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  66歳 日の記し /          ☆。(´・ω・`)/ 。゜★・ ☆彡

社会の底辺で生きて来て55歳で世間と断絶を決心してから独りです。寂しいのでブログを始めました。思うことなどを書きます……仏教を生きる指針にしているのでそれも。リンクを貼らせていただくサイトの方には感謝しています。m(_ _)m

新年会のこと  「マー・ガンガー」の詩

 おはようございます。

 暖かい……お正月の続き、の日が……まだ五日ですものね。昨日、新年会だった人も多いでしょう。ぼくも若い頃、会社で働いていた時は、正月明けは新年会に参加していた思い出があります。お酒で酔っ払ったなあ……と、思い出します。

 いまはどうか知りませんが、何十年も前は、会社が家族主義で――従業員は[会社という家]の一員だったのです。

 ぼくは若かったから反発していたんだけれど……いま思えば、会社は、生活丸抱えのようなことをしていたんだな……社会の風潮がそうだった。会社は家だった。

 

 もう、そうではないのでしょうか。

 会社の人と飲みに行くこともない……上司と酒を酌み交わすこともない……そんな声が聞こえてきそうです。

 

       ……      ……

 

 このサイトでは、幹事さんのやるべきことが書かれています。

忘年会・新年会のやり方、幹事になってしまった方へ! - ニコニコBAR -

 

 さすが商売人のサイトです。「こう運営するべき」というのがよくわかります。

 みんな、気を使うんですね、とくに幹事とかになってしまうと……

 

 でも、でも、会社勤めとかはそういうものでしょう。

 どこに行っても、誰かの下で働いている以上、本質は自己主張を控える奴隷労働なのです。

 でも、そうとしても、人は環境とか世間に自分を融和させているだけで、主体性まで失うわけではないですから。本音では、労働力を売っているので、人としては対等なのです。そう思いたいものです。

 

 ぼくは社会の落伍者的ですが、けっこう、世間の同調圧力とか、協調性を大事だと思ったりします。基本、生きるということは妥協の産物ですから……妥協したり、調整したり、譲ったりしないと、ギスギスし過ぎてしまいます。

 

 自分が「自分でありたい」と思うことは大事なことなんですが、そうできないところで生きていることが多い……

 よほど奴隷的に扱われないかぎり、こだわりを捨てたほうが、生き易い。生きるということは……生き易いほうがいいので……

 

 自分を主張できるところは、他できっとあるように思うのです。

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 詩の勉強ですが……

 

 この本を紹介します。 

マー・ガンガー―死ぬのはこわいだろうか

マー・ガンガー―死ぬのはこわいだろうか

 

  この本の詩の書き方が好きなのです。

 たとえば、一番目の詩――「ラナ・マハールの犬」

あの犬は

ただの野良犬ではなかった

あの一瞬

あの数分のあいだだけかもしれないけれど

たっぷりとしたサリーの裳裾をなびかせて

慈しみをたたえている年配の婦人か

あるいはライオンを思わせる

白い顎鬚をたくわえた師 その人が

一匹の痩せて汚れた犬に

のりうつり きていたのだ

 という一連。

「あの犬は/ただの野良犬ではなかった」という提起から入るやり方。テーマに直結していますし、モチーフを提示しています。それがいい。

 具体的な提起ですよね、これについて描いているんだ、とわかるし、期待感を煽る。

●直截です。

 ぼくも、詩を書くときの参考にしたいと思います。

「サリーの裳裾をなびかせて」の婦人、

「あるいはライオンを思わせる/白い顎鬚をたくわえた師」というイメージを連続しているところは学びたい。無理じゃなく、自然な絵のように描けるイメージです。

 

 で、それは心の「納得」なんです。「痩せて汚れた犬」に「のりうつ」ってきた何か……

 

 二連目は、自分を客観視して描いた、犬との邂逅の場面。

 三連は心の声――モノローグを書いている。

 

 五連はもっと深い「気づき」

わたしの白いショールは泥に汚れ

わたしの記憶は

前世へは辿れない

 

 

 難しくはない普通のイメージで描かれた詩です。

 それがいい。簡単なイメージで描いて、心の記憶もたどっている……そういう詩。読み易く、共感しやすいのです。

 

 現代詩はすごく難解なイメージで描かれた詩が多いと思っています。そういう時に、こういう詩に出会うとほっとします。

 

 明日も、また「マー・ガンガー」の詩を取り上げます。

 

 

………………     ………………     ………………     …………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで、平和でありますように。