読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

  66歳 日の記し /          ☆。(´・ω・`)/ 。゜★・ ☆彡

社会の底辺で生きて来て55歳で世間と断絶を決心してから独りです。寂しいのでブログを始めました。思うことなどを書きます……仏教を生きる指針にしているのでそれも。リンクを貼らせていただくサイトの方には感謝しています。m(_ _)m

『スカイ・クロラ』シリーズを読みました / 「星空」

 

 おはようございます。いま、4時半です。寒い。それで目が覚めてしまいました。

 ブログについていろいろ考えてしまいました。日記を書くのは、ぼくには貴重なことです。読んでくださる人に感謝しています。

 

 

          *                 * 

 

  11月になったので灯油販売の車が童謡の「たき火」のメロディを流してゆっくりと回って来ます。

 灯油缶を持って声をかければ止まってくれます。缶は玄関まで運んでくれるようです。 

 

           *                   *

 

 

スカイ・クロラ』シリーズを読みました。すごく惹かれました。楽しめました。

 

 

スカイ・クロラシリーズ - Wikipedia

 ここに登場人物と基本的な枠組みが書かれています。

 

 謎に満ちています。

 キルドレという成長せず大人にならない子どもたちの視点で描かれています。

 それぞれのエピソードは描かれるのですが、回想や記憶もほんとうなのかわからない、どうやらキルドレは特殊な意識のなかにあるようなのです。

 パイロットに向いている才能を生まれつき持っている。それで民間の戦争会社に雇われている。

 この世界では〈戦争はゲーム〉なんです。キルドレは戦闘で撃墜されて死ぬことを自然に受け入れているようです。また、相手と闘うことを〈ダンス〉のように見ているのです。それは何度も空中戦をダンスに例えているのでわかります。

 

 

 アニメ化された「スカイ・クロラ」も見ました。 

解説・あらすじ - スカイ・クロラ The Sky Crawlers - 作品 - Yahoo!映画

  その時は原作も読んでいなかったので、どういうことを描いているのかわかりませんでした。今回、本を読んでみて「ああ、こういうことを描きたかったのだ」とわかりました。

 

 

 とにかく謎が多いのです。誰がなにをしたか、は描かれているのですが、それが〈真実〉なのかわからない。

 作者の森博嗣さんも、時系列で読めばわかりやすいといわれているようです。読んだ本をまとめてみます。

 

ナ・バ・テア〈僕(クサナギ)〉の視点。

[グライド]

 ティーチャーと空を飛ぶ。敵に撃たれた弾痕がある。食堂で、パイロット仲間と話をする。上司のゴーダが翌日の飛行を指示する。ティーチャーと会話。敵との戦闘。ティーチャーは三機、僕は二機、撃墜する。他のパイロットや笹倉(整備士)とのエピソード。ティーチャーに好意を持つ。

[ループ]

 散香に乗り換え。笹倉のバイクに乗ってカフェへ。帰り道、僕が運転する。道にフーコ(娼婦)が倒れている。基地に連れて行く。フーコや笹倉との会話。翌日、仲間たちからフーコの噂を聞く。散香で飛ぶ。

[ストール]

 戦闘。墜ちた仲間たちのことを考える。入院した記憶。闘う意味。

 新人が来る。ヒガサワ(女)とクリタ。話をする。ヒガサワはティーチャーに熱心そうで、嫉妬する。戦闘でヒガサワ墜落。

 ティーチャーは町へ女を買いに行くという。いっしょに車に乗る。フーコに部屋に入らないよう頼む。

[ターン]

(僕はあの夜、ティーチャーに抱かれた)

 笹倉、クリタとカフェへ。フーコを見かける。

 情報部の甲斐が会いに来る。

 ティーチャーと列車で出張。染赤の試乗。体調が悪い。

 休暇を取り故郷の近くに行く。ティーチャーに堕胎するという電話をかける。サガラという医者はティーチャーが赤ん坊を生かすように依頼してきたという。ティーチャーが来て、基地を辞めてきたという。

[エピローグ]

 空の上でチータを描いた飛行機に会う。(ティーチャーはかってチータといわれていたと話していた)

 

          *                   *

 

 キルドレという運命を背負った子どもと大人の男のラブストーリーです。せつない。大人の世界は〈汚い〉と書かれているのですが、ティーチャーへ憧れる。男や女の違いもあるでしょう。純粋な世界とは……を、問うているようです。

 エピローグがいい。

 

          *                   *

 

 と、ここまで「シリーズの粗筋を書いて、分析してみよう」として書き始めたのですが……長くなるし、興味がない人にとってはうるさいだけなので止めます。大雑把で簡単なまとめを書きます。

 

ダウン・ツ・ヘヴン(クサナギ視点)

 撃たれて入院する。甲斐が来る。そこでカンナミに会う。

 新しい基地への転属。本社へ連れて行かれキャンペーンでティーチャーと戦うことになる。記者のソマナカの登場。

 ティーチャーと戦闘。だが空砲だった……

 

【フラッタ・リンツ・ライフ】(クリタ視点)

