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  66歳 日の記し /          ☆。(´・ω・`)/ 。゜★・ ☆彡

社会の底辺で生きて来て55歳で世間と断絶を決心してから独りです。寂しいのでブログを始めました。思うことなどを書きます……仏教を生きる指針にしているのでそれも。リンクを貼らせていただくサイトの方には感謝しています。m(_ _)m

『詩のたのしさ』を読む 7章 技法の工夫───独創性

 おはようございます。

 朝から暑いですね。今日、休日、いかがお過ごしですか。

 

「詩のたのしさ」の7、8、9、10章を読んで行きます。

 

【7章 技法の工夫───独創性】

 ここでは4つのことが書かれています。いずれも詩を書くときに心に留めておいたほうがいいことです。作詩法の入門書に出てくる技法です。ぼくはすぐに忘れてしまうのです………(^^ゞ

 

オノマトペの魅力

 萩原朔太郎の「猫」が引用されています。「おわあ、こんばんは」とか「おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ」とかの猫の声。朔太郎にはそう聞こえていたのでしょう。

「遺伝」では犬の遠吠えを「のをあある とをあある………」と表現している。

 

 草野心平の「夜の海」の、

づづづづ わーる

づづづん づわーる

ぐんうん うわーる

 も、引用されています。

 

 ぼくはここで、山本陽子さんの意味から遠ざかった詩の、オノマトペか、言葉の破片かわからない音楽のような詩を思い出しました。

 1970年8月、『アポリア』8号に掲載された代表作「遙るかする、するするながらⅢ」は、こんなふうに始まります。

純みめ、きゅっく/きゅっく とおとおみ、とお、とおり、………たすっく/すっく/すっく、とお、とおりながら すてっく、てっく、てっく

  山本陽子さんは1984年の8月29日に41歳で亡くなりました。ご冥福をお祈りします。(祈らなくちゃならない)

 

リフレーンの音楽的効果

 引用されているのはアポリネールの「ミラボー橋」です。堀口大學訳です。

日も暮れよ 鐘も鳴れ

月日は流れ わたしは残る

  こういう言葉を読むと、詩はいいものだな、と思えます。癒やされます。

 

 リフレインというと必ず引用されるのが、中原中也の「一つのメルヘン」

さらさらと、さらさらと流れてゐるのでありました………

 

 

押韻法の魅力

 ここでは中村真一郎の「真昼の乙女たち」をサンプルに、詳しく分析されています。

遠い心の洞のなか

扉のひらく時を待ち

乱れて眠る赤はだか

緑の髪の娘たち

「遠い」、「扉」のト音。「乱れて」「緑」のミ音。

「なか」「はだか」のカ音、「待ち」「娘たち」のチ音が、それぞれ押韻を踏んでいます。また、「扉」に続く「時」のト音、3行目の「乱れて」の「み」のM音に対する「眠る」の「む」のM音、「赤」と「はだか」のカ音、4行目では前行のカ音に対する「髪」のカ音、「緑」の「み」のM音に対する「娘」の「む」のM音が、響き合っています。

 

 現代の詩人たちは、頭韻や脚韻を、ほとんど読者にそれと気取られないほど巧みに、いわば狡猾な音の仕掛けとして、詩のなかにまぎれこませる傾向にあります。(P164)

 そして田中冬二の「村」と「大丹波の村」が引用されています。

 

 

 最後に、倒叙が説明されます。

 中野重治の「兵隊について」という詩が引用されています。

「見たか」という言葉で始まるのですが、「………を/………を/………を」という構文が、キビキビしたリズムを作り出しています。

 

 

 以上、基本的な詩の技法、でした。普段は意識しないですが、詩を作るときには注意した方がいいかもしれません。

 

 

   ………………      ………………      ………………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。

 誰もが、穏やかで、平和でありますように。