日の記し   ★ヾ(´・ω・`)ノ.: 。・☆彡 ・☆

社会の底辺で生きて来て67歳になってしまいました。そこから見える風景や、読んだ本の感想や、ネット検索でわかったことなどを書きます。生きることは辛いこともありますが、何をしても生きて行ける。仏教を生きる支えにしているので、そのことも書きたいです。リンクを貼らせていただくサイトの方々に感謝します。

『なぜ仏像はハスの花の上に坐っているのか』  / 「ハマユウ」

 おはようございます。

 台風5号は温暖低気圧に変わって日本海の方に去ったようです。あまり被害が出なくてよかった。北陸、東北は雨が降るようで、まだ十分注意が必要です。

 大阪は涼しい朝になっています。

 最近、飛蚊症がひどくなって、左目がうまく見えなくなってきました。本も読みにくい。お医者さんに行くべきか迷っています。大丈夫だろうけれど。

 

 

 

          *               *

 

 

 

  サブタイトルに「仏教と植物の切っても切れない66の関係」とあります。

 

 目次です。

1章 仏教と縁の深い植物の謎

2章 仏教と植物の意外に美味しい関係

3章 心に染みる仏教と植物の話

4章 仏教が理想とする植物の生き方

 

 

 このブログをどう書くか、悩みました……どうまとめていいかわからなかったからです。

 取り上げられている花のひとつひとつについて薀蓄が語られている。

「ああ、そうだったのか」という思い当たることがきっとあります。

 取り上げられている花は……

 

1章 仏教と縁の深い植物の謎

 ハス マンジュシャゲ シキミ ウドンゲ ヒイラギとナンテン キク ススキ

 ジュズダマ マコモ ムクロジ ナツツバキ タラヨウ ボダイジュ タブノキ

 

2章 仏教と植物の意外に美味しい関係

 インゲンマメとフジマメ ネギ ニンニク ダイズ トウガラシ チャノキ

 キュウリとナス チョウセンアサガオ アマチャ ダイコン ゴマ ミョウガ

 アズキ

 

3章 心に染みる仏教と植物の話 

 ミソハギ レンゲ スギナ ホトケノザ イヌタデ ザゼンソウ キランソウ

 クローバー カタバミ ホテイアオイ ニラ

 

4章

 は仏教が考える植物観。

 西洋では自然は〈支配し、利用するもの〉ですが……日本では〈草木国土悉皆成仏〉です。日本では、人は自然の一部です。

 インドでは始まった仏教は殺生を禁じてはいましたが、肉食は禁じてはいませんでした。それが中国で原理主義的な菜食主義となり、それが日本に伝わってきたのです。明治5年には法律によって肉食妻帯が許可されます。

 時代によって、いろいろ、ということなんでしょう。

 

 

 

           *               * 

 

 

 それぞれの植物、花についての薀蓄が繰り広げられます。納得することが多いです。知識も増えます。

 

 たとえばハス。

 レンコンに穴が空いていることはもちろんですが、茎にも同じように穴が空いているのです。それで、葉にお酒を注いで、「蓮酒」を楽しむことができる。昔の人は風流でした。

 

 マンジュシャゲが墓地に植えられたのは、仏花であること以外に、墓地が洪水で流されないような高台に作られていたから。マンジュシャゲの球根は毒を持っていますが、水に晒すと食べることが出来ます。それで飢饉や天災などに備えて、墓地に植えられたそうです。

 

 著者は『植物の不思議な生き方』も書いている植物学者です。その薀蓄から、いろんなことを知ることが出来ます。 

 

 窓などに用いるガラスはケイ酸を原料としていますが、ススキをはじめとしたイネ科の植物は、草食動物から身を守るために、土の中から吸収したケイ酸を体内に蓄積して、ガラス質を作り出しているのです。

 ケイ酸を蓄えたススキは、茎や葉が固く丈夫です。ススキの茎はコンクリートと同じくらいの耐久力があるとされています。

 昔は、この丈夫なススキの茎をたばねて屋根を作りました。これが「かや葺き屋根」です。ススキが用意できない家では仕方なく稲わらを使って「わら葺き屋根」にしました。ススキはイネよりずっと高級な植物だったのです。(P51)

 

 

poohchan-cute.net

 お正月の羽つきの黒い実です。

 ムクロジは英語では、「ソープナッツ」と呼ばれます。つまり「石鹸の実」という意味です。ムクロジの実はサポニンを含みます。

 サポニンには界面活性作用があり、水と混ぜると石鹸のように泡が立つため、ムクロジの実を水に浸しておくと洗剤液ができます。そのため、日本では奈良時代から石鹸として用いられてきました。貴金属を洗うとピカピカにする効果もあります。

 この汚れを落とす力から魔よけの木と信じられ、「子の患いが無い」という意味が名づけられたのです。(P63)

 

 

 植物に興味を持っている人は多いようで、ネットサーフィンすると、いろんなサイトが出てきます。

 それらのサイトを見ていると、「やっぱり人間も自然の一部なんだなあ」という思いを深くします。

 

 楽しい本でした。

 植物について、いろんなことを知ることができます。

「植物学者はいいなあ」と思いました。同じ専門家でも、物を相手にこつこつと研究するのは誰の批判も受けないから……素敵です。 

 

 

 

 

 

  ……     ……     ……     ……     ……    

 

 

 

   ハマユウ

 

崖から

浜に

下りる道に

ハマユウ

咲いて

花が

揺れて

甘い匂いが

夢のように

漂う

やがて

日没が

やって来る

一日を

生き延びた

疲れや

哀しみが

消えて

海の向こうに

黄色い

光が射して

雲は

見る間に

真っ赤に

染まり

すべてが

許される時が

やって来る

 

 

 

 

 

 

………………     ………………     ………………     …………

 

 読んでいただいて、ありがとうございました。m(_ _)m

 誰もが穏やかで、幸せでありますように。