 フーコの部屋にいる。

 サガラの家に行く。クサナギも来たとサガラがいう。(サガラとクサナギは幼馴染)サガラは墜落して死んだホンジョーというパイロットと同棲していた。

 戦闘で黒猫を見る。クサナギに報告のシーン。今度はクサナギも入って3機で行くが黒猫を見かけない。クサナギは「サガラに会うな」という。

 フーコのところへ行く。話をする。フーコはクリタを〈好き〉というが、どういうことかわからない……

 格納庫で、甲斐とクサナギの会話を聞いてしまう。

 カフェへ行ったときソマナカに質問される。クサナギとサガラのことを調べているという。

 エンジン故障で道路に不時着する。通りがかったサガラのトラック。〈キルドレでなくなる研究〉をしているという。

 フーコに、いっしょに逃げてといわれる。

 基地の祭りでサガラに会う。サガラは警察?に追われている。バイクで駅まで行き、逃がす。

 クサナギの護衛を命じられて、葬式へ。「もうキルドレではない」とクサナギは告白する。葬式の駐車場でクサナギミズキ(妹)に会う。サガラが現れてクサナギを撃とうとする。クリタが撃たれる。

 病院。クサナギが看病している。甲斐、来る。

 クリタの配置換え。

 療養所のエピソード。

 戦闘。黒猫の戦闘機に撃たれて雪上に落ちる。

 病院のベッドで寝ているシーン。

 

 

【クレィドゥ・ザ・スカイ】(〈僕〉の視点)

 病院から逃げてフーコのアパートの部屋にいる。彼女に車で迎えに来てもらった。フーコはいっしょに旅に出ようという。

 モーテルに泊まる。

 ドライブインでサガラに電話をかける。記憶。病室で会ったこと。注射されたこと……

 フーコに別れを告げる。フーコの借金のためにお金を送る、と約束する。

 幻覚、クサナギが僕を殺す夢。

 サガラの山の小屋に着く。警察が見回りにくる。戦闘機散香があるのを見る。夜、サガラとの会話。いまの症状の話。夜、ソマナカが来る。クサナギのことを心配している、クリタは病院を逃げ出して撃たれて死んだという。

 翌日、クサナギが幻覚に現れる。

 車をトラックに変える。小屋が襲撃される。ガレージの散香で逃げる。

 反体制組織の防空壕に行く。そこが襲撃される。僕は散香で敵の4機を撃ち落とす。防空壕に戻ると、制圧されていてみんな射殺され、サガラだけが隠れているらしい。僕は連れてくると申し出る。サガラは穴に隠れていた。検査の結果「あなたはキルドレに戻っている」とサガラが語る。研究を利用されないためにここで死ぬという。「撃って……」

 僕は撃つ。

 甲斐と話す。基地に戻ることになる。

 その後のこと。ジョキングしていたらソマナカに質問される。自分がまだ誰かわからない。

 

 

スカイ・クロラ(カンナミの視点)

 カンナミが基地に転属して来る。笹倉との会話。クサナギに報告。同室のパイロットはトキノ。

 戦闘に出る。2機、撃墜する。

 トキノとカフェへ行く。

 フーコの部屋でクリタやトキノのことを聞く。

 笹倉のエンジン改造のこと。

 ある日、カフェに出かける。基地に向かう敵機を見る。クサナギに電話する。基地は被害に遭う。

 クサナギにいっしょに敵機の侵入のことで観測所に行く。帰り道の車のなかで、キンドレのこと、海に不時着したことを話す。

 基地でクサナギミズキに会う。笹倉は「クサナギの娘だ」という。

 基地に見学者が訪れる。クサナギは、接待役を代わってもらったお礼に食事をご馳走する、という。クサナギに宿泊施設に連れて行かれる。そこで話をする。クサナギは死にたいと思っている。クサナギがクリタを殺したという噂についての会話。

 戦闘に出て、ユダガワが墜落する。

 基地全員が移動する。

 ミツヤ(女)と出会う。

 出撃する。大編隊。黒猫を見かける。その夜、基地でパーティーがあった。トキノとボーリングに行って、クサナギといっしょになる。トキノは姿を消して、クサナギとふたりになる……。レストランでクサナギと話をする。黒猫のこと。クサナギは酔っている。「カンナミはいつ死ぬと決めているの?」キルドレの苦しみ……「お願いしたら殺してくれる?」

 前の基地に帰ることになった。

 ミツヤはカンナミに、クサナギはおかしい、という。クリタを殺したことも妄想だという。ミツヤはキルドレについて考え、思い悩んでいる。今夜までに気持ちを整理するという。

 夕方、トキノが帰ってくる。食堂で話。

 格納庫に行って、笹倉と話す。

 ミツヤがドアの前で待っていた。キルドレについての話。戦死しない限り死なない運命。相手のことも知らないのに殺し合いのゲームに生きるのは変だ。クサナギはキンドレなのに子どもを産んだ。破綻している。「私もキルドレかも知れない」と泣き出す。記憶は妄想、かもしれない。「クリタはあなたになった……」という。

