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 日の記し   ★ヽ(´・ω・`)ノ 。・☆彡 ・☆

底辺で生きてきた67才で、もう老人なんですが、そこから見える風景を書きます。読んだ本のまとめや検索してわかったことなどをメモします。生きることは辛いですが、何をやっても生きていけると思うのです。仏教を生きる支えにしているので、そのことも。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝しています。

『働かざるもの、飢えるべからず』 『ベーシックインカムの可能性』を読みました / 「闇の海」

 

 おはようございます。

 北海道に寒波が来ているらしいのです。大阪は、今朝、まだそんなに冷えていません。日曜日は最低気温が0度になる、と予報で言っていました。それから寒い日が続くそうです。20日は大寒だそうで、いちばん寒い時期ですね。

 

 

          *                 * 

 

  図書館でベーシック・インカム関連の本を見ると読みたくなります。それだけ希求しているということでしょう。 

 というタイトルに惹かれて読み始めたのですが……この本はサブタイトルにあるように〈社会システム〉を考えた本だということがわかりました。

  著者はプログラマーであり企業家です。ライブドアのCTO(取締役最高技術責任者)を務めたそうです。この本は2012年に出版されています。BI が論議されていた時代……社会のシステムを考察した本です。

  Amazonでの目次をみれば、だいたいどういう社会を構想しているのか、わかります。

 また、「この商品を含むブログ」を読んで下さい。本の内容をまとめているブログもあり、批判的に読んでいるブログもあります。Amazonのレビューも読んでいただければ、内容がわかります。

 

ベーシック・インカムはこうやったらいい」という提言と読んだらいい。 発想が斬新で、とうてい現実にはできないだろう、というアイデアもありますが、社会のシステムを変えることには賛成です。

 いまの資本主義社会が行き詰まっているということだと思います。

 この本では具体的な政策を提言しています。ただ、企業家らしくBI を〈金の流動化を促すもの〉としての経済的な面からしか見ていないようです。貧困をなくして経済的に安定すれば幸せともいえます、が……ぼくはBI が引き起こすものはそれだけではないと思っています。でも、システムをどうするか考えるためにはいい本でした。

 

 

ベーシックインカムの可能性―今こそ被災生存権所得を!

ベーシックインカムの可能性―今こそ被災生存権所得を!

 

 のほうは学者の先生方が書かれた本で、非常に理論的です。2010年に出版された本なので、まさに論議のテーマを巡って……という感じです。いまではすでに遠くなってしまったようです……この本の裏表紙に「私たちは生存権フォーラムを創り……」と書かれているのですが、ホームページにはアクセスできない状態でした。

 生存権フォーラムの名簿にある方が書かれた原稿を集めた本です。

 目次をあげます。

第Ⅰ部 ベーシック・インカムとは何か

   ベーシック・インカムで貧困の解決を 原田泰

   閉塞時代を打破するベーシック・インカム 曽我逸郎

   ベーシック・インカムの思想史的概観 高橋聡

第Ⅱ部 『ベーシックインカムで大転換』への批評

   『ベーシックインカムで大転換』の概要  (以下著者名は略します)

   ベーシックインカム論議に一石

   「生存権所得」実現のための衝撃的な主張が次々と

   「市場」から「生活カード制」への大転換は可能か?

   際立つ「常識」への挑戦

   ベーシックインカムで大転換』を読了

   生存権所得」を原理と財源と合わせて説く

   憲法論の延長線上で社会主義を展望

   憲法は支配階級の道具ではなく人類の理性の結晶である

   「権利はたたかいとる者の手にある」

第Ⅲ部 〈生存権所得〉論の深化にむけて

   批評に答える

   〈生存権〉の浮上に感謝、しかし

   原田泰氏のベーシックインカム論の検討

   憲法二五条と森と辰男

 

 という目次からわかるように議論の原稿を集めた本です。

 ぼくがこの本を手に取ったのは、たまたま、パラパラとめくっていてP58にある

「左翼勢力はマルクスが主張した『資本家=敵』観念に囚われて『階級闘争』う強調してきたが、そこに錯誤があった」としている。……

 またP59の

「資本家による支配は厳として存在するが、それは個々の企業の内側においてであり、資本家による社会の支配は存在しない」……   

というような言葉に惹かれたからかもしれません。なにか左翼勢力のなかで新しい動きが出てきたのかと思ったのです。

 でも、考え方がすこし変っただけで、相変わらず運動のやり方は同じようです。

 ぼくは階級闘争なんかよりベーシック・インカムが資本主義を終わらせると思っています。BIによって労働奴隷がいなくなる社会になるんですから。

 奴隷労働はなくなり、仕事は社会に貢献する人間労働になる。仕事は押し付けられたものでなく、自分で選んで工夫するものになる。つまり、芸術や遊びと同じものになります。それこそマルクスが言っていた人間性の解放です。

 

 なにか学ぼうと読み始めて「ああ、だめだな。ぼくはもう難しい話についていけないんだな」と思って、飛ばし読みして本を置きました。

 じっさい、ぼくのような者はベーシックインカムを望むばかりで、どういう理論であるかとか、具体的な効能などはどうでもいいのです。

 社会において、失業した時に失業手当をもらうことができない層というのはあるので、ぼくもこれまでの人生で2回しかもらっていません。それも最短の3ヶ月でした。

 底辺層に失業はつきものです。それでも失業保険を貰う資格が無いまま、失業に追い込まれるのが現実です。日雇い労働みたいな仕事をしていると、失業保険などもらえない現実があります。

 もちろん、「人生は自己責任だろう」ということはわかります。でも、それがわかったからといって、何の助けにもならない。金もなく、誰も助けてくれない時に、辛くて気持は暗く、死にたかったことがあります……BI があればどれだけ人生が安心か。

……ですから、自分の体験から、ベーシックインカムが導入されればいいなと思っています。どんな時にも、国が〈生きることを保障してくれる〉なら、こんな安心なことはありません。それが本当の気持です。国の指導でちゃんとした仕事ができる環境を作るか、生存を保障してほしい。

 

 ということで、この本はまともに読みませんでしたが、他のBI関連の本も読んでいるので、明日もその感想を書きたいと思います。 

 

 

 

 

  ……             ……              ……

 

 

   「闇の海」

 

お尻の下の

砂は

かすかに

あたたかい

冷たい

風が吹いている

体は

凍えて 

自分は

一本の枯れ枝みたいだ

まだ

夜明け前で

光もない

波は黒く

うねり

押し寄せて

潮の匂いが漂い

海は

不気味な

怪物のようだ

ここは

荒涼としている

でも

ここにいるしか

ない 

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで平和でありますように。