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  66歳 日の記し /          ☆。(´・ω・`)/ 。゜★・ ☆彡

社会の底辺で生きて来て55歳で世間と断絶を決心してから独りです。寂しいのでブログを始めました。思うことなどを書きます……仏教を生きる指針にしているのでそれも。リンクを貼らせていただくサイトの方には感謝しています。m(_ _)m

当たり前のやり方を疑う / 「リンゴの手」

 

 おはようございます。

 昨夜は冬用のシュラフを使って寝ました。暖かかった。寒いと体が縮こまってしまうので、運動しなきゃなと思います。ラジオ体操に行ってきます。

 

 

          *                 *  

 

  昨日は「誰がぼくらの世界をランキングしているのか」という疑問を書きました。

 誰かが評価して、判断して、ぼくらは区別される。

 そんなのは嫌だけれど、その権威の正体が見えない。

 

 しかたないです、資本主義の世界ですから。ぼくは、近代に興った資本主義が競争の意識を社会に持ち込んだ、と思っています。

 

 競争社会の現実からは逃れられません。

 大学もランキングされているし……いい学校に行くといい企業に就職できたり、公務員になれたりする。

 電通に入って過酷な仕事を押し付けられ、鬱になるまで追い詰められ、自殺した女の人のことが報道されました。辛かったと思います……ご冥福をお祈りいたします。

 

 そういうことを思うと、ランキングの高いところに所属することがいいことかどうかわからないです。 ランキングされたり評価されることが世間では普通になってしまっているので疑問に思わない。当たり前のこととして受け入れてしまう。

 

 ぼくは中卒で、16歳から働いたので、転職を繰り返しました。そのたびに履歴書を書き面接に行きました。それで採用されることもありましたが、ほとんど不採用でした。何度も惨めな気分に襲われました。でも、相手が受け入れてくれないのでなんともしようがありません。面接するほうの弱い立場なので他人に判断されるのはしかたがないのですが、毎回、身の置き所のない居心地の悪さを感じました。自分が悪いのですが、どうしてこんな社会なのだろうと思ったものです。

 

 それで今でも、自分のことをとやかくいわれるのは嫌いだし、他人のことを裁くのは嫌です。

 そう考えて、最終的にたどり着いたのが仏教の考え方です。仏教は〈無分別智〉を理想としていますから……とにかく他と比較して差別するようなことが幸せにつながるわけがない。

 

 

 人間というのは、他人に良く評価されたらうれしいです。みんなそうなんです。お世辞でも、いい人と思われたい。

 いい人、優しい人、と他人から評価されたい。そのためにがんばる。いい人になりたい。

 

 でも、あまり頑張り過ぎて、自分が自分でなくなることがあります。偽りの自分を演じていたり、理想の自分を作り上げたりして無理してしまう。

 ですから、他人の評価に振り回されるのは、どうかと思います。

 

 

          *                 *  

 

 社会で行われていることは、当たり前のこととして受け取られています。

 でも、それを日常のものとして受け入れても、その根拠を疑う気持も、一方で持っていたいと思います。社会で行われていることは「ほんとうに正しいのか」という疑問を持つことは大事じゃないでしょうか。 

 

 世間には、考えられないような事があったりします。ぼくの経験からすると、平気で人を貶めることが当たり前になっている会社や業界もあります。あくどい事を平気でしている団体や組織もあります。 彼らは自分勝手で、他人を犠牲者としか見ていません。

 そういうところからは逃げ出したほうがいいのです。

 

 自分が大事です、それだけを考えていい。いくら周りに配慮しても、あなたを大事にしてくれないばかりか、ますますナメられて苛められるだけです。他人を虐めることが楽しい、という歪んだ性格の人間も、世間にはいるのですから。

 なにか違和感を感じたら、「そこにいることが自分のためになるか」を考えたほうがいいのです。自分が大事です、そういう意味では自分を優先していいのです。

 

 

 社会全体では、いつかは、

〈正しいことが勝利する〉

〈いつか正義の社会になる〉 

 のですが、その前に、自分が大事です。自分をいたわってあげてください。

 他人と手を取りあって協働して、生きがいを感じながら、愛してくれる、自分をわかってくれる人たちと暮らす。その世界は、自分を大事にしなければ、来ません。

 

 社会で当たり前のようにされていることを、そのまま受け入れないほうがいいと思います。他人は、自分のようには、自分のことを愛してくれない。自分を愛するのは自分以外にはないのですから……

 

 

 

 

 

 

 

  ……             ……              ……

 

 

   「リンゴの手」

 

雪が舞って来た

時折

強い風に

頬が

叩かれる

広い

リンゴ畑の

農道を

歩いているけれど

見ている間に

地面の

落葉を

雪が

白く薄く

隠してしまう

枝には

採り忘れられた実が

赤い

それも

雪に打たれる

空は

どんよりと曇って

吹雪になるのだろうか

その

空の下に

灰色で

黒く光る樹皮の

うねるような

地に沿った形で

植わった幹は

たくさんの

子どもたちを生み出した

空に向かって

垂直に

高く

手のように

伸びる枝は

リンゴの

希い

いまは

葉も落ち

冬に

祈っている

 

 

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで平和でありますように。

 よい週末をお過ごしください。

 また月曜日に。