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  66歳 日の記し /          ☆。(´・ω・`)/ 。゜★・ ☆彡

社会の底辺で生きて来て55歳で世間と断絶を決心してから独りです。寂しいのでブログを始めました。思うことなどを書きます……仏教を生きる指針にしているのでそれも。リンクを貼らせていただくサイトの方には感謝しています。m(_ _)m

「映画の文法」は詩を書くときの役に立つと思う

 おはようございます。

 詩を書くときのヒントを探すという目的で、本を選んだり、考えたりしています。

 以前に、杉山平一さんの「詩はモンタージュである」という詩論を紹介しました。そして、モンタージュ理論と詩の「行」が対応するということがわかりました。

 今日はそれを踏まえた上で、行=ショット=視点、というのを追求したいと思います。

 

映画の文法―日本映画のショット分析

映画の文法―日本映画のショット分析

 

 を、図書館から借りてきたので、読みたいと思います。

 

 もちろん、映画と詩は違うものですが、「視点の移動」ということでは、お互いに学ぶものがあります。

 

P11

「………映像表現におけるワンショットの意味は、文章表現における単語と同じ」

 いまでこそ浸透したこの考えは、モンタージュ理論を確立したロシアの映像開拓者たち(フセヴォロド・プドフキンもモルゲイ・エイゼンシュテイン)によって導入された。とくにプドフキンは「ショット」を「単語」にたとえて映画づくりと文章づくりを対比させた監督として名高い。

 

映画を「ショット」という映像の最小単位に分解したうえで、ショット内の構成やショットとショットのつながりかたを調べる分析方法は「ショット分析」とよばれる。

 このわかりやすい分析本「映画芸術入門」(1979年 D・ボードウェル、C・トンプソン)………は、アメリカの大学で教科書として採用されている。

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 【映画とはなにか────「自惚れ鏡」である】

P13で、佐藤忠男が述べたという言葉。

映画とはなにか。この問に一言で答えるのは不可能であるが、あえて、ある一面で割り切っていうならば、自惚れ鏡、あるいは、ナルシスが自分の顔を写して見た川の水、というふうにいえると思う。(中略)映画のなかでいい格好を見せるヒーローやヒロインはファンの憧れの的であり、ファンはそのスクリーンのなかにみずからとけ込んでいたいと願う。つまりは、ファンは、スクリーンのなかに理想化された自分自身を見て、それに惚れるのである。

 と、いう、映画の定義をした言葉なのですが、これは、詩にも当てはまると思うんです。芸術全般に当てはまります。

 

 詩は、願望や希いが………作者が選んだ具体的なイメージにまつわる様々なことがモチーフとして取り上げられます。

  それは作者が代表して表現、描写したものであり、読者が体験し得てなかったものであり、読者の代わりに感覚したものです。作者は、イメージを提出しますが、読者はそれを受け入れるか、受け入れないかの自由を持っています。ここに「共感」する場があるといえます。

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 【詩のショットとシーン」

 今まで、村野四郎の「新即物主義の実験」として描かれた詩や、杉山平一の映画モンタージュ論を応用した詩などを勉強してきました。

 いずれも1行がワンショットといえる表現から成り立っていました。

 

 すべての詩は、ワンシーンで終わるか、連を繫いでのシーンの連続です。

 動いている描写のシーンであることもあれば、静的なシーンの描写であることもあります。

 

  映画は視覚的で、心理描写は映像や音響でしか行えませんが、詩は言葉で映像を作ることも、心理を描くこともでき自由度が大きいのです。しかし、映画のその不便さが、映像で描く、専門の技法を確立させました。映画の文法を学びたいと思います。

 

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  映画評論家の双葉十三郎はこういっているそうです。P16

………ぼくは映画を観るときにストーリーよりも場面でもって観ている。ストーリーの面白さというのは、映画だけのものではなくて、シナリオを読めばいいし、小説を読んだらいいわけです。映画の本質は、ひとつひとつの場面をどう描くか、場面と場面をどうつないでいくかという、リズムや話術の魅力にある。

  この言葉は、詩を読むときの参考になるかもしれない。

 つまり、ぼくらが詩を読むときも、必ずしも、描かれた内容やテーマの重要性によって選んでいるのではない。それは、「好きだから」そういうテーマしか書かれた詩以外は読まないという読者もいるでしょうが………

 むしろ、リズムや詩句や語り方、描写や表現に魅力を感じて、描かれた世界を受け入れるわけです。

 たぶんテーマとかは、具体的なものの後についてくる。

 

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 と、いう本もあり、どちらを取り上げるか、迷いました。

 ただ技法、テクニックというだけでなく、その意味や展開の仕方を学べるというので「映画の文法」にしました。

 

 すこし中途半端になりましたが、明日から、「映画を作る構成の技法=主にショット分析」についてまとめます。

 

 では、明日。