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  66歳 日の記し /          ☆。(´・ω・`)/ 。゜★・ ☆彡

社会の底辺で生きて来て55歳で世間と断絶を決心してから独りです。寂しいのでブログを始めました。思うことなどを書きます……仏教を生きる指針にしているのでそれも。リンクを貼らせていただくサイトの方には感謝しています。m(_ _)m

「百日紅」というアニメを観ました / 「大杉」

 おはようございます。

 気温は27度ぐらいで、下がっていないようです。熱帯夜でした。今日も暑いでしょう。 

 

 每日、図書館に行っています。昨日は返却するために府立図書館に行きました。

放浪哲学 11年かけて130カ国15万?の自転車ひとり旅

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 のような本を借りていました。体験記は楽しい。

 

 それでも現実のほうが変化が激しく、体験はすぐに思い出になってしまいます。

〈現実はどうなっているのか〉をいつも注視していることが「思想」だと思います。すべては体験できないにしても、想像力で「どうなっているのか」問うことはできるのですから。

 

 

        *               *

 

「百日紅」というアニメを見たので感想を。

  • 江戸時代→もののけがいた。実在が信じられていた時代。
  • 盲目の末妹お猶。雪のシーンがすごい。運命を受け入れて生きている……
  • 雨やおしろいの匂い。繊細さを感じる。
  • 江戸情緒が描かれている……現代から見たファンタジーである江戸。
  • 全体を貫くストーリーは、お猶の生と死。お栄の母性愛の物語。
  • 男はどう生きるか、女はどう生きるか……江戸という時代に閉じ込められて。

 

 すごく秀逸でした。江戸という時代に惹き込まれました。

 原作の杉浦日向子の漫画がいいのかもしれません。江戸に惹かれながら、突き放すこともできた……それだけ江戸が好きだったのです。そうでないと江戸風俗の研究者といえませんね、すごい。こういう平成の時代だから、江戸に思いを託すのかも……「百日紅」は文化11年の江戸が舞台です。西暦1814年。もうすぐ幕末の変革が始まります。胎動の時代なのです。

 

 ぼくは監督のことは何も知らないので…… 

 これだけの、大人が楽しめるアニメを作ったのはすごいことです。

  

 

 

 

 去年の映画なので、ぼくは時代に遅れています。でも、いいんです。好きなときに好きな映画を観る。江戸という時代を満喫しました。

 

 

 

 

 

 

  ……             ……              ……

 

 

   「大杉」

 

下草や雑木が

茂る

そのなかに

大杉は立っていた

巨大だ

手の届く高さの樹皮には

びっしりと緑の苔が

張り付いて

剥がれた肌は剥き出しで

傷だらけなのだが

その樹洞は

ぼくの部屋ぐらい

手足を伸ばして寝られるぐらい

大きなうろだ

その入口に

石が積んであるのは

何のためなのか

この石は

かって

仏だったのか

泥だらけの湯のみもある

やはり誰かが祈る

場所なのだ

この杉は

何百年も

ここで生きてきた

祈る者の思いを受け入れ

雨や風

雪に覆われ

露の雫をたらし

立っていた

周りに散らばる

枯れた枝は土色で

甘い腐臭を放っている

どこまで深く

根は

土のなかに潜っているのか

見上げると

枝は空を遮り

どんな建物よりも

遥かに高い

柔らかくて

強い

命の根元に

ぼくは

立っている

 

 

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで平和でありますように。

 楽しい週末をお過ごしください。

 また、来週の火曜日にお会いします。