日。無買デー(タダメシ・フリーエコノミー・パーティー……廃棄食品と野外採集した食材だけを使った料理を無料で多くの人にふるまう)前夜のこと。

 

1章 なぜ「カネなし」を選ぶのか

  • 金で売買されることで、消費と生産との関係が断絶している。
  • 金があることで競争社会に陥っている。
  • 消費によって資源は枯渇しかけている。どうすればいいかを考える。
  • 分かち合うフリーエコノミー・コミュニティーを立ち上げた。それは、うまくいっている。次の実験として、金を使わないで生活できるのかやってみる。

 

2章 カネなし生活のルール

  • 金銭の授受をしない。小切手、クレジットカードなども駄目。
  • 自分は照明、暖房、調理、通信を自力でやるつもりだが、知人が家に招待してくれたら、フツーに受ける。
  • ペイ・フォワード」の法則。

3章 準備を整える

  • この1年間を片っ端からノートに記録する。それによって、どれだけの労力がかかったか、わかる。
  • インフラを考えた。募集したらトレーラーハウスが只で手に入った。
  • フリーサイクルという不用品交換サイトがある。自分のコミュニティーでロケットストーブが手に入った。また太陽光発電にすることにした。
  • 食料調達は自家栽培とスキッピング(スーパーの廃棄品収集)で行う。
  • 交通手段は自転車。
  • 通信はプリペイドカード。また居場所を提供してくれた農場には無線LANがあった。

4章 無買デー前日

 多くのマスコミからインタビューの申し込みがあった。対応に追われる。忙しい。

 

5章 いよいよスタート

 無買デーの当日。マスコミの取材。

 

6章 カネなしの日常

  • 朝、野生の食べ物を探しに行く。帰ったらロケットストーブに火を入れる。
  • コンポストトイレ(自然の手作りのトイレ)を使う。その作り方。
  • 農場の手伝い。
  • 帰って夕食。知り合いとの会合がなければ外に出て自然を満喫する。

7章 無謀な作戦

  • 娯楽……お酒を飲むカネがないので、バソコンで映画を観たり、友人を訪ねる。
  • 自転車のパンクの問題は、ブログでパンクしないタイヤメーカーを紹介したら、チューブを送ってくれることになった。
  • スローライフ……薪を集めたり、洗濯するにも時間がかかる。だが、自然から学ぶことが多かった。文章を書くことも多かった。自分自身の時間が増えた。

8章 カネなしのクリスマス

  • テレビ局が出演依頼をしてきてアイルランドまでの船のチケットを手に入れることが出来た。後はヒッチハイクすれば家族に会える。(その旅の記録、が書かれた章です)
  • テレビ局のインタビューで、スポンサーの企業を批判したら、打ち切られた。
  • 過酷な冬の様子……薪集めが大変だということ。

9章 空腹の季節

  • 12月から2月の豪雨でビニールハウスが浸水した。
  • エネルギー枯渇の季節……紙はゴミ箱から手に入るが、ペンは難しい。ソーラーパネルの蓄電は問題が多かった。キノコで紙を漉いた。

10章 春の到来

  • 時給生活者にとっては恵みの季節。
  • 薪作りのために木を伐採する。
  • つきあっていた女性とカネなし生活のことで喧嘩して、別れた。
  • 野草茶の入れ方。
  • カネなし生活で健康になった。ビーガンのぼくは一時不調になったが、選んで摂取するようにして健康になった。 

 

11章 招かれざる客と遠方の同志 

  • ネズミが住みついたが、春になると野に帰って行った。
  • カネなしの同志たちを知った。 所有と財産について考える。分かち合いと友情がカネに勝つということ。
食費はただ、家賃も0円!お金なしで生きるなんてホントは簡単

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スエロは洞窟で暮らすことにした

スエロは洞窟で暮らすことにした

 

 (本ではこの二人について解説されています。これらの人たちについては、また明日、書くことにします)

 

12章 夏

  • 夏のサイクリングは最高。
  • また、この章には採集したものを食事に利用したその内容が載っています。
  • スーパーのゴミ箱から採集する者はフリーガンと呼ばれたりするが、スーパーの側の嫌がらせ、対抗措置も始まった。店の利益にならないからだろう。仲間とスキッピングするのは楽しい。マスコミの記者も同行した。
  • 宣伝を手伝うことで、2つの夏のフェスティバルに参加した。「贈与経済」を目指す「ブッダフィールド・フェスティバル」。フリーエコノミー・コミュニティーと近い考え方をしている。そのワークショップでの詩の朗読の様子などが語られる。
  • また「サンライズ・オフグリッド」のイベントの様子。

13章 嵐の前の静けさ

  • グループで行った野外食料採集の冒険。その様子。
  • 一週間を沈黙で過ごす誓いを実行した。
  • 再び、メディアからの注目。

14章 一巻の終わり

  • 「フリーエコノミー・フェスティバル2009」の開催。準備と経過。無料の上映会。
  • 本の出版契約を済ませていたので、その印税をどうするか? 意見を募ったところ、フリーエコノミー・コミュニティーの土地を購入することに決まる。
  • 批判もされたが、信託基金を設立することにした。コミュニティーの内容を考える。また社会的に法律の手続きも必要だ。

15章 カネなし生活一年の教え

  • 他人を過小評価しないこと。両親の変化した。批判するのでなく助け合う。
  • 地域通貨の可能性を考える。
  • 完全な自給自足は不可能。互いに依存し合う〈地域の中の自給〉がいい。規模は150人ぐらいがいいのでないか。
  • バイバル的な知識は二次的なスキルだと思う。健康、自制心、他への配慮と礼節、それが一次で大切。
  • 何の見返りも期待せずに惜しみなく与えていれば、かならず人からも惜しみなく与えられる。
  • お金は一つの方法にすぎない。
  • 必要は発明の母。
  • 物の本当の価値がわかる。生産する側の苦労についてもっと敏感になることが必要だ。

エピローグ

 2007年にフリーエコノミー運動を始めて以来、食べ物のことから交通など……いかに金をかけずにできるのか、考えてきた。カネなし生活への道のりは、恐ろしげにみえる。だが、お互いに協力して野生の食べ物を採集する豊かさも楽しんだ。自然とのなかに楽園があった。万人向きの方法はないので、その地域の環境と住民のニーズに合わせた方法を考える必要がある。

 

 

          *                 * 

 

 

 

 おおよその内容をまとめました。

 お金を必要としない生き方には興味がありますので、明日もこのテーマについて考えます。

 

 

 

  ……             ……              ……

 

 

   「氷の枝」

 

見上げると

氷の枝が

朝の光を受けて

白く

宝石のように

輝いている

幹にも

凍りついた雪が

張りついている

春まで

立ちつくす木よ

深いところで

あなたの声が

届いて

気づく

冬に

降る

雪や

風や

光も

同じ

仲間だ

 

  

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで平和でありますように。