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  66歳 日の記し /          ☆。(´・ω・`)/ 。゜★・ ☆彡

社会の底辺で生きて来て55歳で世間と断絶を決心してから独りです。寂しいのでブログを始めました。思うことなどを書きます……仏教を生きる指針にしているのでそれも。リンクを貼らせていただくサイトの方には感謝しています。m(_ _)m

『20代で隠居』を読みました / 「電柱」

 

 おはようございます。

 今朝は暖かい。今週は気温の高い日が続きます、と天気予報で言っていました。洗濯するのにいい日です。

 

 

          *                 * 

  

20代で隠居 週休5日の快適生活

20代で隠居 週休5日の快適生活

 

  という本を読んだので感想を書きます。

 

 Amazonのレビューで〈新しいライフスタイル〉と評価されていますが、ぼくもそうだと思います。

 現代社会での生活は忙しすぎるので、それへのアンチテーゼだと思う。

 

 その理屈については、目次の「隠居あれこれ」の章に書かれています。

「お金がないと生きていけない」と思い込まされていることがある。それじゃ「お金をかけなくても生きてはいけるようにする方法」(P169)を探そうというのがきっかけになったようです。

「生活レベルをぐんぐん落す」(P176)

  • 住居は安い所に。著者は都心から離れたところで2万8000円のアパートに住んでいます。
  • 冷暖房はよほどのことがないと使わない。
  • 携帯は持たない。それで不便じゃない。
  • 保険は必要ない。

 結果的に、週2日働いていれば生活するのに困らない。著者は介護の仕事のアルバイトをしています。

 P192からは、フリーターとどう違うのか、が書かれてあります。

 隠居は世間に左右されることがない〈生き方だ〉と主張されているようです。

 

 章立ては……

  1. 隠居って、こんな感じ
  2. 隠居食のこと
  3. 隠居に至るまで
  4. 隠居あれこれ

となっています。話し言葉で書かれているので読みやすい。1時間ぐらいで読めます。それでも内容は深いと思います。考えさせる。

 

 P19では、世間的な生活と隠居生活を比較しています。

 P28,29では、隠居という言葉を定義しています。自分が20代で隠居になった動機など……

 かってベストセラーになった『清貧の思想』 に通じるものがあります。

 余計なものは持たない。

 無駄を省く。

 

 P39~は、具体的な生活を解説しています。

  • 料理は自炊。
  • 洗濯は重曹を使う。
  • 散髪は自分で。
  • 移動は徒歩か自転車。
  • 運動は歩くことと、ラジオ体操。
  • 趣味は、お金をかけない趣味を見つけること。著者は図書館を利用した読書。PCでの映画鑑賞。

 P82からは、隠居食のことにページが使われています。

 食事は玄米食。野草を利用する。野草の調理のしかたが詳しく載せてあります。それは、楽しそうです。

 

 

 現代生活へのアンチテーゼとして、意義があるように思いました。ミニマリストと呼んでいる感想サイトもあります。無駄や消費に偏ったいまの生活を見直すと、こういう隠居的なやり方になるのだと思うのです。

 

 みんながみんな、こういう生活をできるとは限りませんが、「現在の生活スタイルに縛られる必要はない」という主張はいい。「こういう生活ができる」と具体的に書かれているのはいいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

  ……             ……              ……

 

 

   「電柱」

 

振り返ると

紫に染められた雲が

街の上にある

遠くの

道路のそばに

電信柱が

ひとり立っている

いや

電線はつながって

電柱は

道に沿って

並んでいるのだが

ここからは

そいつだけが離れて

ひとりぼっちのように

見える

ぼくは

土手の上に座り

電線をたぐり

懸命に

支える姿を

見つめている

変圧器や碍子を乗せた

腕を伸ばして

背を

張って

直立している

それは

当たり前のように

誰からも

声もかけられないが

お前は

しっかりと立っている

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで平和でありますように。