 別れて部屋で考えていると、銃声と悲鳴が聞こえる。クサナギのオフィスだ。飛び込む。ミツヤは、「クサナギが撃ってくれと挑発した」という……なら、「僕が代わりに命令に従おう」カンナミは、ミツヤから銃を取り上げる。クサナギはいう。「出ていきなさいミツヤ」

 クサナギは煙草を吸う。クリタのことは……彼が殺してくれと頼んだと話す。「私を殺してくれない?」

 クサナギは銃を頭に当て、自殺しようとする。僕は反射的に撃ってしまう。

 

 振り返ると白い建物、病院か……ベンチに腰かけている。空に飛行機雲。美しい。

 

 

          *                   *

 

 

スカイ・クロラ』シリーズのいいところは……

  • 設定の勝利です。キルドレというユニークな存在を作り出したこと。彼らは〈空を飛ぶことだけが生きがい〉なのです。 
  • 全編、詩的です。空や風景。それを淡々と描いている。説明的なことを省いているからでしょう。感覚的なんです。
  • 短く切った文章なので、リズムがあって読みやすい。これは、好みによりますが……
  • 謎が説明されないので、独特の雰囲気を作っている世界。エピソードは独立しているように見えるのですが、つながっている。
  • この世界は『エヴァンゲリオン』に似ています。子どもが戦いの中心で、軍隊に所属している。そこでの〈死〉は自由になることです。常に〈死〉を突きつけられている。
  • ミステリーとしても読めますが、この世界をただ楽しめばいいと思います。

 

 

スカイ・クロラシリーズ 魅力」で検索してみると、たくさんのサイトが出てきます。それだけ魅力的で、共感を呼んだのでしょう。

 

 

  

          *                   *

 

 

  物語に含まれた〈謎めいたもの〉で、いっそう興味を掻き立てられます。

【クレィドゥ・ザ・スカイ】の〈僕〉は誰なのか? 誰の視点で語られているのか?

 

 個人のサイトですが、とても詳しく『スカイ・クロラ』の謎に挑戦されています。教えられました。

(勝手にリンクを貼らせていただくことをお許しください。謹んで、お礼を申し上げます)

「スカイ・クロラ」シリーズの謎解きに挑戦(1/3): 本読みな暮らし

 このサイトを読んで、頭のなかのもやもやがスッキリしました。エピソードが整理されていることで、どういう世界を描いているのか、わかったのです。

 

 

  ぼくもこの質問に同意します。

スカイ・クロラの謎解き(ネタバレに注意) - スカイ・クロラシリーズ... - Yahoo!知恵袋

「そうだったんだ」と思ったんです。

 

 

スカイ・クロラ』シリーズは、何度も読み返したくなるほど深い、孤独な世界を描いています。透明で、純粋な心が描かれている。

 

 重層的な謎。世界観。

 でも、素直に楽しめたら、いちばんいい、と思う。いい小説でした。

 

スカイ・イクリプス』は外伝に位置する短編集なのですが、「スカイ・アッシュ」には泣けました。この世界の希望を描いています。

 

 

 

 

 

 

  ……             ……              ……

 

 

   「星空」

 

満天の星空の下で

シートをかぶって寝た

寒くて

目を覚ますたびに

星が動いているのが

わかる

キラキラ

またたく光が

移動して

地球は回っていて

ぼくは

地上の頂点に横たわり

夜空に

寄り添っていた

夢のなかでは

どこかに向かって

歩いていた

朝が来て

空が

薄い紫に満たされる

輝いていた星は

どこかに行ってしまい

周りの草は

夜露で

濡れている

 

 

 

 

 

 

 …………       …………       …………

 

このブログの「詩のようなもの」についての【お知らせ】です。

 

 来週から、「書けたら書く」という時々の掲載にしようと考えています。 

 詩のような未熟なものですが、けっこう完成するのに時間がかかるのです。どう描写しようか、悩んでいることもあります。

 旅の間に感じたことを再現したい。自然との交流……

「詩」ほど完成していないけれど、書くのに時間がかかってしまいます。それで悩むことも多い……

 それで、時間をいただくことにしました。時々の更新にします。

 

 日記のほうも、大上段に構えず、なんでもないことを書いて行きたい。

 ぼくの底辺生活は単調で、同じことの繰り返しです。他人との交流もない、社会の片隅の生活です。ですから、そんなにテーマみたいなものも見つけられないのです。引き出しも少ない…… 

(ぼくにとっては自己を表現できる場になっているので、とても貴重なのですが……) 

 

 

 ギターの練習をサボっているので、そちらのほうにも力を入れたいと思います。ギターを弾けるようになることは……ぼくにとっては(極端にいうと)生きる希望なのです。 

 それで「詩のようなもの」は、書けたら載せることにします。勝手で、すみません。 

 よろしくお願いします。m(_ _)m

 

 

 

 

…………       …………       …………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで平和でありますように。

 よい週末をお過ごしください。

 また、来週の月曜日に。